[stage] 朝夏まなと『MANA-ism』(2)終

[stage] 朝夏まなと『MANA-ism』

『MANA-ism』大千秋楽おめでとうございます。まぁ様がカーテンコールで号泣したという噂も入ってきましたが、まぁ様が幸せなら、みんな幸せです。また舞台に立ってくれて、ありがとう、まぁ様。

大阪公演は21日(土)マチソワのみの観劇でしたが、楽しかった!! 男役でも性転換中でも、まぁ様はまぁ様でした。その、真っ直ぐさのまま歩んでいって欲しいです。

宝塚歌劇団 宙組生一同より

20日(金)のソワレには宙組生が大挙して観劇だったようですが、劇場が熱かったろうなぁ。宙組公演中で忙しいであろう真風さんや宙組のみんなが行けるのか気になっていたので良かった。

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[Zuka] 宙組『天は赤い河のほとり』(1)

ポーの一族の続きを書いていないのですが、大劇場千秋楽も近いので、宙組『天は赤い河のほとり』を先に書いておきます。

原作の篠原千絵氏の『天は赤い河のほとり』(小学館)は、『少女コミック』に1995年から2002年まで連載された、単行本全28巻の長編漫画。七海ひろき氏の愛読書なのは知っていたのですが、読んだのは宙組上演が決まってからです。ちなみに現在の宙組で熱烈な愛読者という地位を築いているのは、お稽古時に指南役となっていたらしい愛月ひかる氏と凛城きら氏なのかな。

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[stage] 朝夏まなと『MANA-ism』

昨年11月に退団して、東宝芸能に所属した宙組7代目トップスター朝夏まなと(公式)(ファンクラブ)のFirst concert『MANA-ism』に14日(土)、遠征してきました。楽しかった。

昨年のちぎたさん(早霧せいな)の『SECRET SPLENDOUR』にも行ったのですが、同じ荻田浩一氏の演出でも、御本人達の芸歴や希望、今後の方向性などに合わせてあるので、それぞれ異なるイメージの構成・演出でしたが、共通するのがシンプルでスタイリッシュな大人のセンスでした。宝塚歌劇現役時代のショーはスカステでしか観ていないのですが、大劇場待望論があるのも判る~。荻田氏や児玉明子氏みたいに外部で男役娘役の特色をご存じの演出家が活躍されているのは退団後のタカラジェンヌには心強いだろうなとも思いましたが、外部演出家の大劇場特出ってないんですかね。

ちぎたさんのSSパンフはパンフらしい作りでセットリストも載っているんですが、MANA-ismのパンフはNOWまぁ様写真集のようで、袋とじまであるよ。まだ切ってないけれど覗いた!!これは買うべき(2800円)。☆ヒューヒュー♪ヾ(^ε^ゝ)“☆

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[Zuka] 今月のお言葉~七海ひろき

「歌劇」誌創刊100周年にちなんで、スターが”100”にまつわる様々な質問に答えます!About”100″ という企画が4月号から始まりました。4月号はかいちゃん(七海ひろき)となぎしょ(彩凪翔)が、OFFとONの二つに絡んで答えています。かいちゃんのお答えで私が好きだなと思ったのを今月のお言葉として置いておきます。全貌はぜひ歌劇誌をお買い求めください。

Q.100年先も変わらない譲れない信念

「(略)すべての方に好きになっていただくのは無理なので、100人いたら80人の方に楽しんでもらえるような、あとの20人の方にも ”好きじゃない” でもいいので、何かを残せるような芝居をし続けていきたい」

(About”100″ / 七海ひろき / 歌劇2018年4月号 )

89期、みんなそうですが、4月1日付けで研究科16年です。私はかいちゃんのお芝居が好きで(もちろんビジュアルも好きです)、創り上げる人物像が好きなので舞台に立ち続けて欲しいと思っているのですが、上のようなスタンスだったのね、とキュンとしました(こんなところでときめく)。

細やかなお芝居の割に、About”100″ の答え方は「心」一つに、心のこもった舞台、感謝の気持ち、自分のスタイルを貫く心の強さ等々を全部放り込んでいるシンプルなお答え。アバウトと言えばアバウト、包容力といえば包容力。25ansインタビューでも「メンタルが全て。心が全て見えるのが舞台だから…」とコメントしていて、本音なんだろうなぁと思いますが、底知れぬ中身よ(笑)。

男役を極めたいと言っていたら、ショーで女泥棒が来ちゃったみたいですが、それこそ男役だからこそできる女役をカッコよく決めてください♡

[Zuka] 雪組バウ『義経妖狐夢幻桜』(2)終

[Zuka] 雪組バウ『義経妖狐夢幻桜』(1)

夢か現(うつつ)か幻か、という義経妖狐夢幻桜。千秋楽映像を見て記憶が繋がってきた。

  • 桜吹雪の下に立つヨシツネ装束のあーさ(朝美絢)。
  • 白い地に赤いラインが入った着物にキツネのツネ扮装のりさちゃん(星南のぞみ)。
  • ヨリトモ装束(黒地に金や赤で龍が刺繍された長いマント)の髭のひとこさん(永久輝せあ)。

それに雪組の芸達者二人、ベンケイ役のまなはる(真那春人)とエイサイ役のあすくん(久城あす)。雪組の歌姫、トキワ役のヒメ(舞咲りん)。強力助っ人の専科じゅんこさん(英真なおき)と組長のみとさん(梨花ますみ)が率いる雪組子。みんな毎回アドリブを変えたり、芝居を変えたりして工夫を凝らしていたそうで、良いカンパニーで良い公演でした。あーさ、おめでとう(2度目)。

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[Zuka] 雪組バウ『義経妖狐夢幻桜』(1)

夢と現(うつつ)の間(あわい)の物語か、と思って観ていたら、どんでん返しが仕掛けてあり、最後には夢とうつつが違う道に別れたような、いや志は同じでも望みが違うと別れざるを得ないのか。キツネに化かされたような終演後の心持ちでした。

あーさ(朝美絢)、バウ単独主演、おめでとう。雪組の皆様、スタッフの皆様、千秋楽おめでとうございます。

小劇場向けで宛書きの演目でした。谷貴矢先生のバウ2作目ですが、バウだからこういうキツネが化かす芸風で挑戦してみたのか、大劇場向けの一般化した作品はそれはそれで作るのか、と興味が湧きました。前作『アイラブアインシュタイン』(感想)より、すっきりまとまっていました。アングラ演劇っぽいけれどね!それが計算の上なのかどうなのか、次回作が楽しみです。

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[Zuka] 花組『ポーの一族』(2)宝塚化とは

いったろう、不死身だって。年もとらない。病気も大ケガもしない。わたしたちが生きていくためには、すこしばかりの…

人間の血(エナジイ)がいるだけだよ。
老ハンナ / メリーベルと銀のばら / ポーの一族(小学館)萩尾望都

「永遠のこども」というアイディアを書くために萩尾望都氏が選んだのが、吸血鬼という存在である。バンパネラはマンイーター、人間のエナジィと赤いバラを食用にする。エナジイは、「血」であり「生気」である。

花組版では、バンパネラになったばかりのエドガー(明日海りお)は、コベントガーデンで花売り娘のディリー(音くり寿)のエナジイを吸う。音くりちゃんのディリー(ソロがあって印象的だった)のその後は判らないが、原作でエドガーに最初にエナジイを吸われた少女ディリーは死んでしまう。

騒ぎになり、エドガー達は町を出る。人間からバンパネラに変化すると意識も変わるらしい。

人ひとり殺しても後悔もないなんて。
まるで、この手と同じように冷たい。
エドガー(前掲書)

ポーツネル男爵は、エドガーを叱り飛ばして、言う。

みのった麦を刈って、人間が生命をつなぐなら、われわれは人間を刈って、生命をつないでいる。ただ、われわれの麦は知恵を持っている。あなどるとこちらがやられる。
ポーツネル男爵(前掲書)

吸血鬼のイメージを一変させた幽玄で繊細、美しく残酷な世界『ポーの一族』。

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