[dairy] ゲンロン利賀セミナー2016(2)

ゲンロン利賀セミナー2016(1)

ゲンロン利賀セミナーの2日目は、劇団SCOTの制作を担当する重政良恵さんの案内で、芸術公園内を散策しました。写真をアップします。

利賀村は、世界遺産に登録されている白川郷・五箇山の合掌造り集落(富山県・岐阜県)のうち、五箇山(ごかやま)の地域である富山県南砺市に含まれ、芸術公園にも合掌造りの建物が点在する。芸術公演には7つの劇場があるが、そのうちの「利賀山房」「新利賀山房」は、合掌造りの建物を改築して、内部を劇場化している。

利賀村 合掌造り
利賀村 合掌造りの建物

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[Zuka] 七海ひろき主演『燃ゆる風 』ヒロイン決定

七海ひろき単独主演作品の相手役(ヒロイン)が発表されました。2016.09.26

(「その他の配役は、決定次第ご案内」です)。

主な配役
竹中半兵衛 七海 ひろき
いね 真彩 希帆

真彩 希帆ちゃんは歌唱力もあり、98期 娘役ホープですね。9月19日に希帆ちゃんのお茶飲み会に行ったところだったのもあり、ますます楽しみになりました。

『軍師・竹中半兵衛』(新装版 角川文庫  笹沢 左保)(上amazon)(下amazon)を読みましたが、作中での正妻のウェイトは低く(名前も違う)、史実を基にした鈴木圭先生のオリジナルになるのかなと推測。黒田官兵衛は、天寿 光希さんだと良いな。天寿さんで好きだったのは、『眠らない男・ナポレオン』のナポレオンII世と『かもめ』のトリゴーリン。ふり幅の広い人だから、期待しております。音波 みのりちゃんは、お市の方様とか似合いそう。

相手役が歌がうまいと、カイちゃんを引っ張ってくれるのでとても良いです。『桜華に舞え!』での希帆ちゃんが歌う愛奈姫のカデンツァ(斉藤先生いわく)は聞いていてとても心地よかった。希帆ちゃんが、今まで歌った中で最も難しい楽曲だそうですが、会津陥落の場面を見事に名場面にグレードアップさせていました。

ラブドリでも、夢妃杏瑠ちゃんや天彩 峰里ちゃんのサポートがあって心強かった。お芝居は、カイちゃんが引っ張るという形で、プラスの相乗効果が生まれる事を祈っています。

私は、カイちゃんには幅の広い懐の深い役者になって欲しいと願っているので、ここ1年半くらいの、ホレス(TOP HAT)→カール・ハンラティ(キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン)→ベニー(ガイズ&ドールズ)→こうもり(ブリント弁護士)→川路利良(桜華に舞え!)は良い流れだなぁと思うのです(ショーや巴里祭は別扱い)。この後に、竹中半兵衛→ロベスピエールと来るのが楽しみでならない(気が早い)。

そしてホレスから実に2年ぶりに相手役ができる!めでたい!

早く先行画像が出ないかな。

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作・演出/鈴木 圭
公演期間:2017年1月12日(木) – 1月23日(月)
座席料金:全席5,300円

星組公演 『燃ゆる風 -軍師・竹中半兵衛-』>キャスト

星組 万里 柚美 七海 ひろき 天寿 光希 音波 みのり 大輝 真琴
輝咲 玲央 紫月 音寧 空乃 みゆ 麻央 侑希 音咲 いつき
紫藤 りゅう 朝水 りょう 桃堂 純 澪乃 桜季 真彩 希帆
天華 えま 蒼舞 咲歩 七星 美妃 隼 玲央 天彩 峰里
希沙 薫 二條 華 きらり 杏 煌 えりせ 颯香 凜
天翔 さくら 都 優奈 鳳真 斗愛
専科 悠真 倫

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バウ・戦国ロマン『燃ゆる風 -軍師・竹中半兵衛-』
作・演出/鈴木 圭

群雄割拠して天下をうかがう戦国の世に、類い稀な知略を持つ軍師としてその名を轟かせた竹中重治(通称・半兵衛)。敵対する織田信長にその才を見込まれた半兵衛は、信長の命で勧誘に訪れた木下藤吉郎秀吉(後の豊臣秀吉)こそ天下人になる器と見抜き、その家臣となって数々の戦で秀吉を勝利に導いていく。寡黙で忠誠心にあつく、武功をあげても出世を望まぬ無欲恬淡な人物像に迫ると共に、幼き頃より彼に寄り添い支え続けた正室いね(得月院)との夫婦愛や、共に秀吉を支えた軍師・黒田官兵衛との絆を交えて描き出すオリジナル・戦国ミュージカル。

[Zuka] 2016年花組バウ『アイラブアインシュタイン』★ネタバレ★

あきらさん、初主演おめでとうございます!

花組のアニキ・瀬戸かずやのバウ初主演作品『アイラブアインシュタイン』は、谷貴矢氏のバウホール・デビュー作品でもありました。谷貴矢先生、おめでとうございます。

SFで題材はアンドロイドですが、時代背景は「20世紀中盤」。パラレルワールドものだったのか。アンドロイドネタのギミックをてんこ盛りにし、ミステリー仕立てにした意欲作なんですが、英真なおき+瀬戸かずや+花組子の熱演が勝利を収めていた割りに、作品は物語の主軸となる設定に矛盾が多すぎて、いちいち突っ込みながら見ざるを得ないという、久しぶりの私的注目作品となりました。1回しか観ることが出来なかったのが残念です。

演出や音楽、衣装、舞台セットなどはとてもしっくり来ていただけに、どこが引っかかったのか、あれこれ考えている。何が描きたいのかすら、いまいち判らなかったんですが、谷氏はパンフレットの挨拶で「トマス・ハーベイ博士」を挙げていて、そこ?と思ったのですが、そこ?それで「アインシュタイン」か!→数奇な運命をたどった9人の著名人の遺体の一部 – エキサイトニュース /(全文)数奇な運命をたどった9人の著名人の遺体の一部 : カラパイア

うーん。変。

これもネタ元っぽい。→ロボットに感情は必要なのか? アンドロイド研究の第一人者に聞いた|ギズモード・ジャパン

ちなみに盛大にネタバレします。

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[dairy] ゲンロン利賀セミナー2016(1)

株式会社ゲンロンのスクールの一環として開催された利賀セミナー2泊3日に参加してきました。ゲンロン会員で、講師陣が豪華だったのと、ゲンロン代表で、思想家・作家の東浩紀氏@hazuma)はTwitterでたまにメンションをやりとりしていたので、これを機にと申し込んでみた。メモ的にブログに残しておきます。

セミナーテーマは、「幽霊的身体を表現する」。開催趣旨をプログラムから引用。

■■ 「幽霊身体表現する」開催にあたって
東浩紀@hazuma( https://twitter.com/hazuma ■■
■ セミナー開催にあたって(プログラムより)

  • 幽霊(revenant)は、ぼくが学生のころに研究した、フランスの思想家ジャック・デリダの主要な概念――というより隠喩――のひとつです。デリダの哲学では、幽霊は「現前と非現前のあいだにあるもの」および「回帰 revenir するもの」という含みをもっています。
  • 現実には存在しないはずなのだけれども、頭から離れず執拗に回帰し、結果として現にも影響を与えてしまう非実在の存在、それが幽霊」です。
  • ぼくはこのセミナーで、そんな概念を、演劇が、というよりも広く身体表現が、いかに現代社会の諸相を捉えるかという問いへと接続したいと考えました。

セミナーは富山県南砺市(なんとし)利賀村(とがむら)にある富山県利賀芸術公園を活動拠点とし、世界的に著名な劇団SCOTの全面協力のもと、芸術公園内の利賀創造交流館に泊り込み。

利賀セミナーフライヤー
利賀セミナーフライヤー

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[stage] OSK SHOW『CRYSTAL PASSION 2016 ~情熱の結晶~』

(株)OSK日本歌劇団「クリスタル・パッション~情熱の結晶~」を観劇。大阪公演(於)近鉄アート館8月27日(土)~9月4日(日)、東京公演(於)三越劇場9月9日(金)~9月11日(日)だったので、もう終演してしまいましたが、感想だけあげておきます。

観劇日(8/31)は宝塚大劇場が休演日だったので、星組子と雪組子を数人みかけました。

クリスタル・パッション~情熱の結晶~」のキャッチ・コピーは、

踊って、歌って、

踊って、踊る!

日本を夢中にさせるため、さあ踊ろう!!

It’s SHOW&SHOW Time

というもので、その通りに第一部・第二部ぶっ続けで歌って、踊りまくりでした。OSKのショー・レベル、ダンス技術はすばらしい。

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[Stage][Zuka] 慰霊のラ・バヤデール・鎮魂のエリザベート(2)

宙組『エリザベート-愛と死の輪舞(ロンド)-』東京劇場公演初日おめでとうございます。20周年エリザベートを宙組一丸となって深化させて行ってくれる事を願っています。まだ暑さが残りますが、千秋楽の上演回数1000回を目指してがんばってください。

[Zuka] 2016年宙組『エリザベート-愛と死の輪舞-』
[Stage][Zuka] 慰霊のラ・バヤデール・鎮魂のエリザベート(1)

宙組のエリザベート(実咲 凜音)は、努力と愛の女性であった。

実咲凜音 エリザベート役は「神様のプレゼント」 (日刊スポーツ 2016年9月1日)

シシィ(エリザベート)は、16歳でオーストリー皇帝フランツ・ヨーゼフ(真風 涼帆)と結婚し、オーストリア皇后となる。未来の皇后として母ルドヴィカ(美風 舞良)の期待を一身に受けていたのは姉のヘレネ(桜音 れい)であり、次女であったシシィ(エリザベート)は、父マックス(悠真 倫)の旅行や狩りにでかけ人生を謳歌する姿に憧れ、勉強嫌いで乗馬や外遊びを愛好する少女だった。

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[Zuka] 2017年星組『THE SCARLET PIMPERNEL』配役

追いつかない。

先週から星組情報と月組情報が立て続けに出て、追いつかない。

そして宙組『エリザベート』東京公演初日おめでとうございます。追いついてない。

気になっているのが、2017年3月10日(金)から宝塚大劇場で開幕する紅さんとあーちゃん(綺咲 愛里)のお披露目公演『THE SCARLET PIMPERNEL(スカーレット ピンパーネル)』の主な配役。

パーシーとマルグリットまでは当然ですが、その後のキャストに専科が入る入らないという情報があり、どうなるかなと思っていたら、マルグリットの弟のアルマンがいない・・・。ということは意図的にロベスピエールにカイちゃん(七海ひろき)を当てたんだろうな、小池先生。

パーシー・ブレイクニー 紅 ゆずる
マルグリット・サン・ジュスト 綺咲 愛里
ショーヴラン 礼 真琴
ロベスピエール 七海 ひろき

9月3日(土)に宝塚ホテルで開催された七海茶でカイちゃんは、「竹中半兵衛は36歳で亡くなって、ロベスピエールも36歳で亡くなったんです。あたしは今、さんじゅう、あっ《すみれコードで言わず》なので」とよくわからないコメントをして(注:きっとかくじつに、36歳ではありません)、がんばる宣言をしていました。

ロベスピエールは、どの作品でも解釈に手間がかかるキャラクターですが、私はこういう複雑な背景を持ったキャラクターが大好きなので、カイちゃんがロベスピエールというのは、かなりのトキメキを持って待機しようと思っています(その前にバウ主演ががっ)。

ロベスピエールは、フランス革命後に恐怖政治を主導した人で、『THE SCARLET PIMPERNEL』や『愛と革命の詩』では黒い役(悪役)ですが、元々は苦労して弁護士になり啓蒙思想に傾倒し、貧しい人達の弁護についた現代で言う「人権派弁護士」だったわけです。「人権」という概念自体が、フランス革命後のフランス人権宣言(1789年)で形を見たので、激動の時代を主役として生きた人です。

市民が反乱を起こして王族・貴族を脅かすなどという歴史上類をみない革命が成功しちゃって、世界中の国を敵に回し、国内を平定するためには、恐怖と暴力で支配するしかなかったのかもしれないと思ったりもします。そこには狂気も混じるだろうし、力不足もあったから、1年で自身も粛正されてしまったわけですが、役としてやる場合には奥が深いと思うのです。桜華で川路さんを演じている経験が生きるんじゃないかな。頑張って欲しいです(その前にバウ主演ががっ)。