[Zuka] 2015年月組『舞音—MANON—』(1)

10月~12月は繁忙期で、なかなかblogに手がつけらず、とうとう年末に突入してしまいました。来年は、まとめて書こうと思わずに五月雨式に書く方式に切り換えようと心しています。

『マノン・レスコー』(アベ・プレヴォ作)を題材にした植田景子氏のオリジナル・ミュージカル『舞音—MANON—』。観劇は3回だったが、回を重ねて見るたびに、解釈が深まり、それぞれのキャスト達が心のひだまで現そうとしていて、月組の充実ぶりが伝わってきた。

と思っていたら、大劇場公演千秋楽翌日に龍真咲の退団(2016年9月4日付け)が発表された。退団をファンとしては悲しむのがセオリーだと思うが、退団記者会見での真咲さんのご機嫌の麗しさに、またその充実ぶりが感じられて泣き笑い。ファンの涙を見事に笑顔に反転させた龍真咲に、トップスターとしての抜きんでた力を見たのだった。

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[ZUKA][stage] 『1789』アルトワ伯考

東京公演が始まった月組『1789 -バスティーユの恋人たち-』ですが、来年、東宝での上演も決定し、メインキャストのロナン役:小池徹平/加藤和樹、マリー・アントワネット役:花總まり、オランプ役:神田沙也加/夢咲ねねが発表されました。月組公演は大好きな作品になったので、東宝版も気になっていたのだけれど、メインキャストでかなり自分の中で注目度合いが上がっております。

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[ZUKA] 2015年月組『1789』役替わりオランプ編ー感想(4)

オランプの役替わりは、海乃美月早乙女わかば

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[Zuka] 2015年月組『1789』役替わりソレーヌ編ー感想(3)

2日に『1789』の2回目観劇をして、歌劇を買い(まだ定期購読にしていないのがバレるの巻)、その夜にスカイステージで、ファーストラン NOW ON STAGE#452 月組宝塚大劇場・東京宝塚劇場公演『1789 -バスティーユの恋人たち-』を見て、あ、良かった、あの受けとめ方で合ってたと思いました。

大作の新作だから、難易度の高い歌とダンスを覚えつつ、お芝居を創り、と全力で走りながら創っていると思われる。

フランス版の『1789 les amants de la bastille』の映像も、YouTubeで検索すると見ることが出来ます。→【Live(舞台)】と【音源】. 面白いのは、ロベスピエールがボディパーカッションをする”A quoi tu danses (intégrale) – Sébastien Agius” で、観客から「きゃーっ!!」という歓声が入る映像があったこと。やはり日本人はマジメなのか、文化の違いだなぁ。

~Joie de vivre~ フランス語&フレンチ・ミュージカル+α」で、プロデューサー Dove Attia氏 インタビューの紹介(2015/5/5)があります。Attia氏の回答がとても興味深い。キャスティングの考えや、アーティスト達の変化などに言及しています。とても良いインタビューです。オススメ。
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[Zuka] 月組『1789-バスティーユの恋人たち-』感想(2)

月組公演の観劇日程を調整して、娘役の役替わりを全部見ることが出来そうです。

主役級の役替わりは、負担が多すぎて(主役級の歌とセリフとダンスと芝居が2乗っていう)、あまり賛成ではないのですが、娘役に出番が増える、こういう役替わりは喜ばしいと思います。気持ちの切り換えなどは大変だろうと思いますが、経験を積むことが出来る滅多にないチャンスなので、是非モノにして欲しいです。

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[Zuka] 2015年月組『1789-バスティーユの恋人たち-』

26日11時公演を観劇。花組公演の感想をまだ書き切れていないのに、月組公演が始まってしまった。

フランス製『1789』。小池修一郎氏の潤色・初演なので、3日目にしてもまだぎこちない部分が見受けられましたが、今の月組の勢いで押し切ってきました。見応え抜群です。

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[Zuka] 月組『PUCK』『CRYSTAL TAKARAZUKA』千秋楽

月組大劇場公演『PUCK』『CRYSTAL TAKARAZUKA-イメージの結晶-』千秋楽おめでとうございます。月組の皆様、スタッフの皆様、お疲れ様でした。東京公演まで、しばしの休養を。今年の月組の演目はほんとに相性が良くて、楽しかった。元気を貰えた。

そして退団者のお二人はご卒業おめでとうございます。幸せと楽しさをありがとう。これからの人生にも幸多きことを、お祈り申し上げます。寒くなってきたので風邪を引かないようにしてがんばってくださいませ。

月組 退団者

(月組)
隼海 惺
2014年12月27日(月組 東京宝塚劇場公演千秋楽)付で退団

ひめ乃 礼絵
2014年8月14日付で退団

ショー・ファンタジー

『CRYSTAL TAKARAZUKA-イメージの結晶-』
作・演出/中村 暁

一場面一場面にコンセプトがあり、区切りがある、しっかりした構成のショーでした。プロローグの客席降りでは二階まで下級生が来てくれて、楽しかった。

第6章の「しずくの結晶」の場面が特に素晴らしくて、一粒の水のしずくが、ぽつりぽつりと落ちて集まり、一筋の流れが川に流れ込み、川は海へ昇り、また大空へ還っていく、そのイメージを星条海斗の歌を皮切りに、龍真咲、愛希れいかを筆頭とした月組子が紡いでいく。大きな大きな青い水のうねりが、素晴らしい情景が見えるような、月組子の想いが結晶となって舞台に形作られていた。

素敵な場面でした。

[解 説]
「ショーはイメージの結晶」というコンセプトのもと、“情熱の結晶”“虹の結晶”“夢の結晶”などのシーンで構成した、ダンスを中心にしたエネルギッシュなショー。伝統と革新を重んじ歩んできた宝塚歌劇の100周年を飾るに相応しい、明るく躍動感溢れる作品です。