[Zuka] 2014月組100周年記念公演

月組公演、千秋楽おめでとうございます。月組の皆様、スタッフの皆様、おめでとうございます。お疲れ様でした。博多座三本立て&『THE KINGDOM』まで、しばしの休養を。

みあちゃん(都月みあ)とりあちゃん(紫乃加りあ)、ご卒業おめでとうございます。
これからも幸多き人生でありますように。幸せと楽しさをありがとう。

三本だては大変だったと思いますが、どれも素敵な舞台でした。

『宝塚をどり』

百年音頭→初舞台生口上→天女降臨→三番叟→よさこい(郷土芸能)→百花譜・牡丹→百獣の王→花すみれの構成がとても良かった。

美しい桜が吹雪く、春を言祝ぐ、華やかで美しい舞

瑞雲がたなびく中に、天女が降臨し、吉祥を告げる舞

露を払い、地を固め、豊かな大地の恵みを祈る舞

海女達が海の神を称え、果敢な海士が夜の漁に出る舞

百花の花・牡丹の精が花と戯れ、春の訪れを告げる舞

百獣の王・獅子が、魔を払い、厄除けを祈る勇壮な舞

どれもこれも素晴らしくて素晴らしくて、特に松本悠里先生の天女の舞は圧巻だった。扇をひるがえす手つきの嫋やかさ、立ち居振る舞いの優雅さ、裾さばき足さばき。ただただ見ほれるばかり。さすが宝塚歌劇団を代表する舞の名手。感動のあまり泣きそうになった。

月組子の踊りも良かった。着物での群舞が鮮やかで、揃って袖を振りかえし、足袋を履いたすり足で、するすると舞い踊る。

花の王・牡丹のちゃぴと獅子王のまさきさんもかっこよかった!よさこいは、ゆりの副組長の歌とたまちなとし(珠城りょう・鳳月杏・宇月颯)達の踊りがすごい!もうDVDを買うしかないのだった。素敵な100周年記念公演だった。

あまりにも簡素ですんません。これから雪組公演に行ってきますです~。

■主演・・・龍 真咲、愛希 れいか
日本絵草紙『宝塚をどり』
作・演出/植田 紳爾

[解 説]
宝塚歌劇の日本物の伝統を踏まえながら、伝統の継承だけではなく、挑戦という姿勢をもって構成された作品です。祝典舞踊、伝統芸能の原点でもある日本の民謡、百年にちなんで百花の王・牡丹や、百獣の王・獅子などを題材に構成された日本物レビュー。

プチ・ミュージカル・プレイ『明日への指針 -センチュリー号の航海日誌-』
作・演出/石田 昌也

[解 説]
1900年代初頭の禁酒法時代、ロンドンからニューヨークへ向かう貨客船「センチュリー号」を舞台に、小説家志望の船の通信士と、若き人妻を中心に繰り広げられる祝祭劇。

グランド・レビュー『TAKARAZUKA 花詩集100!!』
作・演出/藤井 大介

[解 説]
レビューの王様と言われた演出家・白井鐵造が、帰朝みやげ作品として、1930年に『パリゼット』を手掛け、その後、1933年に『花詩集』を発表。ここから、現代の宝塚歌劇のレビュー、ショーが発展していきました。100周年という記念すべき年に、『花詩集』を現代のアレンジで作り直し甦らせることによって、宝塚の原点を見つめなおし、これからの更なる発展へとつなげる、新しい『花詩集』を目指した作品です。また、振付スタッフのメンバーに、ブロードウェイで演出・振付の第一人者として活躍中の、ジェフ・カルフーン氏を、衣装スタッフのメンバーにフランスで活躍中の新進気鋭デザイナー、アントワーヌ・クルック氏を招聘する予定です。

※初舞台を踏む第100期生も出演いたします。