『燃ゆる風』は、千秋楽前になって、群像劇の様相を呈してきた。
群像劇といっても、主演はもちろん七海ひろきの演じる竹中半兵衛であることは紛れもない。
ただ、星組子が熱演する武将たちがそれぞれに個性的で目を引くのだ。
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観劇ライフを綴っています
宝塚歌劇に関すること
『燃ゆる風』は、千秋楽前になって、群像劇の様相を呈してきた。
群像劇といっても、主演はもちろん七海ひろきの演じる竹中半兵衛であることは紛れもない。
ただ、星組子が熱演する武将たちがそれぞれに個性的で目を引くのだ。
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はまっております。好きすぎる。『燃ゆる風 -軍師・竹中半兵衛-』。メモ的に書いておく。
脚本はシンプル。時々、安直にも思えるシンプルさなのであるが、そのシンプルさがキャスト達の創造の余地を広げているようにも思えたりする。特に今公演の七海ひろきを筆頭とした星組子の意気込みと成長ぶりは素晴らしいので、自分達でどんどん演技の幅を広げているよう。
かいちゃん、七海ひろきは、舞台では激しい人であった、そういえば。冷静沈着な竹中半兵衛が、忠実な幼馴染み橋村三郎太(天華 えま)を失い、突き上げる悲しみに慟哭し、声にならない叫びを上げながら、客席降りをして、撤退していく1幕ラスト。その姿に、声を絞り出すように「明日になれば」を歌う、がむしゃらなスカーレット(風と共に去りぬ)を思い出す。
七海ひろきの、暖かみがあって、理知的で人を大事にする性格と『命の使い道』を歌う半兵衛様がマッチングして、観る者に深い「何か」を残した1幕ラスト。脚本や演出に多少の問題があろうと主演と共演者達をそこまで乗せることが出来ると言うことが素晴らしいのだと思う。
お芝居は俄然、上手くなったし、演じる役によって見せ方は変わるけれど、やっぱりその舞台に賭ける精神の中核部分は変わってない。明らかに七海ひろきの代表作となるであろう『燃ゆる風』という作品に出会えた幸せよ。鈴木圭先生、ありがとうございます。
星組スター・七海ひろきの「竹中半兵衛」が開幕 : スポーツ報知
『七海ひろき、軍師竹中半兵衛を熱演、星組バウ公演「燃ゆる風」開幕』(薮下哲司の宝塚歌劇支局プラス)
我がご贔屓様、七海ひろきさん、かいちゃんの単独初主演公演『燃ゆる風 -軍師・竹中半兵衛-』【公式】が、12日から絶賛、公演中です。
16日はかいちゃんのお誕生日でした。おめでとうございます☆カーテンコールでも終演後も盛大に祝われたみたいで、良かったです。
『燃ゆる風 -軍師・竹中半兵衛-』初日には既に一定のクォリティに仕上がっていて、桜華を経ての星組子の進化に、心が震えました。
2016年の私的なMVPは、星組 かいちゃんこと、七海ひろきさんです。星組の下級生にはひろきのお兄様と呼ばれているらしいですが、新しい呼び名は馴れないので、かいちゃん呼びで行きたいと思います。
2016年の前半は、『LOVE&DRAEM』、『こうもり/THE ENTERTAINER!』
後半にかけて、本公演『桜華に舞え/ロマンス!!』のほかに、巴里祭、Brilliant Dreams +NEXT#25~#30があり、終わっちゃったと思ったら、年末年始には特番やJURIの宝塚音楽同好会があり、雑誌や記事の露出もあり、ご本人は忙しかったと思いますが、ファンサービス的には充実していました。
Brilliant Dreams +NEXTは、中盤から宝塚名場面などが入り、この場面を選ぶためにかいちゃん、がんばって調べたり、映像を見たりしたんだろうなぁと感心しながら見ていました。
タカラヅカニュース・スペシャルpart1のスカイレポート、かいちゃん(七海ひろき)とみっきぃさん(天寿光希)のお稽古場情報があり、やたらとカッコいいらしい情報が入ってきて、『燃ゆる風』まで、1週間ほどで初日か、と月日の早さにびっくりしました。
仕事は遅々として進んでないのですが、1月中旬は臨戦態勢の覚悟で、スタンバイしていますけどね。
うーむ、タイムアウト。
花組 東京公演開幕、おめでとうございます
上田久美子氏の大劇場作品第2弾。トップ娘役花乃まりあ退団公演である。大劇場で5回観劇したが、観る度に方向性が微妙に変わっていた。こんな作品も珍しい。東京公演もどこかで行きたい。
上田久美子氏の作品は、複雑な愛憎が交錯し、人間性が際立つ。明日海りおが出演してみたいと望んでいたというのも判る。宝塚大劇場公演中、毎日のように上田氏からダメだしやセリフの変更等があったそうだが、上田氏自身が、「走りながら直す」人であるので、みりおさんには良かったのではないか(大変だろうけれど)。
12月20日は、星組トップコンビ(北翔海莉・妃海風)の退団公演であった『桜華に舞え』-SAMURAI The FINAL-『ロマンス!!(Romance)』(公式)東宝千秋楽を観劇し、さやかさん(美城れん)のフェアウェル・パーティに参加して見送り(見送られ)、夜行バスで帰阪した。あれから1か月が経ち、北翔海莉はすでにクリスマス・ディナーショーを終え、来年のスケジュールも、レコーディング、全国ツアー、コンサート、9~10月『パジャマゲーム』(日本青年館、シアタードラマシティ)まで発表されている。北翔海莉オフィシャルWEBサイト
その退団後の生き生きした様子を見て、誰かを思い出した思い出した。ああ、北翔海莉も解き放たれたんだろうな、という思いに囚われた。