[Zuka] 祝!『ベルサイユのばら』観客動員数500万人

2014/06/27

宝塚歌劇『ベルサイユのばら』観客動員数500万人達成

宝塚歌劇は今年、100周年を迎えましたが、宝塚歌劇の『ベルサイユのばら』も、1974年(昭和49年)の月組初演以来、様々なバージョンで上演し、40周年を迎えました。そして、多くの皆様にご観劇いただいてまいりましたが、本日(6月27日)の東京宝塚劇場 宙組公演『ベルサイユのばら―オスカル編―』の13:30公演をもちまして、累計の観客者数が500万人に到達いたしました。

観客動員数500万人達成おめでとうございます。100周年記念Yearに、更に喜ばしいことが加わりました。

観客動員数450万人を達成したのは2013年03月21日の月組東京公演中【→宝塚ジャーナル】、400万人達成は2006年03月17日の雪組公演中だったそうです。昨年から、月組(本公演)・雪組(本公演+全国ツアー)・宙組(本公演+全国ツアー)・花組(中日劇場)と立て続けに公演してきた甲斐があったということでしょうか。

ちょうど今週の火曜日に名古屋→東京に遠征して、花組中日劇場公演『ベルサイユのばらーフェルゼンとマリー・アントワネット編』と宙組東京公演『ベルサイユのばらーオスカル編』を続けてみて来たばかりで、行ったのがちょっと早かったかと(笑)。

宙組オスカル編と花組フェル・マリ編は、相互補完になっていて両方を見て納得する部分が多かった。オスカル編はフェルゼンとマリー・アントワネットが出ておらず、フェル・マリ編はオスカルとアンドレの「毒殺」と「今宵一夜」という名場面がない。これは、「両組の公演を見てね」という作戦かーと思ったりw

宝塚歌劇の『ベルサイユのばら』 は公演ごとに少しずつ脚本・演出を変えてあるが、長編マンガの後半一部のみを舞台化してるのでストーリー性にやや欠ける。ただ全般的に通底する形式美があって、その変わらぬ表現形式が持つ美しさに、マンネリズムの偉大さを感じる。いわゆる「お約束」的な安心感で見ていられる。そして演技や感情表現は、役者の解釈によって変えることができるので、キャストが変わると観に行かねばという気になる。

観に行けば、楽しい。困ったもんです。つくづく 宝塚歌劇団にとって、『ベルサイユのばら』は伝家の宝刀なんだな、と思いました。

※もちろんツッコミどころがないわけではない。

今週はちょっとお疲れなので感想はぼつぼつ書いております。