10月ももう終わりですね。今年から猫ズが部屋にいるので暖房を入れる時期が早いです。
さて月組『PUCK』。小池修一郎氏が、シェイクスピアの『真夏の夜の夢』をモチーフにして描いた『PUCK』。初演は1992年月組(涼風真世・麻乃佳世)。
シェイクスピアの『真夏の夜の夢』は人間が主人公で、妖精の王オベロンと女王タイテーニアのウェイトが高いのですが、小池修一郎氏のヅカ版『PUCK』は、夏至の夜に生まれた歌の妖精PUCKが、妖精が見えるセカンド・サイトを持つ人間の少女ハーミアと恋に落ちる物語です。
楽しくて甘いけれども甘々ではなく、切なくて、甘酸っぱい心にそっと染みいる作品でした。