[diary] COVID-19パンデミック雑記(62)減少の要因あれこれ

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宮本 啓子(@mymkeiko)がシェアした投稿

9月21日は中秋の名月。満月と同日だったのは8年ぶりだそうです。

黒雲が覆ってて見えないかなと思いましたが、1時間おきに夜空を見上げて、雲の切れ間からお月見できました。

夕飯用に月見バーガー、デザートにお月見団子!


ケタ違いの山でした

9月21日の新規(陽性)報告数における7日移動平均は3,932.73人。

オリンピック開催前、新規陽性報告数が増加し始めた7月21日頃の7日移動平均(3,555.32人)に戻ってきました!

8月21日の7日移動平均は、22,809.8人
8月28日の7日移動平均は、23,034.4人

ケタ違いだったね。

リバウンドの懸念はありますが、大きな山を越えました。
しかし、冬にむかって気を引き締めましょう!


減少の要因あれこれ

なぜ減ったのか。

京都大学大学院教授の西浦博氏らは、感染減少には「ワクチンと移動率」が関係すると発表。 実効再生産数の増加と最も関係しているのが、「retail and recreation」の移動で、「retail and recreation」に該当するのが、レストラン、カフェ、ショッピングセンター、テーマパークなど。

“東京でなぜ感染減少?「ワクチンと移動率」が関係” 西浦京大教授、行楽関係の移動減で実効再生産数は減少 会員制サイト医療維新 | 2021年9月16日 (木配信橋本佳子(m3.com編集長)

まぁ、そうでしょう。娯楽関連施設でもレストラン、カフェ、ショッピングセンター、テーマパークなど、飲み食いところはマスクを外すので、感染防御は弱くなりますね。ただCOVID -19は感染者数も重症化リスクも性差がある。男性のほうが感染者数は多く、重症化リスクは高い。肥満度も関係あります。レストランやカフェ、そういう所は女性のほうが多いんじゃないだろかと思うんです。居酒屋や接待を伴うお店などはどういう分類なんでしょうか。ふと疑問。

新型コロナ・ウイルス感染拡大防止のため、ご飲食のとき以外はマスクの着用にご協力をお願いいたします。

8月の感染拡大以降、いくつもの音楽フェスや三重国体、イベントの中止の報がありました。パラリンピックの学校連携観戦も大幅縮小しました。音楽フェス中止の報はまだ続いています。ガイドラインやルールを守り、感染対策の忠実な実行を心がけた開催を!

8月11日に水際対策も強化されてパラリンピック関係以外は鎖国みたいな形になっていましたので、輸入例も減少しているはずです。

そのほか、西村経済再生担当大臣が、『8月は、93.4%「飲み会に行ってない」マスク着用率も9割超』という調査結果を発表。

みんな、えらーい!!やれば出来る。

しんどいのは居酒屋や接待を伴う店などの酒類提供店ですが、ワクチン接種率の上昇と共に緩和の方向に進んでいくでしょう。来年かな。それでも酒類提供店や深夜営業のお店は終電と共に閉店くらいが望ましいと思います。

マスク着用率と飲み会自粛

(上)10万人あたりの新規報告数
(下)10万人あたりの死者

(上)10万人あたりの新規報告数、(下)10万人あたりの死者

死者の数は今年の2月頃や5月頃より減少していますが、医療ひっ迫で入院できない自宅療養者が激増した結果、自宅療養中に医療にかかれずに亡くなった方が増えています。

日本の保健・医療制度において、病気だと判明しているのに医療にかかれず自宅で亡くなるというのは異例で、非常事態です。保健所も医療機関もひっ迫しており、フル回転でも患者の増加に追いつかない。

8月の東京は災害レベルのパンデミック被災地でした。亡くなられた方々のご冥福をお祈りします。

重症化予防に効果があるとされる「抗体カクテル療法」については、自宅療養者への往診でも使用を認められ、適用範囲が広がりました。医療体制や治療の進化著しいですが、医療機関の疲労度も強い。

感染対策は必死で!!続けましょう。

そしてワクチン接種を!!10月には終了する接種会場が出てきます。機会を逃さずに出来れば今月中にワクチン1回目を接種するのがオススメです。

体調に異変を感じたら休む。療養中の方は、ゆっくり療養する。それが自分や家族、身の回りの人たちを守ることに繋がります。

この夏の「第5波」で都内では病床が 逼迫ひっぱく し、自宅療養者はピーク時(8月21日)で2万6409人に。8月以降の自宅療養中の死者は44人(救急搬送後に亡くなった人を含む)となった。(略)

東京都医師会の猪口正孝・副会長は「第5波は急激に感染が拡大したため、自宅療養者の健康観察を行う保健所が対応しきれず、目配りできない状態に陥っていた可能性がある」とみる。

<「第5波」自宅療養死、東京44人で突出…未接種が大半・30~50代多く : 読売新聞オンライン 2021/09/19


保健所の役割を見直す

波のたびに保健所の限界が報道されるのですが、第5波が収まってきている間に、保健所の役割を見直すことも必要でしょう。

保健所もどんどん機能強化されていますが、大阪では千人以上/日の新規感染者が、2週間以上継続的するという想定以上の状況が出現。吉村知事は、「保健所を介さずに早期に治療介入する仕組みをつくっていく」と言われています。その場合は開業医・診療所がキーポイントなのでしょうか。

感染症法により、保健所にはコロナ患者の情報を把握する役割がある。業務内容は健康相談、入院・療養の調整、感染経路や濃厚接触者などを確認する疫学調査、自宅療養者の健康観察など多岐にわたる。

「第5波」で再びパンク状態 大阪市保健所 「入り口」見直す動き:朝日新聞デジタル 2021年9月20日