[Zuka] 2016年星組『こうもり』(3)愉快な復讐劇

みっさま(北翔海莉)のトップスターお披露目公演『ガイズ&ドールズ』のBD・DVDと主題歌集のBD・DVDの発売見合わせのお知らせにビックリしていますが、「不備の恐れ」ってなんでしょうね。製造物に異常でも??そうすると長引くのでしょうか。楽しみにしていますので、株式会社宝塚クリエイティブアーツ様、歌劇団様、よろしくお願いいたします。

星組宝塚大劇場公演『ガイズ&ドールズ』BD・DVD、『THEME SONGS 2015 宝塚歌劇主題歌集』BD・DVD発売見合わせのお知らせ

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[Zuka] 2016年星組『こうもり』(2)

オペレッタ『こうもり』を潤色した宝塚版『こうもり』(脚本・演出/谷 正純)ですが、昨日、新人公演(ファルケ博士:紫藤 りゅう、アデーレ:真彩 希帆、アイゼンシュタイン侯爵:綾 凰華)があり、本公演の脚本をさらにカスタマイズしてあったとか(担当は 町田 菜花先生?)。

宝塚版『こうもり』は、宝塚歌劇とキャストに合わせて、オリジナルから主役をアイゼンシュタイン侯爵からファルケ博士に変更し、それに伴って、ヒロインのアデーレとロザリンデの比重も変えるという根本的なところが変わっていたのですが、新人公演ではそれに微調整が入り、さらにブラッシュアップされたらしいです。新公は見れていないのですが、本公演と新人公演の位置づけが発展的になっている気がします。

新作は上演して、観客の反応を見て変更したほうが良いかなと思うところがあっても、公演期間中は大幅な変更は難しいですから、公演期間中の新人公演で調整があるというのは、良いことなのだろうなと勝手に思ったりします。

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[stage] 『REON JACK』@梅芸

柚希礼音、初コンサート『REON JACK』@梅田芸術劇場メインホール

ただいま東京国際フォーラムCで上演中の『REON JACK』を、3月15日に梅芸で観劇してきました。感想を簡単に書いておきます。

柚希礼音と元宙組トップ娘役の陽月華、音花ゆり、鶴美舞夕を中心に男性ダンサーズを加えたダンサブルなショーとMCで構成されていた。映像や写真は以下のリンクを参照。

柚希礼音のダンスは、『プリンス・オブ・ブロードウェイ』での「蜘蛛女のキス」を観た時にも思ったが、男役の体型補正のないほうが美しい。身体のラインが自然で、躍動感と力強さに溢れ、野性味溢れる切れ味が鋭く、身のこなしがシャープに現れる。スリットの入ったセクシーなドレスを着た柚希とクリスティアン・ロペスのタンゴは、二人の間に静かな火花の散るような緊迫感が溢れ、リフトされながら四肢を柔軟に動かして体勢を変える柚希を息をのんで見守っていた。

うめちゃん(陽月)とのトークは、男役の顔ではなく、”ちえちゃん”の混じる柚希礼音で、ベルサイユのばらでフェルゼンとマリー・アントワネットを演じた時のエピソードを話してくれました。うめちゃんのトークは軽妙で面白いね!

私はタカラジェンヌ現役時代を知らず出演作品はスカステでしか観ていないのですが、うめちゃん(陽月)のダンスの切れ味と鍛え上げられた美しい身体に感動。男性ダンサーズに囲まれたうめちゃんは、大輪の花でした。ころちゃん(音花)の美声やどいちゃん(鶴美)のダンスも変わらず、馴染みの環境に近いもので、寛いだ柚希礼音でした。退団後の主演第1作目としては、良いスタートだったなと喜ばしかったです。

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