[Zuka] 望海風斗 MEGA LIVE TOUR 『NOW! ZOOM ME!!』

9月30日東京宝塚劇場
  • 朝夏まなとアメイジングステージ『A Motion』(2017年・宙組)
  • RIO ASUMI SUPER TIME@045『恋スルARENA』(2019年・花組)

に続くサイトーLIVEショー第三弾。

雪組特別公演・望海風斗 MEGA LIVE TOUR『NOW! ZOOM ME!!』(作・演出/齋藤 吉正)東京宝塚劇場千秋楽おめでとうございます。今日は配信で望海風斗Aバージョンを見ます。

ここのところトップスター退団公演前のライブ・コンサートを齋藤先生が三本連続で担当しているのは何かのジンクスでしょうか。幕間35分を挟んで歌いまくりの望海風斗を中心に全力投球の2時間30分でした。サイトーショーは大好きなんですが、体力勝負!!というのは毎回の基本的共通項目という認識です。お疲れ様でした!ありがとう!!

『NOW! ZOOM ME!!』
第一幕 1時間5分
‐幕間‐ 35分
第二幕 1時間25分

いまのところ、今年の私的セレクト本公演NO.1です。

“[Zuka] 望海風斗 MEGA LIVE TOUR 『NOW! ZOOM ME!!』” の続きを読む

[Zuka] 雪組『20世紀号に乗って』

ブロードウェイ・ミュージカル『20世紀号に乗って』
ON THE TWENTIETH CENTURY
潤色・演出/原田 諒
~ 

観劇は1回きりの3月23日(土)15時30分公演でした。

本作品はシカゴからニューヨークに向かう特急列車を舞台としたフィクション。1934年に映画化(監督:ハワード・ホークス)され、1978年にブロードウェイで初演、2015年にリバイバル。日本では1990年に宮本亜門演出『20世紀号に乗って』大地真央と草刈正雄のコンビで上演されている。

ブロードウェイ版は2015年リバイバルでの場面が下記で見れます。リバイバルはブロードウェイの大女優クリスティン・チェノウェスのために上演されたというだけあって、短い映像でもチェノウェスの演じるリリー・ガーランドの強気っぷりが判る。そしてピーター・ギャラガーのオスカー・ジャフィーのくたびれぶり(褒めてる)。オリバーとオーエンは初老のおじさん。ブロードウェイ版はおじさんを愛でる舞台ですな(なにか違)。

“[Zuka] 雪組『20世紀号に乗って』” の続きを読む

[Zuka] 雪組『ファントム』~痛みの物語

『ファントム』13日13時SS席と19日13時S席下手で役替わりA日程。13日は友の会がお友達になってくれたSS席でした。生の舞台で『ファントム』を観るのが初めてで、あらすじは予習していたものの、舞台が近くてついストーリーそっちのけでメインキャストをガン見しちゃうので、集中力がいります。

ファントム幕

 

2019年2月11日付で専科へ異動予定のみとさん(梨花ますみ)がフィナーレで銀橋を通られたので、おつかれさまですとお見送りしました。大劇場公演は期間が長くてハードで『ファントム』は年をまたぐし、異動で少し骨休めできるとよいのですが。ここでは、退団のたわしくん(陽向春輝)がみとさんをエスコート。洒落た場面ですね。

“[Zuka] 雪組『ファントム』~痛みの物語” の続きを読む

[Zuka] 雪組『凱旋門』~2人のラヴィック

雪組『凱旋門-エリッヒ・マリア・レマルクの小説による-』、本公演と6/26(火)に行われてた新人公演と合わせての感想です。

【本公演】

脚本/柴田 侑宏
演出・振付/謝 珠栄
【新人公演】

演出/上田久美子

舞台は1928年のパリ。ヨーロッパでは、ドイツやイタリアにおけるファシズムの台頭により、パリには多くの亡命者が逃げ込んできていた。ドイツからパリに亡命してきている外科医ラヴィック(轟 悠)は、イタリアからの移民で、身寄りの無い、ジョアン・マヅー(真彩 希帆)と出会う。ラヴィックと女優志望で歌手のジョアンは愛し合うようになるが、亡命者であるラヴィックはパスポートや身分証明書を持たず、亡命者向けのホテルに隠れるように住み、モグリの医者として生きるしかなく、ジョアンが部屋を借りて一緒に住みたいと望んでも叶えることが出来なかった。

“[Zuka] 雪組『凱旋門』~2人のラヴィック” の続きを読む

[Zuka] 雪組『ひかりふる路〜革命家、マクシミリアン・ロベスピエール〜』

本日は、花組『ポーの一族』大千秋楽でした。おめでとうございます(書く気はあるんですよちょっとイカry)。

そして雪組全国ツアー公演『誠の群像』『SUPER VOYAGER!』の梅芸千秋楽ですが、今更ながら『ひかりふる路』。

だいもん(望海風斗)ときーちゃん(真彩希帆)のお披露目公演でマクシミリアン・ロベスピエールを取り上げる意味を考えていた。ロベスピエールは、フランス革命を主導した革命家の一人であり、フランス国王ルイ16世の処刑を断行し、膨大な数の貴族、反革命派、対抗勢力などを粛正する恐怖政治を行い、史上初のテロリストと呼ばれた人物である。

宝塚歌劇のフランス革命を題材にした作品では、ロベスピエールが登場することが多いが、あくまで脇役であり、(史上初のテロリストは)主役には成り得ない、自分の中にそういう思い込みがあったらしく、演目が発表された時に衝撃を受けた。発表時は、星組『THE SCARLET PIMPERNEL』上演期間中で、かいちゃん(七海ひろき)の演じる冷酷なロベスピエールを見ていたせいもある。

“[Zuka] 雪組『ひかりふる路〜革命家、マクシミリアン・ロベスピエール〜』” の続きを読む

[Zuka] 雪組『凱旋門』と『ファントム』

雪組公演『凱旋門』チーム(凱旋門さんもメインキャストに含まれる)が空中分解しているようなのポスターが出た後に、蘭寿とむさんのトップお披露目公演を、だいもん(望海風斗)ときーちゃん(真彩希帆)の雪組で上演ということで、雪担がSNSで喜びに沸き返っている。

【宝塚大劇場、東京宝塚劇場】<2018年11月~2019年2月・雪組『ファントム』

ミュージカル
『ファントム』
脚本/アーサー・コピット 作詞・作曲/モーリー・イェストン
潤色・演出/中村 一徳 翻訳/青鹿 宏二

おめでとうございます!!

ご本人達によって思い入れがあるであろう演目が順当に2人の主演作に決まってよかったです。私は生で見ていないので、楽しみです。でも先に『凱旋門』が来ます。

“[Zuka] 雪組『凱旋門』と『ファントム』” の続きを読む

[Zuka] 2016年雪組『私立探偵ケイレブ・ハント』

雪組『私立探偵ケイレブ・ハント』『Greatest HITS!』。初日は10月7日(金)で、開幕3日目の10月9日(日)に観劇しました。

雪組とっては、日本物ではなく、原作つきでもなく、2.5次元でもない、久々の座付作家のオリジナル物とショーです。作・演出は、大劇場登板が『アルセーヌ・ルパン』以来の正塚晴彦氏。

さすが、日常着を着ると、そのスタイルの良さとスマートさ、整えられたビジュアルは抜群。このポスターはさわやかで、連帯感というか、雪組の「絆」を感じるので、非常に好感度が高いです。

座付き作家の作品、それも初演の醍醐味のひとつは、その組に合わせた役柄と構成だと思っているのですが、正塚先生もそのあたりを配慮する方だから、と思って観劇してきたところ、メインキャストは、まさしく宛書というか、宛書すぎて、演技巧者ぞろいの雪組トリデンテ(トップコンビ+2番手)が、やや戸惑ってますか?という印象でした。

注:以下、褒めてません。

“[Zuka] 2016年雪組『私立探偵ケイレブ・ハント』” の続きを読む