[Zuka] 花組『MESSIAH』(4)終~天草四郎陣中旗

舞台上でも掲げられる山田右衛門作が描いたという天草一揆軍の陣中旗(レプリカ)が、劇場内に展示されていました。

赤葡萄酒が入った聖杯と十字架が記されたパン。パンはイエス・キリストが最後の晩餐で弟子達に与えた聖餅で、キリストの聖体と言われているものだそう。

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[Zuka] 花組『MESSIAH』(3)百姓は生かさず殺さず

花組公演、『MESSIAH(メサイア) −異聞・天草四郎−』『BEAUTIFUL GARDEN −百花繚乱−』千秋楽おめでとうございます。

MY楽は前楽19日(日)15時公演でしたが、花組とヒロさんの熱演にやられたって感じのお芝居と花組の百花繚乱ぶりが楽しいショーでした。お疲れ様でした。東京公演までしばしの休養を。

たそ(天真みちる様)、かほちゃん(新菜かほ様)、しおんくん(桜舞しおん様)。変わってないよと思っていても、変わった部分を大切にしてください。これからの糧にきっとなります。ご卒業おめでとうございます。

亜蓮冬馬くんの休演が延びて、東京公演も全休になったようですが、落ち着いて怪我を治して貰えるといいなと思います。療養期間中にも出来ることはあるはずなので、充電できますように。お大事に。代役の皆様、がんばってくださいませ。

19日(日)15時公演が開演して15分くらいで2階で揺れを感じ、少し驚いたのですが、舞台では流れ着いた夜叉王丸と小左衛門殿がお芝居を続けているので、揺れが続けばアナウンスがあるだろうと思って観劇していましたが、キャストの皆様、スタッフの皆様、お疲れ様でした。何事もなくて良かったです。(かいちゃんや琴ちゃん、音咲いつきちゃんもご観劇だった)。

震度1だったのに、震源が浅いためか体感できたっていうほうがすごいかも。

地震情報 – 2018年8月19日 15時13分頃発生 最大震度:1 震源地:兵庫県南東部 – 日本気象協会

MESSIAH幕

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[Zuka] 花組『MESSIAH』(2)海乱鬼・夜叉王丸

『MESSIAH』が、天草四郎の「異聞」であるのは、天草四郎の設定や時系列や人間関係が本作オリジナルになっているためと思われます。演劇はフィクション(虚構)で、史実検証ではないので、オリジナル創作でも構わない。けれど、その場合は創作者による世界観の構築がとても重要になる。

VISAの明日海りおさんからの今月のメッセージ(7/20(金)に届いたもの)で、みりおさんが天草四郎の役作りのポイントを話してくれていますが、さすが土台作りが緻密だなと思います。

外部でも、日本版『マタ・ハリ』(柚希礼音主演)の訳詞・翻訳・演出を手がけた石丸さち子さんのインタビューで伺えるように、年表を自分達で作り直すくらいの作業がいるんだと思いますね。→【マタ・ハリ通信(4)】演出家・石丸さち子に訊く(げきぴあ編集部(2017年12月27日 )

ネタバレあり。まとまってません。

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[Zuka] 花組『MESSIAH(メサイア)−異聞・天草四郎−』

ミュージカル『MESSIAH(メサイア) −異聞・天草四郎−』
作・演出/原田諒

MESSIAH ポスター

『MESSIAH』観劇後。ポスターのみりおさん(明日海りお)は妖術使いか魔界転生と思う四郎だけれど、MESSIAHでみりおさんが演じている四郎は真っ直ぐであったかい、良いヤツだよね、先行画像とポスターの四郎から実際の舞台上の四郎には乖離があるなぁ。かれーちゃん(柚香光)の山田右衛門作もちょっと違う。ゆきちゃん(仙名 彩世)の流雨はポスターと舞台姿は近い。どこでそうなったんでしょうか。

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[Zuka] 宙組『WEST SIDE STORY』~彼らの居る場所

『天河』の続きを書いていないのですが、宙組『WEST SIDE STORY』@梅芸の感想です。

様々な形で上演されている『WEST SIDE STORY』を宝塚歌劇で上演する意味…、それはやはり、美しいからだと思います。

初日から10日ぶりに2階から観劇して、こんなにも厳しい世界を描いているのに、こんなにも美しく仕上げられるのは宝塚歌劇ならでは、と思いました。底辺の社会の厳しさを、生々しくリアルに描くことと、フェアリー達が演じる夢の世界とは相反するように思えるけれど、フェアリー達が懸命に演じるからこそ、作り手達が『WEST SIDE STORY』を通して伝えたい想いが純化されていたように思います。

ただ、WSS初演の際は激しいダンスに怪我人が何人も出たという逸話があるそうですが、シャークスのフェンス越え(体操選手の演技のように美しく決まっていたけれど)など、女性と男性では筋肉量が違うので、彼女たちにここまで演じさせることが必要なのかとも思ったのも事実です。

けれども千秋楽は、オリジナルを踏襲した激しいダンス(男役向けに改変話されているそうですが)による抗争の表現や闘争心をかき立てられ、冷静になれと一致団結するジェッツの群舞”Cool”など、表現芸術の高みを目指す、宙組子の奮闘ぶりにやや泣きそうになって観ていました。怪我や故障がなければいいのですが。

宝塚歌劇では4度目の再演で、宙組では1月の国際フォーラム以来の2度目の公演ですが、国際フォーラム版は観ていないので、梅芸版を観れたのは幸せでした。

大千秋楽(8/9)おめでとうございます。

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