[stage] 朝夏まなと『MANA-ism』(2)終

[stage] 朝夏まなと『MANA-ism』

『MANA-ism』大千秋楽おめでとうございます。まぁ様がカーテンコールで号泣したという噂も入ってきましたが、まぁ様が幸せなら、みんな幸せです。また舞台に立ってくれて、ありがとう、まぁ様。

大阪公演は21日(土)マチソワのみの観劇でしたが、楽しかった!! 男役でも性転換中でも、まぁ様はまぁ様でした。その、真っ直ぐさのまま歩んでいって欲しいです。

宝塚歌劇団 宙組生一同より

20日(金)のソワレには宙組生が大挙して観劇だったようですが、劇場が熱かったろうなぁ。宙組公演中で忙しいであろう真風さんや宙組のみんなが行けるのか気になっていたので良かった。

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大阪公演は1幕の曲に理解が追いついたので、1幕をじっくり堪能できました。コーラスは、RiRiKAちゃんがフル参加で、1幕の“Could I Have This Kiss Forever“ と2幕の“The Girls Of The Night ”を、まぁ様とデュエット。RiRiKAちゃんはかいちゃん(七海ひろき)の同期89期で、花組でまぁ様と研4まで一緒だった元娘役(花咲りりか)さんです。『THEカラオケ★バトル』の常連で歌うまさんなんですね。

1幕の新曲”MANA-ism”は歌詞はまぁ様のための書き下ろしなんだと思いますが、約束の地を探す旅がまた始まったということなんでしょう。2幕ではこの公演がプロデビューというコリ伽路ちゃんが、ソウルフルに”MANA-ism”を歌ってくれました。コリ伽路ちゃんはMCで「(まぁ様を)よろしくお願いします」って紹介して、まぁ様を爆笑させていましたが、トークのテンションが面白いw

まぁ様、あすかさん、宝塚以後の第二章のほうが人生は長いです。新しい舞台に立てば、新しい魅力が必ず引き出される。まぁ様はストイックな芸の人ですが、トップクラスのタカラジェンヌの魅力はトータルの美しさにあると思うのです。まず70人からの組子を惹きつけなきゃいけないというのは、相当なパワーが必要。今回のコンサートはプロのシンガーやダンサーの方達とご一緒でしたが、これからも、色々なプロの方達と舞台に立ち、芸の引き出しを増やして、新しい世界を開き、私たちにも見せてください。

マイ・フェア・レディ』も『オン・ユア・フィート』も楽しみにしています。『オン・ユア・フィート』の動画ってまぁ様、ミニドレスじゃーん。美人じゃ美人(///ω///)、でも外でやる男役というのもありかもよ?

1幕は、オリジナルソングの後は、Banana Boat Song / Day-Oなどのエキゾチックな曲が続きます。ボサノバのÁgua de beber(おいしい水)が好きでした。まぁ様は金糸の飾りのノースリーブにワイドパンツでスツールに座って、気怠げに物憂げに歌う。さらされた二の腕がセクシー。この歌は、「生きるためには渇きを癒やすおいしい水が必要。おいしい水と同じくらい愛が必要」という意味が込められているらしいのですが、こっちからすれば「愛」にもいろいろあるよ!っていう。タカラヅカのような立体的重層的多面構造の愛の世界って、なかなかないと思う。生きていくためには誰しも愛が必要。

このスツールの場面はダンサーの新井希望さんが、”私だったら(小柄なので)足が届かない”、と”MCネタにしていました。スツールのね、背が高いんですよ。足が長くないと床に足裏がつかないの。きっと、まぁ様専用だと思いまする。

MCではRiRiKAちゃんがさすがの関西人のノリで、ツッコミ力を発揮。東山さんが、今までに燕尾服を着て踊ったこともあるけれど、まぁ様の格好良さに比べるとなんだったんだろうとか呟くと、それは比べちゃいけない!!とキッパリ断言していましたが、その通りだ!! 男役の格好良さは特別製なんですよ。

2幕のTOP HATメドレーで白のパンツに燕尾風のロングジャケットで踊る、軽やかなステップのまぁ様は美しかった。大好きだった『TOP HAT』。

まぁ様とかいちゃんががっつり共演したのは『TOP HAT』(宙組、2015年)だけでしたが、ジェリーとホレスが二人で飛行機の座席で座る姿は今も思い出せる。軽やかにタップダンスを踊るジェリー。みりおんデイルをくどくジェリー。それから片目を包帯でぐるぐる巻きにしたホレスさんとか海藻を被ったホレスさんとかせーこ様マッジと“Outside of That, I Love You”を歌うホレスさんとか。もう一度、2人が男役でがっつりと組んだ共演が見たかったな。

そういえば”Cheek to Cheek”は、馬場亮成さんが歌ってくれていましたが、コーラスで唯一の男性でちょっと気圧されていたような気がする。女性圧がね、すごいでしょう、タカラヅカ。

西田さんの唯一の持ちネタ、「女優・朝夏まなとを抱いた初めての男」が、マチネでもくり出されました。抱くっても後ろから軽く両肩を持って引き寄せるだけじゃんって思いますががががが。またもやのMCにRiRiKAちゃんと舞莉花ちゃんからブーイングが出て、西田さんがネタを展開。「客席の中には、どうして僕なのか、と思っている方がいらっしゃるかもしれませんが、…自分が一番そう思ってます」と自虐ネタに。まぁ様は笑ってましたが、西田さんの意外と弱気はどうしたんだ。ソワレでは、言い出そうとしたら、RiRiKAちゃんが「しつこーい!!しつこい!!」と激しく突っ込み、聞いたことない人と客席に質問をしてくれて、それに対して誰も手を挙げなかったという(爆笑)。いやーRiRiKAちゃんノリいいわ。大阪人だわ。仕方がないので西田さんは、7月にサンケイホールブリーゼで上演される屋良朝幸さん主演の「THE CIRCUS」に出演しますとPR。そういうネタでも、まぁ様はちゃんと合いの手を入れてくれるので、持ちネタ増やそう。MANA-ism2あればいいな。

そのRiRiKAちゃんからは、まぁ様と一緒だった花組時代に、人生の道に迷って迷子だったRiRiKAちゃんとまぁ様はカラオケに行き、まぁ様がRiRiKAちゃんのために中島美嘉”FIND THE WAY”を歌ってくれたというエピソードが披露されました。「中島美嘉さんの歌だから、きれいな高音で。私はそのまぁ様を泣きながら、動画を撮ってたんです」。まぁ様に「覚えてますか?」と尋ねるRiRiKAちゃんに「覚えてなーい」と可笑しそうに返す、まぁ様。同期もだけれど、下級生時代を一緒に過ごした一個下さんって大事な思い出をいっぱい共有しているんだろうな、と思うエピソードでした。のぞみさん(望海風斗)とあきらさん(瀬戸かずや)も大阪初日にペンライト、Tシャツ、マフラータオルのフル装備で観劇だったそうですが、ほんと良かったね、まぁ様。

齊藤恕茉さんがPRしてくれていたMANA-ismのDVDも申し込みましたが、発売9月予定。『マイ・フェア・レディ』も9月です。ミュージカル女優!役者!表現者!あすかさん!楽しみ!!

Instagram: asaka_manato_official

Twitter: 朝夏まなとマネージャー@asakamanatomg