[Zuka] 2016年月組全ツ『激情』『Apasionado!! III』

月組の次期トップスターに決まった珠城りょうと、現トップ娘役愛希 れいかが主演を務める全国ツアー公演初日@梅芸に行ってきました。

たまきさん、次期トップ決定おめでとうございます!

研9での就任は責務が重く感じられる事もあると思いますが、応援します!

初日の感想は「たまきち!そのまま前を向いて走れ!」でした。

人数は半分ですが、組長と副組長も全ツ組というのもあり、新体制に向けた月組子の決意を見た、としみじみ感じられる初日のレベルの高さでした。たまきさんが本気だから、みんな本気で着いて行こう、自分も本気になろうと思うんだね。

真咲さんも後顧の憂いなく、新たな旅立ちに赴ける気がした。しかし、私にとって月組トップはずーっと龍真咲だったので、一抹の寂しさがあります。ご本人はきっとコンサート『VOICE』に向けてお稽古に励んでいるのだろうと推察しますけれどね。

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ミュージカル・プレイ『激情』—ホセとカルメン—
脚本/柴田 侑宏
演出・振付/謝 珠栄

メリメ原作「カルメン」をモチーフに、ドン・ホセが宿命の女カルメンに翻弄され、彼女への愛ゆえに堕ちて行く様を情熱的に描き出したミュージカル作品です。1999年の姿月あさと、花總まりを中心とした宙組による初演時には、第54回文化庁芸術祭演劇部門優秀賞を受賞。2010年の柚希礼音、夢咲ねねを中心とした星組による全国ツアーでの再演も好評を博した秀作に、月組選抜メンバーが挑みます。

ファナティック・ショー『Apasionado(アパショナード)!!III』
作・演出/藤井 大介

“Apasionado”は、スペイン語で「熱い」「情熱の男」という意味。「熱」をテーマに、熱いリズム、熱い血潮、燃え上がる恋、嫉妬の炎、命を賭けた情熱など、様々な「熱」の形を具現化した、情熱的でエネルギーに満ちたダンシング・レビューです。2008年に瀬奈じゅんを中心とした月組で、2009年に大空祐飛を中心とした宙組で上演された大人の雰囲気溢れるショー作品を、ブラッシュ・アップしてお届け致します。

[Zuka] 2016年雪組『るろうに剣心』

月日の経つのは早い。2016年も2ヶ月が過ぎ、今日は3月3日、ひな祭りです。

上演が決まり制作発表会があり、配役が発表、その度ごとにに大騒ぎになる雪組『るろうに剣心』でしたが、大劇場公演は14日で千秋楽を迎えます。

早霧せいな咲妃みゆの率いる雪組と小池修一郎氏の組んだ舞台は、期待を裏切らない出来映えで、『るろうに剣心@TAKARAZUKA』という感じに仕上がっていました。

初見での印象は、「小池先生、楽しそう」でした。

いや創造のご苦労は当然に膨大だったと思いますが!ですがね!

初っぱな、新撰組隊士をバッサバッサ斬り伏せた人斬り抜刀斎(早霧せいな)が、「また…」と呟き始めたとき、え、そこ「つまらぬものを斬ってしまった」ですか!そう来ますかと思ったら、「血の雨を降らしてしまった」と続けるちぎたさん。イントネーションおんなじな気がするんですけれど気のせいですかこれ。

これは小池先生、楽しんでるね!と思いました。

原作を4巻までとは言え、宝塚歌劇向きに割り切って仕立て直し、しかも雪組子が演じやすいように、組子の持ち味に合わせてキャラクターを脚色するというのは、座付き作家にしかできない技だと思います。それを許してくれた原作者の和月伸宏氏にも感謝しかありませんが、これまでにメディアミックスを重ねているので、表現方法が異なると原作とは違う世界観を作らなければならないというのもご理解されているのでしょう。

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