ミュージカル浪漫
『はいからさんが通る』
原作/大和 和紀「はいからさんが通る」(講談社KCDXデザート)
(c)大和 和紀/講談社
脚本・演出/小柳 奈穂子
[Zuka] 花組+専科『蘭陵王—美しすぎる武将—』
専科の凪七瑠海主演公演『蘭陵王—美しすぎる武将—』を初日15時公演と2日目を梅田芸術劇場ドラマシティで観劇してきました。「蘭陵王」は田中芳樹氏の小説で知りました派で、予習で久々に再読し始めたのですが途中までしか読めてない。w
楽しかった!シリアスな内容ですが、キャラクターの個性と結末の処理がうまく前向きに終れるという佳作。心情や説明を歌で表現することが多い木村作品らしく、歌唱力と演技力が要求される作品で、楽曲がなかなかに難しく、殺陣や人数が要求される戦場場面が多いので娘役まで甲冑を着込んで総動員というハードルの高さでしたが、専科3名+花組19名の蘭陵王チームががんばってました。
「あまりの美貌ゆえ、兵士たちの士気が下がることを恐れ、戦場では仮面を付けて戦った」という伝説の蘭陵王(らんりょうおう)は美貌と高い技量を誇るカチャ(凪七)にはぴったりで、当たり役となりそうです。
[Zuka] 花組『MESSIAH』(4)終~天草四郎陣中旗
舞台上でも掲げられる山田右衛門作が描いたという天草一揆軍の陣中旗(レプリカ)が、劇場内に展示されていました。
赤葡萄酒が入った聖杯と十字架が記されたパン。パンはイエス・キリストが最後の晩餐で弟子達に与えた聖餅で、キリストの聖体と言われているものだそう。
[Zuka] 花組『MESSIAH』(3)百姓は生かさず殺さず
花組公演、『MESSIAH(メサイア) −異聞・天草四郎−』『BEAUTIFUL GARDEN −百花繚乱−』千秋楽おめでとうございます。
MY楽は前楽19日(日)15時公演でしたが、花組とヒロさんの熱演にやられたって感じのお芝居と花組の百花繚乱ぶりが楽しいショーでした。お疲れ様でした。東京公演までしばしの休養を。
たそ(天真みちる様)、かほちゃん(新菜かほ様)、しおんくん(桜舞しおん様)。変わってないよと思っていても、変わった部分を大切にしてください。これからの糧にきっとなります。ご卒業おめでとうございます。
亜蓮冬馬くんの休演が延びて、東京公演も全休になったようですが、落ち着いて怪我を治して貰えるといいなと思います。療養期間中にも出来ることはあるはずなので、充電できますように。お大事に。代役の皆様、がんばってくださいませ。
19日(日)15時公演が開演して15分くらいで2階で揺れを感じ、少し驚いたのですが、舞台では流れ着いた夜叉王丸と小左衛門殿がお芝居を続けているので、揺れが続けばアナウンスがあるだろうと思って観劇していましたが、キャストの皆様、スタッフの皆様、お疲れ様でした。何事もなくて良かったです。(かいちゃんや琴ちゃん、音咲いつきちゃんもご観劇だった)。
震度1だったのに、震源が浅いためか体感できたっていうほうがすごいかも。
[Zuka] 花組『MESSIAH』(2)海乱鬼・夜叉王丸
『MESSIAH』が、天草四郎の「異聞」であるのは、天草四郎の設定や時系列や人間関係が本作オリジナルになっているためと思われます。演劇はフィクション(虚構)で、史実検証ではないので、オリジナル創作でも構わない。けれど、その場合は創作者による世界観の構築がとても重要になる。
VISAの明日海りおさんからの今月のメッセージ(7/20(金)に届いたもの)で、みりおさんが天草四郎の役作りのポイントを話してくれていますが、さすが土台作りが緻密だなと思います。
外部でも、日本版『マタ・ハリ』(柚希礼音主演)の訳詞・翻訳・演出を手がけた石丸さち子さんのインタビューで伺えるように、年表を自分達で作り直すくらいの作業がいるんだと思いますね。→【マタ・ハリ通信(4)】演出家・石丸さち子に訊く(げきぴあ編集部(2017年12月27日 )
ネタバレあり。まとまってません。
[Zuka] 花組『MESSIAH(メサイア)−異聞・天草四郎−』
ミュージカル『MESSIAH(メサイア) −異聞・天草四郎−』
作・演出/原田諒
『MESSIAH』観劇後。ポスターのみりおさん(明日海りお)は妖術使いか魔界転生と思う四郎だけれど、MESSIAHでみりおさんが演じている四郎は真っ直ぐであったかい、良いヤツだよね、先行画像とポスターの四郎から実際の舞台上の四郎には乖離があるなぁ。かれーちゃん(柚香光)の山田右衛門作もちょっと違う。ゆきちゃん(仙名 彩世)の流雨はポスターと舞台姿は近い。どこでそうなったんでしょうか。
- 花組公演『MESSIAH(メサイア) −異聞・天草四郎−』『BEAUTIFUL GARDEN −百花繚乱−』初日舞台映像(ロング)(Youtube)
- 花組公演 PHOTO(舞台写真)(公式)
[Zuka] 2016年花組バウ『アイラブアインシュタイン』★ネタバレ★
あきらさん、初主演おめでとうございます!
花組のアニキ・瀬戸かずやのバウ初主演作品『アイラブアインシュタイン』は、谷貴矢氏のバウホール・デビュー作品でもありました。谷貴矢先生、おめでとうございます。
SFで題材はアンドロイドですが、時代背景は「20世紀中盤」。パラレルワールドものだったのか。アンドロイドネタのギミックをてんこ盛りにし、ミステリー仕立てにした意欲作なんですが、英真なおき+瀬戸かずや+花組子の熱演が勝利を収めていた割りに、作品は物語の主軸となる設定に矛盾が多すぎて、いちいち突っ込みながら見ざるを得ないという、久しぶりの私的注目作品となりました。1回しか観ることが出来なかったのが残念です。
演出や音楽、衣装、舞台セットなどはとてもしっくり来ていただけに、どこが引っかかったのか、あれこれ考えている。何が描きたいのかすら、いまいち判らなかったんですが、谷氏はパンフレットの挨拶で「トマス・ハーベイ博士」を挙げていて、そこ?と思ったのですが、そこ?それで「アインシュタイン」か!→数奇な運命をたどった9人の著名人の遺体の一部 – エキサイトニュース /(全文)数奇な運命をたどった9人の著名人の遺体の一部 : カラパイア
うーん。変。
これもネタ元っぽい。→ロボットに感情は必要なのか? アンドロイド研究の第一人者に聞いた|ギズモード・ジャパン
ちなみに盛大にネタバレします。