[diary] COVID-19パンデミック雑記（27）GoToトラベル一時停止

高山義浩先生（沖縄県立中部病院感染症内科・地域ケア科副部長）が感染症医としての直観で作成された「新型コロナウイルスへの感染リスクの考え方」（facebookの投稿)

非常にわかりやすいのでシェアさせていただきます。

本日、観光支援事業「GoToトラベル」が、12月28日から来年1月11日まで、全国一斉に利用を一時停止すると発表されました。感染拡大が深刻な東京都と名古屋市は、全国一斉停止に先行して、全世代を対象に利用の一時停止するそうです。

これは、「年末年始は帰省しないでね、帰省するとしても支援はないよ」という理解でいいのでしょうか。高山先生が高リスクのトップに上げているのが、「友人・親族の家に宿泊する（帰省など）」です。

新型コロナウイルス感染（SARS-CoV-2）の感染が拡大していますが、感染経路のなかで家庭内感染が大きなウェイトを占めています。65歳以上の高齢者については「施設」と「家庭内」での感染が8割近く。

「同居する子どもや孫から感染」
「入院する医療機関や入所する老人ホームなどで感染」

新型コロナ高齢者感染「家庭内」と「施設内」で8割近くに（2020年12月12日） NHKニュース

感染対策でよく上位に上がるのが「人との接触を減らす、接触機会の削減」ですが、年に数回、家族や親戚、旧友に会うのを止めたほうが良いとは言いづらい。ですが、帰省して実家でも他人の家に宿泊するのは感染拡大のハイリスク。それだけ記しておきます。

わかりやすい図がありましたのでお借りしました。

「第3波」と呼ばれている現状ですが、「GoToトラベル」＋「地域クーポン」＋「GoToイート」＋イベント制限緩和に加え、季節的な低温と乾燥が加わった、そんな印象を受けますね。クラスター発生や感染報告が多いのは医療機関、福祉施設、飲食店、家庭内感染です。