宙組『ベルサイユのばら-オスカル編』役替わり公演で中日を過ぎようとしています。Aパターンは個人的な都合で2回分フイにしたので、観劇はA:2回、B:4回の計6回の予定です。
Aパターンの観劇日は、5月10日(土)11時、12日(月)13時。Bパターンの観劇日は、5月17日(土)11時、19日(月)13時、30日(金)13時、31日(土)15時貸し切りの4回。
個人的にはBパターンの配役がツボです。かなめさんの、個人的な好みで、これぞオスカルというかなめオスカルに、キタさん(緒月)アンドレが、さすが同期コンビで距離感の保ち方が絶妙です。まーさま(朝夏)ジェローデルは、まーさまの清冽な気品にジェローデルがしっくり来て、貴族の誇りとオスカルへの、静かだけれど深い愛情を垣間見せるジェロ様でした。
かいちゃん(七海)アランは、あつい。アランはキャラクターとして熱いんですが、かいちゃんアランは青臭い熱さ(笑)。わかっ!っていう。かなめオスカルへの憧れ、熱狂、歓喜を素直に見せる七海アランです。
ストーリーは一幕が月組版や雪組全ツアー版と変わっていて、原作に忠実な展開になり、二幕とスムーズに繋がっています。判りやすい。ペガ子は精密になっていて、羽がパタパタ動くのが、かわいいですw(^ ^)。黄金の甲冑を身につけた、かなめさんが、月の女神アルテミスか、美の女神アフロディテかという。見ほれます。
- ※ブイエ将軍が「女のくせに」を連呼しなかったし、ジェローデルがオスカル様を引っぱたくシーンもないし、私的にたいへん好ましかった。
フィナーレの演出と振り付けが斬新で、かなめさんが、姉御になって、周りの男役をなぎ払って、ふふって笑ってる。妖艶な美女でキップがよくていい女、という、男役にも女役にも挑戦し、「人」として輝く宙組のトップスター凰稀かなめさん。宝塚歌劇のトップスターの役柄の幅を広げた気がする。
◆主な配役
Aパターン | Bパターン | |
オスカル | 凰稀かなめ | |
ロザリー | 実咲凜音 | |
アンドレ | 朝夏まなと | 緒月遠麻 |
ジェローデル | 七海ひろき | 朝夏まなと |
アラン | 緒月遠麻 | 七海ひろき |