5月5日こどもの日にセブンイレブンのこどもの日限定デザート「あざらしムースケーキ」を食しました。「顔はキツネ、憧れはあざらし」と名言(なんでも名言)を飛ばしたのは、星組の七海ひろき氏です。食べた理由は単にそれだけです。セブンのカワイイムースケーキ系は、いままでにもあるのですが、今回あざらしが選ばれたのは顔が丸いからムースにちょうど良かったのだろうか?
[Zuka] 2016年星組『こうもり』(4)花々の饗宴
花組公演 『ME AND MY GIRL』 が、29日(金)から始まり、2日目の30日(土)に観劇してきましたが、その前に星組公演の書き残しを仕上げておこうと思いました。
星組公演 『こうもり』『THE ENTERTAINER!』 で、まさこさん(十輝 いりす)、ゆあちゃん(妃白 ゆあ)、ひなのちゃん(真衣 ひなの)、ちょびちゃん(凰羽 みらい)の方々がご卒業なさいました。おめでとうございます。
まさこさんがいる安心感って大きかったので次回公演から寂しくなるなぁと思っていたら、みっさまと風ちゃんの退団まで発表されて、やや放心状態でした。まさこさんのお芝居での安定感は素晴らしいものがあって、まさこさん演じた役は年配の男性役が多いけれど、悪役に見えて単なる、その内面の人間味を感じさせてくれて、まさこさんの造形はとても私の好みにピッタリでした。造形がぶれずに崩れないというのは得がたいものです。
ご卒業おめでとうございます。東京公演もマイペースで頑張っていただきたいです。
[Zuka] 2016年星組 北翔海莉・妃海風 同時退団
星組公演『こうもり』『THE ENTERTAINER!』千秋楽後から、怒涛の退団発表があり、フリーズしております。
北翔海莉・妃海風 11月20日の東京宝塚劇場公演千秋楽をもって同時退団。
- 星組トップスター・北翔海莉 退団記者会見 2016/04/27(水)
- 星組トップ娘役・妃海 風 退団記者会見 2016/04/28(木)
タカラヅカニュースで放送された記者会見では、二人とも揃って、晴れやかな迷いのない笑顔をしていて、なんというか、あまり言うことがないというか。みっさまが星組トップスターに就任すると同時に、かいちゃん星組へ組替えだったこともあり、星組公演を必死で追いかけ、みっさまが「夢を叶えてもらった」という『こうもり』の千秋楽を迎えて、「ああ、そうか」的な感じがあるんですよね。
- 宝塚星組・北翔海莉「こうもり」上演に「夢をかなえていただいて光栄」 : スポーツ報知
印象が強いのは、風ちゃんのサバサバとした誇らしい満足感の溢れた笑顔で、短い期間だけれど、風ちゃんもみっさまと一緒に1作1作に魂を込めて来た充実感があるのだろうなと思わされました。
- 【宝塚歌劇団】妃海風が退団会見…北翔退団に「ご一緒させてください」 – 産経ニュース
みっさまは、あの笑顔で歌劇団(※星組ではない)にずっといるんじゃないか、という錯覚めいたものを持っていた時期もありましたが、就任時から退団時期(1年半3作)を決めていたという言葉で、「本懐を遂げた」という事なんだろうと受けとめております。
- 北翔海莉、ラストまで全力宣言「輝いていたい」退団発表会見 : スポーツ報知
- 北翔海莉が宝塚退団会見「お腹いっぱい。大満足」 l:日刊スポーツ
トップへの夢をあきらめてはいなかったものの「立派な舞台人として皆さまの前に出る。目標が変わっていった」と話し、専科からスター格で全組出演を果たした。(日刊スポーツ)
私のみっさまの印象は、「必殺の職人」「開拓者」「歴戦の勇者」です。繊細な技術を操り、歌い、舞う。その姿は熟練の職人の神業を見ているようでした。ナウオンなどでは、物腰柔らかなで、いつも優しい笑顔を見せてくれていましたが、きっと自分には厳しく、律する人なんだろうなと思っていました。
- 専科での3年「必要な試練」 宝塚退団する北翔海莉さん:朝日新聞デジタル
大きな期待を背負って育った彼女にとって、専科での3年間は試練でもあった。「いまの北翔海莉をつくるのに必要な試練だった。修業させていただいた」と謙虚に話す。
専科での3年間は試練だったとは思うけれど、今の専科には、みっさまの後に美城れん、華形ひかる、星条海斗、沙央 くらまと加わって、さすがの専科さんという充実ぶりだと思っているのです。
夢をありがとう、みっちゃん・風ちゃん!あと7か月を走りきってください!追っかけるぜ!
[Zuka] 2016年月組『Voice』
4月14日と16日に熊本県を中心に震度7の地震が、起きました。被災者の皆様、地元の皆様、お見舞い申し上げます。僅かながら募金はしましたが、地震から10日経って中・長期の支援に移行していく時期なのだと思い、今後も出来ることを考えていきたいと思います。
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さて、4月17日(日)月組全国ツアーが福岡市民会館(福岡県)にて千秋楽、龍真咲コンサート『Voice』が4月20日(水)に梅田芸術劇場シアター・ドラマシティにて千秋楽でした。おめでとうございました!
舞雛かのんちゃん、ご卒業おめでとうございます。
真咲さんのコンサート『Voice』は、超絶、楽しかった。
第1幕は、龍真咲の月組ここにあり!というような、真咲さんが主演した演目「PUCK」、「ロミオとジュリエット」、「Fantastic Energy!」、「明日への指針」、「舞音」、「1789」からのナンバーを歌い継ぐ。龍真咲の声は七色の声。声色を自由に操りながら、PUCK、ロミオ、ティボルト、ロナンと様々な顔を見せていく。
1幕の設定は、近未来の廃墟と化した劇場に迷い込んだ考古学者ルリ(美弥るりか)とミツキ(海乃美月)が、眠る幾体もの万能人型ロボットVOICEに出会う。VOICE達は、歌と踊りのスペシャリスト達だったが、歌うことや踊ることは自由すぎるという理由で禁じられ、閉じ込められていた。ルリとミツキを見たVOICE達は、「人間は敵」だと言うが、リーダーのMASAO(龍真咲)は、ルリとミツキのあまりの音痴ぶりに驚くが、歌えたら帰してあげるという。VOICE達による特訓が始まった。
「1789」の場面は、龍真咲&月組の「サイラモナムール」を聴けたのが嬉しかった。最後にフランス人権宣言でオランプ役だった海乃美月が、「自由とは他人を害しない全ての事である」と力強く宣言して締めくくる。照明で真っ赤に染まった舞台に、白のお衣装を着た真咲さんと黒のお衣装を着た組子達がすくっと立っているという、強さを感じさせる場面だった。
ロボットであるVOICE達が、人間であるルリとミツキに、「歌う(踊る)ためには感情を理解することが必要だ」(うろ覚え)と話し、歌うこと、踊ることの自由さを、素晴らしさを、伝授していく。プログラミングされた行動を取るロボットだからこそ、真理を知り、忘れない。逆説的でありながらも示唆的な、1幕の演出でありました。
続く…のか?
[Zuka] 2016年星組『こうもり』(3)愉快な復讐劇
みっさま(北翔海莉)のトップスターお披露目公演『ガイズ&ドールズ』のBD・DVDと主題歌集のBD・DVDの発売見合わせのお知らせにビックリしていますが、「不備の恐れ」ってなんでしょうね。製造物に異常でも??そうすると長引くのでしょうか。楽しみにしていますので、株式会社宝塚クリエイティブアーツ様、歌劇団様、よろしくお願いいたします。
星組宝塚大劇場公演『ガイズ&ドールズ』BD・DVD、『THEME SONGS 2015 宝塚歌劇主題歌集』BD・DVD発売見合わせのお知らせ
[Zuka] 2016年星組『こうもり』(2)
オペレッタ『こうもり』を潤色した宝塚版『こうもり』(脚本・演出/谷 正純)ですが、昨日、新人公演(ファルケ博士:紫藤 りゅう、アデーレ:真彩 希帆、アイゼンシュタイン侯爵:綾 凰華)があり、本公演の脚本をさらにカスタマイズしてあったとか(担当は 町田 菜花先生?)。
宝塚版『こうもり』は、宝塚歌劇とキャストに合わせて、オリジナルから主役をアイゼンシュタイン侯爵からファルケ博士に変更し、それに伴って、ヒロインのアデーレとロザリンデの比重も変えるという根本的なところが変わっていたのですが、新人公演ではそれに微調整が入り、さらにブラッシュアップされたらしいです。新公は見れていないのですが、本公演と新人公演の位置づけが発展的になっている気がします。
新作は上演して、観客の反応を見て変更したほうが良いかなと思うところがあっても、公演期間中は大幅な変更は難しいですから、公演期間中の新人公演で調整があるというのは、良いことなのだろうなと勝手に思ったりします。
[stage] 『REON JACK』@梅芸
柚希礼音、初コンサート『REON JACK』@梅田芸術劇場メインホール
ただいま東京国際フォーラムCで上演中の『REON JACK』を、3月15日に梅芸で観劇してきました。感想を簡単に書いておきます。
柚希礼音と元宙組トップ娘役の陽月華、音花ゆり、鶴美舞夕を中心に男性ダンサーズを加えたダンサブルなショーとMCで構成されていた。映像や写真は以下のリンクを参照。
- 「柚希礼音が皆さんをジャックします!」宝塚退団後初ソロコンサート「REON JACK」公開稽古 | SPICE – エンタメ特化型情報メディア スパイス
- 柚希礼音ソロコンサート『REON JACK』観劇レポート 感激観劇レポ|おけぴネット
- 柚希礼音、退団後初コンサート「Reon Jack」開幕 薮下哲司の宝塚歌劇支局プラス
柚希礼音のダンスは、『プリンス・オブ・ブロードウェイ』での「蜘蛛女のキス」を観た時にも思ったが、男役の体型補正のないほうが美しい。身体のラインが自然で、躍動感と力強さに溢れ、野性味溢れる切れ味が鋭く、身のこなしがシャープに現れる。スリットの入ったセクシーなドレスを着た柚希とクリスティアン・ロペスのタンゴは、二人の間に静かな火花の散るような緊迫感が溢れ、リフトされながら四肢を柔軟に動かして体勢を変える柚希を息をのんで見守っていた。
うめちゃん(陽月)とのトークは、男役の顔ではなく、”ちえちゃん”の混じる柚希礼音で、ベルサイユのばらでフェルゼンとマリー・アントワネットを演じた時のエピソードを話してくれました。うめちゃんのトークは軽妙で面白いね!
私はタカラジェンヌ現役時代を知らず出演作品はスカステでしか観ていないのですが、うめちゃん(陽月)のダンスの切れ味と鍛え上げられた美しい身体に感動。男性ダンサーズに囲まれたうめちゃんは、大輪の花でした。ころちゃん(音花)の美声やどいちゃん(鶴美)のダンスも変わらず、馴染みの環境に近いもので、寛いだ柚希礼音でした。退団後の主演第1作目としては、良いスタートだったなと喜ばしかったです。