[Zuka] 星組『ベルリン、わが愛』(1)

原田 諒作・演出の星組公演『ベルリン、わが愛』(公式)。1920年代~30年代のベルリンを舞台に、ドイツ映画、ナチス、プロパガンダという三題噺のような作品で、作り手も舞台に生きている人達も、映画を愛しているし、人を愛する事が好きなのだという事が伝わる舞台でした。ただ、本作は演出も脚本も首をかしげる箇所がそこかしこにあった。

注:今回はお堅いです。

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[Zuka] 星組『Bouquet de TAKARAZUKA』

2017年12月24日に大千秋楽を迎えた星組公演。※今日は2018年1月6日(土)です。ぼちぼち書き足していこうかな。

星組の皆様、スタッフの皆様、おめでとうございました。お疲れ様でした。

壱城あずさ様、夏樹れい様、愛水せれな様、ご卒業おめでとうございました。幸せと楽しさをありがとう。また、どこかでお目にかかれますように。第2の人生が実り多きものになる事をお祈りしています。

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[Zuka] 星組『OSO』楽曲が配信されました

8月7日(月)に千秋楽を迎えた星組 梅田芸術劇場「オーム・シャンティ・オーム -恋する輪廻-」。アンコールのフィナーレがマサラナイトもあって楽しくて、2017年の夏を満喫しました。

楽曲が配信されました。(iTunes

星組 梅田芸術劇場「オーム・シャンティ・オーム -恋する輪廻-」
宝塚歌劇団・紅ゆずる、綺咲愛里、七海ひろき
J-Pop Nov 28, 2017
\2,000

紅さんの『不思議な気持ち』の歌声が優しくて、とても聞いていて心地よかったのを思い出します。オーム(紅さん)とシャンティ(あーちゃん)のデュエット『もし例えるなら』、二人にムケーシュ(七海)が入った『空虚な場所で』も音だけで聞くとドラマティック!

そしてムケーシュ役のかいちゃんの『バラ色の人生』は声に艶が増している。スカピンから続いて難曲でしたが、一曲丸々歌わせて貰えるとぐっと上手くなるね。ただね(「ミュージカル」である以上、ある程度の上手さは必要だと思いますが)、かいちゃんの芝居歌が好きなんですよ、わたし。解釈が深いからこそ出てくる味わいです。

  • 覚書メモが出てきたので、一緒においておきます。

169分の映画版を短縮するのは難しかったと思われ、2幕はダイジェストで、ラストシーンだけはさすがに小柳作品の長所が活かされていました。

映画版においてシャンティの亡霊は、オームのほうを振り向いて、彼への恋心を告白して笑顔で涙をこぼして去る。オームはそんな彼女に手を振って、サンディに向きなおる。

宝塚版のシャンティは後ろ姿のまま振り向かない。彼女はムケーシュを連れて来てくれたオームに礼を言い、ムケーシュを一緒に連れて行く。

オームは、「あなたならあの星が掴めるわ」とシャンティと同じ事を言ってくれた田舎娘サンディに惹かれ始めていて、成就した復讐で過去に区切りをつけ、サンディと映画を作ろうと前をむく。

小柳先生の作品は、そういうところが美しい。
幕末太陽傳もそうだったけれど、ちゃんと収めるところに収まる。

ちなみに、ノベライズ版は、「いつかまた魂がこの身体を離れたら、『僕』はまた『彼女』を探しにいかなければならない」で終わっていて、魔の永久探索かよ!と思いました。

[Zuka] 星組公演『オーム・シャンティ・オーム-恋する輪廻-』

1月に国際フォーラムで上演され、7月22日(土)~8月7日(月)まで梅田芸術劇場メインホールで再演の『オーム・シャンティ・オーム -恋する輪廻-』(略称おシャンティもしくはOSO)。チケットの売れ行きが芳しくなかったようですが、国際フォーラム上演時に梅芸上演も公表しておけば、観る側のスケジュールが組みやすかったのにな、と思いました。ちなみに花組の花組公演 『Ernest in Love』も梅芸2階で観劇したときは空席がかなりあったので、やはり約2週間の公演期間中、1905席を埋めるのは難しいのだろうと推測します。

いきなり告知されたイベント「マサラ・ナイト」はものすごく楽しかったし、千秋楽は当日券完売の大盛り上がりで、終わりよければ全て良しでしたけれどね!(経営的にどうかは知らないですw)。

1月はバウ『燃ゆる風』との振り分けだったのが、7月は梅芸DC/青年館『阿弖流為』との振り分けで、半分以上のキャストが変わりました。ただ主演コンビが同じであるため、DVD及びスチール・舞台写真は販売されないということです(TCAピクチャーズからの回答)。CS(スカイステージ)の撮影は行われているので、1年後くらいに放送があると思われる。(参考:宙組博多座公演『王家に捧ぐ歌』が2016年5月上演、2017年5月CSファーストラン)。

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[Zuka] 星組『THE SCARLET PIMPERNEL』(2)~革命の夢

スカイステージで3月は、紅ゆずるお披露目特集でBrilliant Dreams +NEXT「紅ゆずる」(2011年)やディナーショー「STELLA ROSSA ~フリーダムに ランダムに~」(2015年)をやっていて、紅さんの場合、外部インタビューに出ているのは強気発言が多いんですが、内実は根性で努力を重ねる人なので、星組子も総出で支えるんだろうなと思ったりしました。おめでとうございます。

トップスター・ロングインタビュー#29「紅ゆずるの魅力に迫る」の初回放送は3月25日。

これを機に、宝塚歌劇団様、宝塚クリエイティブアーツ様、ひろきとゆずるの『俺たちのDESTINY』を音源化して配信して頂けないでしょうかね。CD化より配信のほうがやりやすいはずですよね??『Brilliant Dreams +NEXT 七海ひろき』のDVD出てないですし。ぶつぶつぶつぶつ。

『俺たちのDESTINY』 ひろきとゆずる 作詞:七海ひろき 作曲:GA-HA- 【Brilliant Dreams +NEXT#30 七海ひろき】

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[Zuka] 2017年星組『THE SCARLET PIMPERNEL』

月日の経つのは早くて、宙組千秋楽当日に雪組退団者のお知らせがあり、その翌日にまぁ様(朝夏まなと)の退団が発表され、雪組次期トップコンビが決定し、星組初日(10日)も終わりました。怒涛だった1月から2月。2017年始まって2か月間で、5組全組観劇完了というのは宝塚歌劇のスケジュールはかなりタイトでハードじゃないか!?(判っていたけれど、また考えてしまった)。

ひとまず星組 紅ゆずる・綺咲愛里新トップコンビお披露目公演『THE SCARLET PIMPERNEL』12日に観劇したのでその感想いきます。紅さん、あーちゃん、おめでとうございます!

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