[Stage] 城田優・愛希れいか『ミュージカル ファントム』(2)終~あなたこそ音楽

梅田芸術劇場メインホールに入ってチケットを切ってもらい、2階に上がると、人だかりが出来ていて、パリ市民が演奏しながら、靴磨き希望者を募っていました。

客席に入ると、パリ市民がパンフレットを売っている。

キャストの方は滑舌が良くて、快活に話すから、いつもの客席案内係の人たちと違うのはすぐに判ります。いつもの客席案内係の人たちも梅芸の制服ではなくて、ファントムのオペラ座の制服を着てます。

開演前のアナウンスはルドゥ警部(神尾 佑)。「パリ警察は皆様の安全をお守りします」。はーい。どうやら観客もパリ市民という扱いらしいです。開演前から客席を巻き込む演出も幕が上がる期待が高まる。

今作ではクリスティーヌやシャンドン伯爵が客席の扉から登場する客席登場や客席降り、客席での芝居が何回も盛り込まれて、そのたびに客席が華やぎました。

2019年2月まで宝塚歌劇では雪組『ファントム』(潤色・演出/中村 一徳)を上演しており、同じ年に同じ脚本と楽曲で『ファントム』を上演するというのは、ものすごい挑戦だと思います。演出の城田優先生の工夫が随所に見て取れて、その個性の尖りぶりを感じました。私は望海風斗・真彩希帆の雪組『ファントム』が大好きなのですが、年内にその対比とも言える城田版『ファントム』を見ることが出来たのは本当に幸運でした。

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[Stage] 城田優・愛希れいか『ミュージカル ファントム』(1)オペラ座の怪人

『ミュージカル ファントム』大千秋楽おめでとうございます。

城田優さんが主演・演出で『ファントム』を上演するというニュースを聞いた時はめっちゃ見たいと思いましたが、観劇できたのは城田ファントム・愛希クリスティーヌ回のみ。梅田芸術劇場メインホールで観劇(12/9(月)18時公演、12/15(日)17時公演)。

加藤和樹さんと木下晴香さんの回が観劇できずにとても残念。DVDはBLACKとREDの両方を買わねばならないことが判明して思案中。[ファントム2019公演DVD@梅芸

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[Zuka] 星組『ロックオペラモーツァルト』(3)その男モーツアルト

星組新・トップコンビ、プレお披露目公演『ロックオペラモーツァルト』千秋楽おめでとうございます。

昨日のライブビューイングがMY楽でした。
梅田芸術劇場での初見から全体の進化が著しかったです。

礼真琴・舞空瞳コンビの星組には期待しかないのですが、トップスター礼真琴に望むことがあるとしたら、自らの課題と向き合いつつも、周りを見て組子を育てて包容力のあるトップスターになって欲しいということです。私の知っている星組の元トップスターは、柚希礼音も北翔海莉も紅ゆずるも、そうやって組を育てて、次世代に引き継いで卒業していきました。組替組も含め、他組のよさも取り入れた新星・星組を期待しています。

舞空ちゃんは主席入学の優等生で弱音を吐きにくい立場と思いますが、宝塚舞踊会でめちゃめちゃ緊張していて、あらって思ったこともあり、万里柚美組長始め、星組の上級生の娘役さん達に学んで、Go Beyond the Limit!!の礼真琴についていってください。

ひゅー!!新星星組も楽しみです!!

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[dairy] 神戸ルミナリエ2019と宝塚OGチャリティコンサート

久しぶりに行ってきました神戸ルミナリエ。2015年の神戸ルミナリエがInstagramの初めての投稿だったから4年ぶり。

1995年1月17日の阪神・淡路大震災の鎮魂と追悼、復興を目的として、同年12月に初めて開催されてから今年で25回目。今年のテーマは「希望の光に導かれて、25年」だそうです。 “[dairy] 神戸ルミナリエ2019と宝塚OGチャリティコンサート” の続きを読む

[Zuka] 星組バウ『龍の宮物語』(3)

12月9日(月)に千秋楽を迎えました宝塚バウホール公演『龍の宮物語』。千秋楽おめでとうございます。瀬央さん2度目のバウホール単独主演公演、おめでとうございます。有沙瞳ちゃんも陰影のくっきりしたヒロイン玉姫でした。おめでとうございます。キャストの皆様、スタッフの皆様、お疲れ様でした。

3日14時30分公演を観劇してブログを書き、6日14時30分公演が2度めの観劇でした。2度めのラストは虚無ではなかったので、初見時の感覚を反芻したりしていたのですが、キャストの感情は日々変動し、進化していったんだろうなと思ったりします。

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[dairy] 宝塚市文化芸術センター見学

11月5日に、来年2020年4月19日にグランドオープン予定の宝塚市立文化芸術センターの市民向け見学会に行ってきました。

宝塚市立文化芸術センター公式サイト

阪急電鉄運営の旧宝塚ガーデンフィールズ(旧宝塚ファミリーランド)跡地の一部(約10,000㎡)を宝塚市が買取り、宝塚市の文化芸術振興の拠点として建設した施設です。まだ庭園が工事中ですが、建物は完成してました。

市は、手塚治虫記念館、宝塚文化創造館(宝塚音学校旧校舎)と合わせて憩いの場、文化芸術ゾーンとして発展させたい意向。宝塚大劇場もほど近い距離です。庭園や入館だけならフリーだと思うので、観劇の際なんかにも立ち寄れる場所になりそうです。

徒歩だと阪急宝塚南口駅のほうが近いですね。

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[Book] [773]『恋って何ですか?』(河出書房新社)

河出書房新社から、14歳の世渡り術シリーズの新刊で『恋って何ですか?27人がすすめる恋と愛の本』[公式サイト]という本が11月27日に発売されました。

小説家、俳優、アーティスト、学者たち27人が「恋と愛の本」を紹介するブックガイドです。執筆者のメンツがすごくて、有名人揃いなのですが、ごった煮的なメンバー。そのため「恋と愛の本」についてのアプローチもばらばらなのですが、恋ってそれだけ語れるテーマなんでしょう。

なぜかそこに混じる七海ひろきさんですが、ひろきさんは本好き漫画好きでファンには知られている人なので、真面目に自分が選んだ「恋と愛の本」について語ってます。

七海ひろき……一生に一度の恋
『100万回生きたねこ』佐野洋子

七海ひろき公式WEBサイト

14歳の世渡り術シリーズには元雪組トップスター早霧せいなさんの著作『夢のつかみ方、挑戦し続ける力』もありますね。 “[Book] [773]『恋って何ですか?』(河出書房新社)” の続きを読む