[Zuka] 2013年宙組新人公演(2)

宙組新人公演 『風と共に去りぬ』感想の続きです。

新人公演の1幕目の幕が下りた。幕間休憩がないので、すぐに2幕に入ると思ったら、鼓笛隊が登場した。2階だったので99期の鼓笛隊?と思って見たら、羽根飾りを付けた人がいる…

ものすごい違和感!!!

鼓笛隊が、鼓笛隊ではない。

全員、赤に金のアクセントが入った鼓笛隊の制服を着て楽器を持っているのに、首から上、顔と髪は『風共』のメイクと扮装だった。

先頭は、バトンのアシュレともちん@悠未 ひろ、次に太鼓を抱えたメラニーみりおん@実咲 凜音、シンバルをたたくベルキタさん@緒月 遠麻、サックスを吹くレットかなめさん@凰稀 かなめ、フルートのスカーレットまぁくん@朝夏まなと

  • バトンをくるくる回す、ともちん
  • 大きい太鼓を抱えて一所懸命に叩いている笑顔のみりおん
  • キタさん、羽根飾り目立ちまくり
  • レット@かなめさんとスカーレット@まぁくんは、二人で左手の指輪を誇示して、はけていった。仲直りしたらしい(笑)。

5人ともノリノリです。客席はこんな状態↓

キャアー┌|≧∇≦|┘キャアー└|≧∇≦|┐!!!┌|≧∇≦|┘キャアー┌|≧∇≦|┘!!! 

それでも幕が上がると、 舞台に集中するのが、ヅカファンの凄いところだ。

(キャスト感想の続き)瀬音 リサ(93期)のマミー(スカーレットの乳母)は特筆したい。本役の汝鳥 伶が名演技を見せてくれているので、ハードル高いなぁと思っていたが、見事にありさちゃん(瀬音)自身が創り上げたマミーを演じてくれていた!さすがに黒塗りした顔は、ねえやと呼んであげたい可愛さだったが、勇気と愛情で真っ向勝負マミー!Brilliant Dreams +NEXT#17朝夏まなと編のダンスも素敵だったし、楽しみな娘役さんです。

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バザー会場で、ダンス権オークションの話を聞くなり、手を握って頷き合うルネ@和希 そら(96期)とメイベル@遥羽 らら(98期)が、超可愛いカップルでした。和希 そらは、おおらかで気持ちの良い演技をする。遥羽 ららは、はかなげだが芯が通った素敵なメイベルだった。

南部の青年達では、フィル@秋音 光(96期)が、本役の星吹 彩翔と同様に、幼さを上手に出していた。あとはNew Generationの若者達の浮かれぶりに怒りまくるウイリー@留依 蒔世(97期)が目立っていて、その猪突猛進的な怒り方を、「若い!」って思っちゃいました。本役の凛城 きらの感情の出し方の違いが面白かった。役替わりもそうだが、同じセリフなのに個性でずいぶん変わるよねえ。ジョージ@星月 梨旺(94期)やスタンレー@実羚 淳(95期)も、はつらつとした若者だった。このメンバーは、本公演ではNew Generation側なので、Old Generation側になった感想を聞いてみたいものだ(無理だけど)。

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バトラー邸の新築披露パーティーに エルシング夫人@風馬 翔(94期)が乗り込んだ場面は、本公演とは別の味わいになっていて、かなり好き。

パーティ会場に乗り込んだエルシング夫人@風馬翔は、北部の人たちから「考え方が古い」、「バトラー夫人(スカーレット)こそ南部の鑑」とかなんとか言われて、いじめられっ子のような顔をして一人で立ちすくんでいた。するとミード博士@美月 悠(94期)が、ミード夫人@愛白 もあ(93期)を伴って、「私はこれで失礼するよ。昔のお礼を言いに来ただけだ」とレットに挨拶をする。そのミード博士の言葉を聞いたエルシング夫人は、勇気づけられたように、ホッとした顔をする。メリーウェザー夫人@結乃 かなり(93期)やワイティング夫人@星吹 彩翔(93期)も、エルシング夫人を庇うように出て行く。南部人の仲間意識を感じた。ちょっとほのぼの感。

もんち(星吹 彩翔)のワイティング夫人は違和感がなく、「これぞ、南部~」も可愛かった。エルシング夫人のかける(風馬 翔)くんは、東京では眉をもうちょっと柔らかく、チークを控えめにお願いします。

東京公演に向けてさらに磨きをかけてください。ガ ン o(`・ω・´)o バ レ