[Zuka] 星組『ロマンス!!(Romance)』

千秋楽まで一週間を切り、ますます盛り上がっている星組公演『桜華に舞え』『ロマンス!!(Romance)』。もうね、クセになります。仕事が繁忙期に突入したのに、なぜチケットを追加したんだろう、とじっと手を見る。

『ロマンス!!(Romance)』は、アドリブがないのが、逆に良かったりします。→アドリブがあって、しかも紅さんのように受ける相手が勘が良いと、みっさま夢中になって、そこが妙にクローズアップされる上に尺が伸びる。

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[Zuka] 次期、花組トップ娘役決定

花組 トップ娘役について | ニュース | 宝塚歌劇公式ホームページ  2016/09/30

この度、花組 次期トップ娘役に仙名 彩世が決定しましたので、お知らせいたします。

なお、新トップ娘役としてのお披露目公演は、2017年3月18日に初日を迎える花組全国ツアー公演(『仮面のロマネスク』『EXCITER!!2017』)となります。

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ゆきちゃん、トップ娘役決定おめでとうございます。歌劇団の決定には拍手を送りたいと思います。

明日海りおが、トップスターに就任して2年が経過し、脂の乗ってきた時期で、相手役の経験の浅い娘役さんでは心許ない気もして、友人とゆきちゃんならという話をしていたところでした。(キキちゃんのガーシュインでのヒロインが印象深かったので、キキちゃんの相手役でも良いくらいな勢いだった私たち)。

歌姫で、ダンスも華やか、演技も達者なゆきちゃんですが、お芝居が変わったな、開かれたなと思ったのは、『ME AND MY GIRL』のマリア公爵夫人でした。めっちゃ感覚的で主観的ものなので、上手く説明ができないんですが、周りがよく見えるようになっているな、という印象でした。その前の出演作が『For the people —リンカーン 自由を求めた男—』でのリンカーン(轟 悠)の妻メアリー・トッド役だったので、理事の相手役が何かの転機だったのでしょうか。何はともあれ、経験を積んだ娘役にしか出来ない舞台を期待しています。

そういうワタクシメは花乃ちゃんのお見送りをしたいと思っているのでした。『雪華抄』『『金色の砂漠』が楽しみです。

[Zuka] 組替え(月・雪・星)

組替えについて 2016/09/30

男役

月組
朝美 絢・・・2017年5月31日付で雪組へ組替え
※異動後に最初に出演する公演は未定です。
雪組
月城 かなと・・・2017年2月20日付で月組へ組替え
※異動後に最初に出演する公演は未定です。

娘役

雪組


有沙 瞳
・・・2016年12月26日付で星組へ組替え
※2017年3月10日からの星組宝塚大劇場公演『THE SCARLET PIMPERNEL(スカーレット ピンパーネル)』から星組生として出演いたします。
星組
真彩 希帆・・・2017年1月24日付で雪組へ組替え
※2017年4月21日からの雪組宝塚大劇場公演『幕末太陽傳(ばくまつたいようでん)』『Dramatic “S”!』から雪組生として出演いたします。

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基本的に宝塚歌劇団の組替えは栄転だと思っているので、あまり心配していませんが、真彩希帆ちゃんだけは星組に2014年11月17日付で組替えして、やっと丸2年になるというタイミングなので、ご本人の負荷がやや懸念されます。しかも、七海ひろき(カイちゃん)主演のバウ公演終了後の組替えということで、カイちゃんの責任重大じゃね?みたいな気になりました。(^^;)

ドン・ジュアンのエルヴィラがすごく良かった有沙瞳ちゃんはね!しっとりと大人っぽい雰囲気で、雪組だとヒロインより年上の役が付いてしまっていたので、新生星組に組替えで、綺咲 愛里、音波みのり、夢妃 杏瑠、有沙 瞳でしっくりとする気がする。

希帆ちゃんのお茶会では毎回、有沙瞳ちゃんの話題が出るので、仲良し同士がちょっとだけでも同じ組の期間があって良かったです。

95期は、そのうちシャッフルが行われるであろうと思っていたので、ここから来たか、という感じですね。

月城かなとくんは元々の性格がおっとりさんっぽいので、新人公演や役替わりでは本役や役替わりの上級生に敬意を払って見倣う感じになり、役が似てしまっていた気がします。『銀二貫』や『るろうに剣心』ではそういう事はなかったので、育った雪組を離れるのが良い刺激になって欲しいなと。

あーさ(朝美 絢)は、ブログにはあまり書いていないけれど、私は意外とあーさ贔屓なんですよ。ハングリー精神があると見ています。雪組で、早霧さんと望海だいもんにしごかれてください。

月組は美弥るりかの2番手も確実なので、各組ピラミッド体制を整えつつあるという感じでしょうか。5組あると、歌劇団側も気を遣いまくりだと思いますが、組替えする人達と組体制を落ち着かせるような配慮をお願いしたいです。

(人事の記事を上げると、肝心の感想が書けないのですよ。とほ)

[dairy] ゲンロン利賀セミナー2016(2)

ゲンロン利賀セミナー2016(1)

ゲンロン利賀セミナーの2日目は、劇団SCOTの制作を担当する重政良恵さんの案内で、芸術公園内を散策しました。写真をアップします。

利賀村は、世界遺産に登録されている白川郷・五箇山の合掌造り集落(富山県・岐阜県)のうち、五箇山(ごかやま)の地域である富山県南砺市に含まれ、芸術公園にも合掌造りの建物が点在する。芸術公演には7つの劇場があるが、そのうちの「利賀山房」「新利賀山房」は、合掌造りの建物を改築して、内部を劇場化している。

利賀村 合掌造り
利賀村 合掌造りの建物

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[Zuka] 七海ひろき主演『燃ゆる風 』ヒロイン決定

七海ひろき単独主演作品の相手役(ヒロイン)が発表されました。2016.09.26

(「その他の配役は、決定次第ご案内」です)。

主な配役
竹中半兵衛 七海 ひろき
いね 真彩 希帆

真彩 希帆ちゃんは歌唱力もあり、98期 娘役ホープですね。9月19日に希帆ちゃんのお茶飲み会に行ったところだったのもあり、ますます楽しみになりました。

『軍師・竹中半兵衛』(新装版 角川文庫  笹沢 左保)(上amazon)(下amazon)を読みましたが、作中での正妻のウェイトは低く(名前も違う)、史実を基にした鈴木圭先生のオリジナルになるのかなと推測。黒田官兵衛は、天寿 光希さんだと良いな。天寿さんで好きだったのは、『眠らない男・ナポレオン』のナポレオンII世と『かもめ』のトリゴーリン。ふり幅の広い人だから、期待しております。音波 みのりちゃんは、お市の方様とか似合いそう。

相手役が歌がうまいと、カイちゃんを引っ張ってくれるのでとても良いです。『桜華に舞え!』での希帆ちゃんが歌う愛奈姫のカデンツァ(斉藤先生いわく)は聞いていてとても心地よかった。希帆ちゃんが、今まで歌った中で最も難しい楽曲だそうですが、会津陥落の場面を見事に名場面にグレードアップさせていました。

ラブドリでも、夢妃杏瑠ちゃんや天彩 峰里ちゃんのサポートがあって心強かった。お芝居は、カイちゃんが引っ張るという形で、プラスの相乗効果が生まれる事を祈っています。

私は、カイちゃんには幅の広い懐の深い役者になって欲しいと願っているので、ここ1年半くらいの、ホレス(TOP HAT)→カール・ハンラティ(キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン)→ベニー(ガイズ&ドールズ)→こうもり(ブリント弁護士)→川路利良(桜華に舞え!)は良い流れだなぁと思うのです(ショーや巴里祭は別扱い)。この後に、竹中半兵衛→ロベスピエールと来るのが楽しみでならない(気が早い)。

そしてホレスから実に2年ぶりに相手役ができる!めでたい!

早く先行画像が出ないかな。

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作・演出/鈴木 圭
公演期間:2017年1月12日(木) – 1月23日(月)
座席料金:全席5,300円

星組公演 『燃ゆる風 -軍師・竹中半兵衛-』>キャスト

星組 万里 柚美 七海 ひろき 天寿 光希 音波 みのり 大輝 真琴
輝咲 玲央 紫月 音寧 空乃 みゆ 麻央 侑希 音咲 いつき
紫藤 りゅう 朝水 りょう 桃堂 純 澪乃 桜季 真彩 希帆
天華 えま 蒼舞 咲歩 七星 美妃 隼 玲央 天彩 峰里
希沙 薫 二條 華 きらり 杏 煌 えりせ 颯香 凜
天翔 さくら 都 優奈 鳳真 斗愛
専科 悠真 倫

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バウ・戦国ロマン『燃ゆる風 -軍師・竹中半兵衛-』
作・演出/鈴木 圭

群雄割拠して天下をうかがう戦国の世に、類い稀な知略を持つ軍師としてその名を轟かせた竹中重治(通称・半兵衛)。敵対する織田信長にその才を見込まれた半兵衛は、信長の命で勧誘に訪れた木下藤吉郎秀吉(後の豊臣秀吉)こそ天下人になる器と見抜き、その家臣となって数々の戦で秀吉を勝利に導いていく。寡黙で忠誠心にあつく、武功をあげても出世を望まぬ無欲恬淡な人物像に迫ると共に、幼き頃より彼に寄り添い支え続けた正室いね(得月院)との夫婦愛や、共に秀吉を支えた軍師・黒田官兵衛との絆を交えて描き出すオリジナル・戦国ミュージカル。

[Zuka] 2016年花組バウ『アイラブアインシュタイン』★ネタバレ★

あきらさん、初主演おめでとうございます!

花組のアニキ・瀬戸かずやのバウ初主演作品『アイラブアインシュタイン』は、谷貴矢氏のバウホール・デビュー作品でもありました。谷貴矢先生、おめでとうございます。

SFで題材はアンドロイドですが、時代背景は「20世紀中盤」。パラレルワールドものだったのか。アンドロイドネタのギミックをてんこ盛りにし、ミステリー仕立てにした意欲作なんですが、英真なおき+瀬戸かずや+花組子の熱演が勝利を収めていた割りに、作品は物語の主軸となる設定に矛盾が多すぎて、いちいち突っ込みながら見ざるを得ないという、久しぶりの私的注目作品となりました。1回しか観ることが出来なかったのが残念です。

演出や音楽、衣装、舞台セットなどはとてもしっくり来ていただけに、どこが引っかかったのか、あれこれ考えている。何が描きたいのかすら、いまいち判らなかったんですが、谷氏はパンフレットの挨拶で「トマス・ハーベイ博士」を挙げていて、そこ?と思ったのですが、そこ?それで「アインシュタイン」か!→数奇な運命をたどった9人の著名人の遺体の一部 – エキサイトニュース /(全文)数奇な運命をたどった9人の著名人の遺体の一部 : カラパイア

うーん。変。

これもネタ元っぽい。→ロボットに感情は必要なのか? アンドロイド研究の第一人者に聞いた|ギズモード・ジャパン

ちなみに盛大にネタバレします。

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[dairy] ゲンロン利賀セミナー2016(1)

株式会社ゲンロンのスクールの一環として開催された利賀セミナー2泊3日に参加してきました。ゲンロン会員で、講師陣が豪華だったのと、ゲンロン代表で、思想家・作家の東浩紀氏@hazuma)はTwitterでたまにメンションをやりとりしていたので、これを機にと申し込んでみた。メモ的にブログに残しておきます。

セミナーテーマは、「幽霊的身体を表現する」。開催趣旨をプログラムから引用。

■■ 「幽霊身体表現する」開催にあたって
東浩紀@hazuma( https://twitter.com/hazuma ■■
■ セミナー開催にあたって(プログラムより)

  • 幽霊(revenant)は、ぼくが学生のころに研究した、フランスの思想家ジャック・デリダの主要な概念――というより隠喩――のひとつです。デリダの哲学では、幽霊は「現前と非現前のあいだにあるもの」および「回帰 revenir するもの」という含みをもっています。
  • 現実には存在しないはずなのだけれども、頭から離れず執拗に回帰し、結果として現にも影響を与えてしまう非実在の存在、それが幽霊」です。
  • ぼくはこのセミナーで、そんな概念を、演劇が、というよりも広く身体表現が、いかに現代社会の諸相を捉えるかという問いへと接続したいと考えました。

セミナーは富山県南砺市(なんとし)利賀村(とがむら)にある富山県利賀芸術公園を活動拠点とし、世界的に著名な劇団SCOTの全面協力のもと、芸術公園内の利賀創造交流館に泊り込み。

利賀セミナーフライヤー
利賀セミナーフライヤー

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