星組公演『桜華に舞え-SAMURAI The FINAL-』
『桜華』を見ていると、明治維新における薩摩藩士(+描かれていないだけで長州藩士も)の活躍ぶりに、江戸時代から明治にかけておきた日本という国の大転換を見たりします。そりゃ、幕府側だったジェラール山下(望海風斗)さん(るろうに剣心)や会津藩士の八木永輝(礼 真琴)さんが明治維新を否定したがるわけです。勝てば官軍、負ければ賊軍です。
観劇ライフを綴っています
星組公演『桜華に舞え-SAMURAI The FINAL-』
『桜華』を見ていると、明治維新における薩摩藩士(+描かれていないだけで長州藩士も)の活躍ぶりに、江戸時代から明治にかけておきた日本という国の大転換を見たりします。そりゃ、幕府側だったジェラール山下(望海風斗)さん(るろうに剣心)や会津藩士の八木永輝(礼 真琴)さんが明治維新を否定したがるわけです。勝てば官軍、負ければ賊軍です。
月組『NOBUNAGA<信長> -下天の夢-』『Forever LOVE!!』東宝公演、千秋楽おめでとうございます。月組の皆様、スタッフの皆様、おめでとうございました。お疲れ様でした。
龍 真咲様、萌花 ゆりあ様、有瀬 そう様、真愛 涼歌様、翔我 つばき様、夢羽 美友様、ご卒業おめでとうございます。萌花ゆりあ様は御結婚おめでとうございます!!幸せと楽しさをありがとう。これからの人生にも幸多きことを、お祈り申し上げます。
そして、月組トップスター龍真咲も退団。
100周年の3本立て『宝塚をどり』『明日への指針 -センチュリー号の航海日誌-』『TAKARAZUKA 花詩集100!!』は、丁度、前職場を退職して体調を崩していたときで、さんざん通った。『宝塚をどり』が大好きで、獅子舞を踊る龍真咲に、いつの間にこんな見事なトップスターになったのかと思ったのを覚えている。
そして、『PUCK』『風と共に去りぬ』『1789』と来て、龍真咲の力がまさしく冴え渡っていると思ったのは、『DRAGON NIGHT!!』 (
『DRAGON NIGHT!!』は、亀はまぁ良いとして(良いのか)、変というわけではないが、構成や演出にどこかぴりりと神経に障るものがあったのだが、龍真咲はそれをスター力でねじ伏せた。激しく歌い饒舌にしゃべり、奇抜な扮装(亀!)に臆することなく、衆目を自分に集めて、平然とパワフルに、舞台を仕切り通した。
どんな作品であろうと自分がセンターに立つ以上はその作品の価値を守り抜く。
その強い意思は「舞音-MANON-」/「GOLDEN JAZZ」、『VOICE』でも、退団公演『NOBUNAGA』/「Forever LOVE!!」でも変わる事は無かった。
(『VOICE』の客席降りで、ほぼ真正面から視線が来たことがあったが、その強い瞳にはタカラジェンヌの強い意思と誇りが溢れていて、しみじみとスター力を感じたものであった)。
ライブ・ビューイングで見た『NOBUNAGA』は、龍真咲に今まで以上の気迫が漲り、作品全体に今までにない説得力を持たせた。そして月組子もそれに応えた。『NOBUNAGA』という作品には賛否両論があるが、主演一人が全体をひっぱり上げる事によって、ここまで見事に印象が変わるものなのだ、という事を見せつけた。そして、コンビを組んだ愛希れいかを労り、次のトップスター珠城りょうにエールを送り、ライバルであった人に感謝を示し、ファンに無尽蔵の愛をもたらした。
龍真咲というタカラジェンヌの生き様をまざまざと見た。本当に見事な生き様であったよ。
ありがとう、偉大なトップスター龍真咲。ありがとう、月組。
『VOICE』千秋楽で「シルバーブリッジ♪日本語では銀橋♪」と即興曲を歌ってくれたが、昨日の千秋楽では「もうそういう馬鹿なことはしないんです!」と言って、歌ってくれなかったらしい。そうか、卒業しちゃったのね(泣)。
組替えするカチャ(凪七 瑠海)、そして月組子の皆様。どうぞ龍真咲の遺したものをその血潮として、その意思を継いで輝いてください。ひとまずお疲れ様でした。ありがとう!
北翔 海莉・妃海 風の星組トップコンビの退団公演『桜華に舞え』-SAMURAI The FINAL-/『ロマンス!!(Romance)』が26日(金)から始まりました。
初日は、なれない薩摩弁に、場面転換が多く、おまけに時系列も順不同だったので、物語を追いきれないところがありましたが、数日おいた観劇では、組子のテンションが一致してきて、テンポ良く流れ、ぐんと判りやすくなっていました。私は、ストーリーで舞台を見てしまうタイプなので、ある程度の流れが追えないとリピートは厳しいのですが、初日で『桜華』『ロマンス!!』はリピート決定。桐野利秋(北翔海莉)の格好良さも手伝って、観劇日を増やしたい。
『ロマンス!!』は、前半はかなりゆったりした流れのレビューですが、中詰め以降が好きかな。
薩摩弁はまだ聞き取れないところがありますが、公式の桐野利秋の生きた時代-「“かごんま弁”プチ講座」で学習するのが吉のような気がします。
頭の整理で、「桜華」の時系列の流れをメモ。
公式の桐野利秋の生きた時代-「年表&キーワード解説」を参照。