[stage] KERA・MAP #008『修道女たち』

KERA・MAP #008
「修道女たち」
作・演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ

2018年11月23日(金)17:30公演
兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール

修道女たち@兵芸

先日、脚本家・演出家としての功績を認められ紫綬褒章を受章されたケラリーノ・サンドロヴィッチ氏の作品。

「シュールレアリズムやマジックリアリズム、或いは不条理劇」とフライヤーに記載があり、それだけの知識での観劇。どんな作品も観る側にも個人差があるので感想は人それぞれあるだろうが、不条理への反応というのは、より一層ばらつく気がするので、個人的な感想です念為。

『修道女たち』は、宗教画をカリカチュアライズしたような小さな世界。厳かでありながらも、奇異であり、可怪しくもあり、真摯でもあり、日常的でありながら非日常。不可思議な味わいのストレートプレイでした。★ネタバレあり★

“[stage] KERA・MAP #008『修道女たち』” の続きを読む

[stage] りゅーとぴあプロデュース『人形の家』

演目『人形の家』は古典ということは知っていましたが、「りゅーとぴあプロデュース」と「大空ゆうひ」に惹かれて観に行った全くの初見です。りゅーとぴあプロデュース公演、去年は『エレクトラ』だったから趣が異なりました。

[stage] りゅーとぴあプロデュース『エレクトラ』 (2107/05/03)

【作・演出作】ヘンリック・イプセン
【訳】楠山正雄訳『人形の家』より
【上演台本】笹部博司(りゅーとぴあ演劇部門芸術監督)
【演出】一色隆司
【場所】兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホール
【期間】2018年05月23日18時30分、2018年05月24日13時
【主催】公益財団法人 新潟市芸術文化振興財団

観劇は5月23日(水)の18時30分公演でした。新潟市民芸術文化会館で1回公演→東京芸術劇場シアターウエスト10回公演→兵芸2回公演で、兵庫に来てくれるのでうれしいです。兵芸とりゅーとぴあに繋がりがあるんでしょうね。

青空文庫でも(『人形の家』島村抱月譯(HTML版)が読めます。

“[stage] りゅーとぴあプロデュース『人形の家』” の続きを読む

[stage] NAPPOS PRODUCE『グッド・バイ』

6月21日~7月1日までポケットスクエア  ザ・ポケット(東京・中野)で上演されているNAPPOS PRODUCE『グッド・バイ』の23日(土)18時公演を観劇してきました。チケットは普通にぴあで買ったよ。観に行けたのは、3つくらいの予定と抱き合わせにできたからでラッキーでした。遠征は減らしたい気持ちとこれは観たい気持ちの相克💦

演劇集団『悪い芝居』の山崎彬さんが脚本・演出、池下重大さんと大空ゆうひさんがダブル主演。お目当ては当然、ゆうひさん。現役中の舞台は生では観ておらず、映像で見てからの追っかけです。最近は現役の七海ひろき優先になっておりますが、退団後の表現者・大空ゆうひの舞台は可能な限り、観たいものの一つです。

“[stage] NAPPOS PRODUCE『グッド・バイ』” の続きを読む

[stage] 『ウーマン・オブ・ザ・イヤー』(1)

前雪組トップスター早霧せいな主演の『ウーマン・オブ・ザ・イヤー』。大阪公演初日とe+貸切公演(5/23)観劇しました。社会性のある、ユーモアに富んだアメリカンな大人のコメディで、思いっきり楽しめました。

早霧さま、卒業後主演第1作目おめでとうございます!!←女優デビューおめでとうと書こうとしたのだけれど、御本人は「女優」は違和感があって「表現者」と名乗りたいらしい。でもタカラジェンヌだったときも表現者だったし、役者だったから、今回は、「女一匹」復活って感じでしょうか。※男一匹は辞書に載っているのに、「女一匹」という言葉は載ってないw

“[stage] 『ウーマン・オブ・ザ・イヤー』(1)” の続きを読む

[stage]『ラ・カージュ・オ・フォール 籠の中の道化たち』

ミュージカル『ラ・カージュ・オ・フォール 籠の中の道化たち』の千秋楽(4/22)@梅芸が、楽しかったので、感想です。(公演サイト:梅芸)(日生劇場)

メモ程度と思ったら、長くなったので分割しました。

『ラ・カージュ・オ・フォール』2018

今回は鹿賀×市村コンビ誕生10周年!を掲げた11回目の再演だそうですが、友人が熱心にお薦めしてくれて初めて観劇することができました。宝塚歌劇以外の観劇が、なかなか感想までに至らないのは、勝手にアウェイ感を持っているからだろうな。なるべく書くように努めたいとがむばる。

“[stage]『ラ・カージュ・オ・フォール 籠の中の道化たち』” の続きを読む

[stage] 第43回菊田一夫演劇賞

第43回菊田一夫演劇賞の演劇賞を原田諒氏が受賞したそうです。

  • 演劇賞
    「ベルリン、わが愛」「ドクトル・ジバゴ」の脚本・演出の成果に対して』

SNSヅカ方面が騒然としていましたが、なにはともあれ、

原田先生、おめでとうございます。スタッフの皆様、おめでとうございます!

轟理事、凪七瑠海様、星組の皆様、おめでとうございます!!!!

星組本「ザ・タカラヅカⅦ星組特集」で紅さんが「特にお芝居(ベルリン、わが愛)は演出家の先生といろいろ話し合って創りましたし、主演としてはすごく責任感が芽生えました」と話していて、その甲斐があったというものでしょう。

「ベルリン」に関しては、細かいツッコミどころ(引っかかる箇所)はともかく、人種差別や表現の自由の干渉(思想統制)と弾圧(焚書と発禁)に宝塚歌劇で切り込んでいくというのはチャレンジだと思います。ナチズムへの抵抗を映画を創る若者たちの成長と恋に絡め、宝塚歌劇的物語に仕上げて大劇場で上演したというのはエポックメイキングなトピックスだったのかなと思ったりしました(こういうテーマが、物語の不整合云々より、イデオロギー的に響く人たちもいるし←一言多いw)。

私的には「ベルリン」より、「ジバゴ」の2幕後半のストーリーがね、思うところ(💢)あるんですが、舞台美術や音楽、轟理事と星組子の熱演が素晴らしかったので報われて良かったなと思います。

原田先生の脚本・演出ですから、そのお名前で演目への栄誉も不名誉も受けるわけですが、舞台は総合芸術で一人では創れない。そこは先生がよく判っておられると思います。花組『MESSIAH(メサイア) −異聞・天草四郎−』も頑張っていただきたいです。ショーも待望。

私も大劇場から東宝千秋楽まで追っかけて、3月になってもなぜまだ「ベルリン」なのか(自分で書くって言ったんですよはい)、と思いつつ原稿を書いたのが報われました。うんうんおめでたい。

“[stage] 第43回菊田一夫演劇賞” の続きを読む