[Zuka] 2013年月組『ルパン』観劇2回目

28日(日)15時公演を観劇しました。大劇場はほぼ満席で、わたしの前後は男性の二人連れ。前の列の男性2人は、『ルパン』が終わったら帰ってしまい、後ろの列の男性2人は、『ルパン』が終わったら、「え、ここで終わり?帰るの?」とキョロキョロしていたので、明らかに一見さん。ミステリマガジンあたりから情報を得てきたミステリ系の人かなと推察しました。

さて、公演は中日も過ぎ、演者も落ち着いて演技しているのが窺える。龍真咲は、アルセーヌ・ルパンという役を手中に収めたようで、安定の怪盗紳士ぶりを発揮していた。愛する人の前では狼狽えたり、心配したりという素顔を覗かせるが、それ以外の人間には重々しく相対する、というギャップも醸しだし、シリアスな舞台で、華やかな魅力を発揮している。

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[Zuka] 2013年宙組『うたかたの恋』

宙組全国ツアー演目で、ミュージカルとレビューの2本立て。完璧、素晴らしい!!レビューは、『モンテ・クリスト伯』の時に上演された『Amour de 99!!-99年の愛-』だが、本公演より演者数が少ない全国ツアー用に細かな変更がなされていた。5人の演出家の写真もカット。相変わらず素敵なレビューで、大好きな演目です。

クロード・アネによる小説『うたかたの恋』(原題:Mayerling)は、宝塚歌劇における定番『エリザベート』のエリザベート皇后の息子ルドルフを主役にした恋物語である。この物語は、実際に起きた、オーストリア=ハンガリー帝国のルドルフ皇太子とマリー・ヴェッツェラ男爵令嬢との心中事件をモデルに描かれている。この心中事件については暗殺説など諸説あるようだが、小説・映画・宝塚版はすべて、ルドルフとマリーの情死として描いている。

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[Zuka] 2013年月組『ルパン』(3)

レヌル大公令嬢カーラ@愛希れいかには、4人の後見人がいる。アルベール・ド・サブリー龍真咲、ヘアフォール伯爵@美弥 るりか、ドナルド・ドースン@凪七 瑠海、ウィリアム・ロッジ@煌月 爽矢である。アルベール・ド・サブリー@龍真咲はアルセーヌ・ルパン本人。ヘアフォール伯爵@美弥 るりかとドナルド・ドースン@凪七 瑠海は、ストーリー上で重要な役割を担う。

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[Zuka] 2013年月組『ルパン』(2)

 [Zuka] 2013年月組『Fantastic Energy!』/『ルパン』(1)

■ミュージカル 『ルパン -ARSÈNE LUPIN-』各キャストの感想

タカラヅカ版『ルパン』のストーリーは、原作にほぼ忠実に作られている。正直に言うと、タカラヅカ版の方が、”アルベール・ド・サヴリー大尉”ことアルセーヌ・ルパンの好感度が高い。

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[book] チェルノブイリ・ダークツーリズム・ガイド

東浩紀を発起人とする<福島第一原発観光地化計画>の先駆けとして実施された「福島からチェルノブイリへ! 津田+開沼+東が観光地化復興の実態を探るプロジェクト」における成果を書籍化したもの。 本プロジェクトは、クラウドファンディング[CAMPFIRE]を利用して行われた。写真がふんだんに掲載されたムック本(A4型)で、思想地図β vol.4-1として刊行され、近日刊行予定のvol.4-2「福島第一原発観光化計画」と対になっているという。ただいま絶賛、おすすめの一冊です。【株式会社ゲンロン直販サイト

福島県を、「フクシマ」とカタカナやカッコ付きカタカタで言うことに抵抗がある。

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[Zuka] 2013年月組『Fantastic Energy!』/『ルパン』(1)

月組公演ミュージカルとショーの2本立てを堪能しました。ミュージカルのほうがミステリアスで緊迫した物語なのに対し、レビューは歌いまくり踊りまくりのエネルギー発散タイプ 。2本立てって、こういう組み合わせが出来るので、一粒で二度美味しい気分になれて好きですね。ミュージカルとショーの双方で、配役がうまくなされていて、主要スター(上級生)達は、見せ場が必ず1回はある。こういう配慮も嬉しい。

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