[Zuka] 星組『眠らない男』-嵐のように生きた男

宝塚市では、宝塚歌劇100周年と合わせて市制60周年+市立手塚治虫記念館20周年の3つで「トリプル周年」と銘打ち、グッズが出回り始めています。武庫川の周辺の村が寄り集まり、最終的に1954年に宝塚町と良元村が合併して出来たのが宝塚市。宝塚駅があるのは「川面村」だった所で、ヅカファンの間で宝塚大劇場周辺が、「ムラ」と呼ばれる所以だそうです。下の写真は、ソリオ宝塚でつり下げられているポスター。紙製ランチョンマットとかお土産の包装紙とかも配布されています。ランチョンマットは好評で増刷の勢いだとか(某筋より)。

「宝塚トリプル周年」を盛り上げろ! 〝汚したくない〟ランチョンマットが完成 – MSN産経ニュース 

宝塚市制60周年
宝塚市制60周年

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[Zuka] 星組『眠らない男』-植民地の生まれ女王

100周年は驚きを連れてくる。いやいやいろいろ起きていますな。1月6日のSMAP×SMAPにタカラジェンヌ100人が登場したり、雑誌にガンガン掲載されたりしているのは知っていたのですが、今度はJR東日本の山手線をタカラヅカ仕様の電車が走ったり、阪急梅田に大階段が登場したとか。これこそ、やれば出来るじゃん的ななにか。いやもう全く。阪急宝塚線でも小豆色の電車にステッカーがついているのは見たのですよ。急行だけですけどね。普通には貼ってませんでした。ええ。………まぁいいや。

阪急電車(宝塚線)
阪急電車(宝塚線)

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[ZUKA] 2014年星組『眠らない男・ナポレオン』(4)

『眠らない男・ナポレオン』を深く理解しようとすると、厄介なのが、フランスの国内事情に加えて、フランスを取り囲むヨーロッパ各国の情勢を踏まえておく必要があること。これは、ナポレオンとジョゼフィーヌの関係だけのストーリーだと脇に置いておいても良いのだが、『眠らない男・ナポレオン』はヨーロッパ諸国の状況も踏み込んで描いているので、演じる方も見る方もたいへん。

海外公演に持って行けるレベルにすると考えたら、そうなるんでしょうなあ。

ナポレオン幕
ナポレオン幕

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[ZUKA] 2014年星組『眠らない男・ナポレオン』(3)

全体感想として、1幕がかなりてんこ盛りで、めまぐるしいです。1幕の上演時間は1時間20分で、ナポレオンの士官学校から皇帝即位まで一気にいくので、あと10分くらい全体の上演時間を延長できれば余裕ができたかもしれない。2幕は1時間10分で、戴冠式から凋落までを描いています。完全新作オリジナル作品なので、上演してみて判ったという所も出てきていると思います。この調子でいくと、中日にはすごい進化を遂げていそうです。必ずリカバリーしてくるでしょう。走り書きですが、とりあえず気になるところだけ上げておきました。

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[ZUKA] 2014年星組『眠らない男・ナポレオン』(2)

『眠らない男・ナポレオン』【→特設サイト】 ものすごく音楽が効いていました。ミュージカル『ロミオとジュリエット』を手がけたジェラール・プレスギュルヴィック氏が作曲された50なんなん曲に、小池氏が台詞をはめ込んでいったそうですが、台詞の大半が歌で表現されているという、非常に高度なミュージカルでした。「宝塚から世界へ発信するオリジナル作品」という意気込みは伊達じゃないですね。ソロは主要キャストに割り振られ、ほかは歌い継ぎかコーラスが多く、負担がかかりすぎないように工夫されています。しかし、むつかしそう…星組&専科さん達がすごい。

ナポレオンへの賛歌「嵐のように生きた男」は、耳に残りやすく、鼻歌になりそうです。

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[Zuka] 2014年星組『眠らない男・ナポレオン-愛と栄光の涯に-』(1)

柚希 礼音夢咲 ねねの星組トップコンビは、どこを目指しているだろう。

宝塚歌劇100周年の幕開けを飾る星組『眠らない男・ナポレオン―愛と栄光の涯(はて)に―』を見ながら、空恐ろしくなった。いまの星組は、「星組力」としか言いようのない強固な団結力と底知れぬエネルギーを蓄えている。それに加えて専科が4人も加わっているのである。圧倒的なパワーが怒濤のように押し寄せてくる公演だった。これは観る側(受け手)にも相当なエネルギーを要求される。

脚本・演出は、演じる側に高度で強靱な創造力を要求するハイレベルなもので、演出家の小池 修一郎氏は、宝塚歌劇団の生徒・専科やスタッフ達を全面的に信頼し、リスペクトしているのが伝わってきた。

と思ってパンフレットを見たら、「眠らない男たち・眠れない女たち」というタイトルで、スタッフと生徒達への感謝とお詫びの言葉が掲載されていた(^^)。小池氏はやはり外部公演も多く手がけているので強いなぁ。外を知っているからこそ、その違いも明確にご存じなので、宝塚歌劇にピッタリの作品をきっちり仕上げてきてくれる。

松の内にまた観に行くので、その後にまた書きます。

フィナーレのデュエットダンスで、ねねちゃんが身につけているドレスは、クレオパトラかと思ったが、あの文様は蜘蛛かな?(蜘蛛でした)。スタイル抜群のねねちゃんだから着こなせている気がする。柚希 礼音夢咲 ねねのデュエットダンスは、この二人にしか出せない濃厚で濃密な味でした。クセになる感じ。

[Zuka] 2013年星組『日のあたる方(ほう)へ ―私という名の他者―』

主演の真風涼帆(まかぜ・すずほ)を中心に星組生25名と専科の一樹 千尋が、一丸となって公演を成功させようとしているのが伝わってくる良い舞台だった。原作は『ジキル博士とハイド氏の奇妙な事件』(ロバート・ルイス・スティーヴンソン)だが、脚本・演出担当の木村 信司氏がかなり脚色していて、どこへ着地するのか判らないジェットコースターストーリー展開。ラストは、タイトル通り、”日のあたる方へ”歩み出す人々の物語になっていて感動的であった。

おすすめ!梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ(10月15日(火)まで)・東京・日本青年館(10月25日(金)~10月30日(水))、共にまだチケットがあるらしいので、皆様ぜひ足をお運びください!

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