[Zuka] 月組退団者と愛の巡礼・美弥るりか

『アンナ・カレーニナ』の千秋楽(1/24)で、美弥るりかに二つ名(通り名)がついた!その名も「愛の巡礼」。名付け親は光月るう組長。でも、それ作品違いじゃ‥。”愛の巡礼”は『ベルサイユのばら』。

その「愛の巡礼・美弥るりか」の退団発表が昨日ありました。美弥ちゃんとともに90期のひびきち、くれあさん。それから98期の音風くん。

それに先立つ1月20日『ON THE TOWN(オンザ・タウン)』千秋楽では輝生かなでくんが退団でした。ご卒業おめでとうございます。新人公演では美弥ちゃんの役が多い印象でしたが、同郷(茨城県)なんですね。卒業インタビューでの晴れ晴れとした表情が心に残りました。第二の人生に幸多きこと、お祈り申し上げます。

下記の生徒の退団発表がありましたのでお知らせいたします。
2019/01/29

美弥 るりか
響 れおな
玲実 くれあ
音風 せいや

2019年6月9日(月組 東京宝塚劇場公演千秋楽)付で退団

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[Zuka] 月組『アンナ・カレーニナ』

月組2番手男役と3番手男役と人気娘役の公演がなぜ宝塚バウホール(526席)のみなのか。事情があるんだと思いますが、ライブビューイングが入って安堵しました。私もライブビューイングで見ようとチケットを確保していたのですが、知人から18日14時30分のチケットをお譲り頂き、観劇できました。

レフ・トルストイの長編小説『アンナ・カレーニナ』は不朽の名作と呼ばれるものの一編です。1877年単行本初版で、舞台は1870年代のロシア。出版された当時はずばり同時代を描くものだったけれど、現代では当時のロシアの貴族社会の状況を知ることができる資料として歴史的価値も増している作品。

宝塚版『アンナ・カレーニナ』は、脚本・演出:植田景子氏で3度目の上演。初演は2001年雪組(朝海ひかる主演)。2008年星組バウワークショップで再演され、カレーニン役を紅ゆずると美弥るりかのWキャストで演じている。私はCS放送で、ヴィロンスキー:夢乃聖夏、アンナ: 蒼乃夕妃、カレーニン:紅ゆずる、コスチャ:壱城あずさのAパターンを録画して見ているのですが、カレーニン:美弥るりかのBパターンは見たことがない。ハイビジョン画質で両パターンを放送してほしいな。映画はモノクロのヴィヴィアン・リー主演バージョンを見ました。

植田景子氏の美意識が繊細に行き届いた演出と舞台構成で、テーマはずばり「愛」。キャッチコピーは、「この愛に出会えた…。それが全て」。

植田景子氏はラスパのパンフレットにも書かれていましたが、小劇場で再演を繰り返し、ブラッシュアップしていくというのをやっていきたいんでしょうね。新作主義の宝塚歌劇ですが、『ベルサイユのばら』や『エリザベート』は再演を重ねているし、柴田侑宏氏の作品群は再演の定番ですから、新旧取り混ぜて人気の高い作品・質の高い作品を選択するというのが望まれているのかもしれません

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[Zuka] 月組『エリザベート-愛と死の輪舞-』(1)珠城りょうのトートに寄せて

11月18日に月組東京宝塚劇場公演『エリザベート-愛と死の輪舞-』は千秋楽を迎えました。ちゃぴ(愛希れいか)とすー組長(憧花ゆりの)の卒業を中継でお見送りしました。

遅くなりましたが、憧花ゆりの様、愛希れいか様、ご卒業おめでとうございます。

大人の色香漂うキレキレダンス、響き渡る歌唱、お芝居は落ち着いた大人の女性のすー組長も、さっそうと踊り、明るい笑顔で歌うちゃぴ様も大好きです。幸せと楽しさをありがとう。これからの人生にも幸多きことを、お祈り申し上げます。また劇場で会えることを楽しみにしています!

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本公演では大劇場公演期間中の9月22日から26日まで、フランツ・ヨーゼフ役の月組2番手・美弥るりかが休演しました。

月組公演 『Anna Karenina(アンナ・カレーニナ)』 のポスターでも美弥ちゃんがすっかり痩せちゃって心配なのですが、劇団側のスケジュール管理にも問題があると思います。タカラジェンヌたちは体調管理に気遣い、プライベートを犠牲にして公演に備えています。上級生が休演するというのはよほどのこと。舞台の質を落とすよりはと、休演を選んだ美弥るりかの選択に敬意を払いたいと思います。劇団の管理者は自分たちが代わりに舞台に立てないことを自覚して、彼女たちを守る義務があることを肝に銘じていただきたい。

投稿日: 2018年10月26日 投稿者: 青弓社
第17回 月組、美弥るりか休演に思う
薮下哲司(映画・演劇評論家)

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[Zuka] 月組~誰の為に踊らされているのか?~

月組 次期トップ娘役について

2018/07/26

この度、月組次期トップ娘役に、美園さくらが決定しましたのでお知らせいたします。

なお、新トップ娘役としてのお披露目公演は、2019年1月6日に初日を迎える月組東京国際フォーラム公演『ON THE TOWN(オン・ザ・タウン)』となります。

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[Zuka] 月組『愛聖女-Sainte♡d’Amour-』

キューティーステージ

『愛聖女(サントダムール)-Sainte♡d’Amour-』
作・演出/齋藤 吉正
『愛聖女-Sainte♡d’Amour-』幕

チケット難で、バウホール公演なのにライブ中継が千秋楽の明日(7/7)予定されている、月組トップ娘役・愛希れいかの主演公演。観れることになってめちゃめちゃ楽しみにしていたのでしたが、良い作品でした。ハチャメチャっぷり、とんでもぶりが、まさしくサイトーの犯行でしたが、ちゃぴ様の愛されっぷりも感じて、感謝感激です。

こんなにオンナノコへのエールを感じた作品は珍しいかも。演じるちゃぴ様と月組子は今までにない体験だったかもしれませんが、出演できた娘役は逞しくなったと思うし、男役はみんな騎士道精神を任じられてより頼もしく!

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[Zuka] 月組『BADDY』悪党(ヤツ)は必ず蘇る(終)

終わらせよう。Done is better than perfect. ←Facebookの社是らしい。

というわけで『BADDY(バッディ)-悪党(ヤツ)は月からやって来る-』です。ただいま、月組は『雨に唄えば』『THE LAST PARTY ~S.Fitzgerald’s last day~』『愛聖女-Sainte♡d’Amour-』に分かれてお稽古中ですが、珠城さんとちゃぴ様の月組は確実にpost-BADDYの時代に突入しているんでしょうね。

その前に10回目の上演となる『エリザベート』の月組ポスター。制作発表会(公式)では、小池先生が、「トート(死)は死のエネルギーそのものを表した役」「時には世界を滅ぼすほどの“死”の力」とコメントされたそうですが、私は、このステージナタリーの1枚目の珠城りょうのトートの写真に、”エネルギッシュな死”っぽさを感じて、ぜひ珠城トートには吠えて欲しいと思いました。

ちゃぴ様(愛希れいか)が、「エリザベートの“根本”を表している曲」と選んだのが『パパみたいに』。自由に憧れ、木登り、馬術、サーカスごっこが好きで、パパが大好きな少女が大人になったらどうなるのやら。”エネルギッシュな死”に抗うには強くもあらねばならないと思いますがはてさて。楽しみです。

宝塚月組「エリザベート」に小池修一郎が期待「珠城はエネルギッシュな“死”」 – ステージナタリー

月組エリザベートポスター

鏡の中にいるトート(珠城りょう)と手を合わせているけれど、目線は合っていないエリザベート(愛希れいか)。ポスターを見て、小池先生も『ポーの一族』後だと思いました。一枚の写真に物語がある。

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[Zuka] 月組『カンパニー』(3)終

月組『カンパニー/BADDY 』は5月6日(日)に大千秋楽を迎えました。おめでとうございます。

何を書こうかなぁって思ったんですが、『カンパニー/BADDY 』のことを考えながら、人って(私って)自己承認欲求と自己防衛本能と自尊心と見栄との戦いで毎日を生きているのねと、しみじみしました。ヅカファンは、絶えることなく、自己の価値観を認識する機会(舞台)を供給されるという、ほんと良い環境ですね。しみじみ。

『カンパニー』と『BADDY 』、私にとっては両方ともノイズの多い日常のような、雑然とした、でもとても大切な事を描いている2本立てでした。ノイズだらけだと逆に

見たいものしか見ない

っていう気分になりますよね(私だけかい)。

Le CINQにカンパニーの脚本を入れて欲しかったなぁ。完全に公演写真集と化している。仕方が無いのでブルーレイを流して確認をしたりしているわけです。

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