[Zuka] 2013年花組『New Wave! -花-』

”花組若手メンバーによるフレッシュなショー!“ということで、大半が花組新人公演メンバー(研7年以下)で構成されたレビュー。「ワカテが一丸となって大海原に突っ込んでいく。そして新しい波を起こす!それがこのショーのテーマで、目標で、全てです」、「上手にやろうとは誰も思っていません。しかし、出せる力を出し切る覚悟だけは共有しています。そんな22名をよろしくお願いします」という作・演出の三木 章雄氏の言葉が温かくて微笑ましい。

どんな場面でも全力で華やかなエンターテイナー・EXCITERに徹する花組は、個人的に「エンターテインメントの花組」と認定している。今回も期待を裏切らず、いやバウホールという舞台と客席が近い空間で、花組子達のエンターテイナー・EXCITER度は加速器を付けて急上昇した。

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[Zuka] 七海さん声優になる

宙組のかいちゃんこと七海ひろきが、1月5日放送開始のアニメ『ノブナガ・ザ・フール』に声優として出演します!マジかい!(イイニゲ((((┏( ´Д`)┛)

『ノブナガ・ザ・フール』の総監督は、アニメーション監督・ビジョンクリエーターの河森正治氏。同作品はすでに舞台化とコミカライズがされている注目のSF戦国物語です。→河森正治総監督による多次元プロジェクト“The Fool”第1回作品「ノブナガ・ザ・フール」【公式】

主人公は、東の星オワリ国オダ家の嫡男オダ・ノブナガ(声:宮野真守)、ヒロインは西の星ドンレミ村の少女ジャンヌ・カグヤ・ダルク(声:日笠陽子)。…あまりのカオスな設定にびびりましたが、七海さんは、エチゴ国ウエスギ家の当主ウエスギ・ケンシンの声を担当しています。

ウエスギ・ケンシン
東の星の強国エチゴ国を率いる。シンゲンに並ぶ強大な武将の一人で、大イクサヨロイの操演者。乱を好み、群雄割拠の時代が来た東の星を謳歌している。

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[Zuka] 2013年月組全ツ『JIN-仁-』『Fantastic Energy!』

梅田芸術劇場メインホールにて月組全国ツアー公演の最終日・前楽を観劇した。演目は昨年、雪組で上演された『JIN-仁-』再演と、レビュー『Fantastic Energy!』の2本立てである。ホームグラウンド(大阪)に戻ってきたからなのか、龍真咲はゆったりとリラックスしていたように見えた。『ルパン-最後の恋-』では、ピリっとして張り詰めたアルセーヌ・ルパンという役柄だっただけに、柔らかい顔の龍真咲を見ることができて嬉しい。

村上もとか原作の漫画『JIN-仁-』は、現代の外科医・南方仁が江戸時代にタイムスリップし、歴史を改変する可能性があるということを理解しつつも、江戸の街の人々のために近代医療を駆使して奔走する。漫画はベストセラーになり、ドラマ化され人気を博した。タカラヅカ版では脚本・演出担当の齋藤 吉正氏が、仁の恋人でガンで亡くなってしまった結命(ゆめ)のエピソードを挿入し、「出会えた奇跡」をテーマとする物語に仕立て上げている。

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[site] SideB更新

まいにち生活 SideB を更新しました。竹信三恵子『家事労働ハラスメント』 (岩波新書)の【感想】です。

本書の著者は、「家事労働を貶めて、労働時間などの設計から排除し、家事労働に携わる働き手を忌避し、買いたたく。こうした『家事労働ハラスメント(家事労働への嫌がらせ)』ともいえる行為の数々が、多くの女性の貧困と生きづらさを生み、それが、いま女性以外の人々の貧困と生きづらさをお招き寄せる」とし、「見えない働きの公正な分配」を提起する(「はじめに」ⅸ)。

[Zuka] 2013年月組『THE MERRY WIDOW』(2)

月組『THE MERRY WIDOW』は、主演の専科・北翔 海莉を星条 海斗と凪七 瑠海が支えるというピラミッドがしっかりしていて、娘役もみんなそれぞれに個性を発揮していて、下級生達も伸び伸びしていた。

2013年月組『THE MERRY WIDOW』(1)

ダニロ@北翔 海莉は、ポンテヴェドロ王国からパリに赴任し、いきつけであるパリのキャバレー・マキシムに向かう。♪さあ♪ 行こう♪ マキシム♪ 夢の世界 ♫ロロ ドド ジュジュ ♫フルフル クロクロ マルゴー!

Maxim’sの歌には、踊り子達の名前が、リズミカルに入っていている。最初はフランス語?と思ったのだが、パンフレットを見てパリ娘達の名前だと気付いた。【→カタカナで歌うオペラ・アリア】 マキシムでは、ボーイと踊り子達のカンカンが賑やかに華やかに繰り広げられている。カンカンのBGMは、誰でも一度は聞いたことがあるであろうジャック・オッフェンバックの「天国と地獄のギャロップ」【→Youtube】。跳んだり跳ねたり、側転前転、リフトに足あげ。躍動感が溢れていて楽しい!! 踊り子たちの衣装は胸元に黄色のリボン飾りを施した白い上衣に、青いスカート。たっぷりのふりふりペチコート。めっちゃ愛らしかった。※

マキシムメンバー
ボーイ達:マヌー(貴千 碧)・ジロー(隼海 惺)・チボー(朝美 絢)・トニー(夢奈 瑠音)・ルノー(蓮 つかさ)
踊り子達: ロロ(玲実 くれあ)・クロクロ(風凛 水花)・ドド(楓 ゆき)・マルゴ(叶羽 時)・ジュジュ(桜奈 あい)・フルフル(海乃 美月)

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[Zuka] 2013年月組『THE MERRY WIDOW』(1)

専科・北翔 海莉主演 月組公演『THE MERRY WIDOW』。北翔 海莉星条 海斗凪七 瑠海の3人で、月組の若手を引っ張っていて、組子たちも楽しげだった。咲妃みゆは感情表現が豊かで、顔や手だけではなく、全身を使って喜怒哀楽を表現していた。キラキラしていた。彡☆

『メリー・ウィドウ』は、フランツ・レハール作のオペレッタである。オペレッタは日本語では喜歌劇と訳されていて、コミカルで楽しい音楽劇が基本のようだ。『メリー・ウィドウ』は、ウィーンでは年末恒例の演目で、「陽気な未亡人」を指す(原題はドイツ語『Die lustige Witwe』)。

本公演は北翔 海莉の歌唱力・演技力・ダンス力(←というのか?)で勝負!の演目で、とにかく北翔 海莉が大活躍。舞台に立つことを思う存分楽しんでいた。公演中の音楽は原作のものをアレンジして使っていて録音のようだったが良い演奏だった。聴き応えがあった。Maxim’sの踊り子に扮した月組生達がカンカンを踊りまくるのも華やかで楽しい。ストーリーはですね、ちょっと突っ込みどころはあったけれど………いいのだ!楽しいは正義!←(^^;)

THE MERRY WIDOWポスター
クリックで拡大 THE MERRY WIDOWポスター

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