[diary] COVID-19パンデミック雑記(26)この冬を乗り切る

2020年12月9日御堂筋の銀杏並木

新型コロナウイルス感染拡大中

2日連続で最多更新だそうです。日々の感染者数は変動があるのですが、さすがに3000人目前となると言葉を失います。

重症者も当然ながら増加し、医療体制を圧迫していると報道されています。医療現場の皆様、また高齢者介護施設の皆様には敬意と感謝を。ご苦労が偲ばれます。


勝負の3週間

新型コロナウイルス感染症対策分科会が、酒を提供する飲食店の営業短縮など、3週間程度の集中的な取り組みを求める提言を出したのが、11月20日。西村康稔経済再生相は「3週間が勝負だ」と発言されていました。

そして11月21日から三連休に突入。紅葉のシーズン、京都の嵐山で行列する人々をニュースで見ました。テレビ局のインタビューに予約していたので来ましたという観光客。それは来ちゃいますね。GoToですか?

京都新聞11月24日 https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/423561

2週間が経過

京都はこんなことに。(大阪もたいへんなことになっています)。

観光地で美味しいものを食べるのも行楽の醍醐味です。飲食は感染ハイリスクのシチュエーションを容易に作り出します。

GoToトラベルで観光地に行って、GoToイートで飲み食いする。そんなパターンでしょうか。GoToトラベルで配布される地域クーポンは飲食でも使えます。

飲食が屋内(店内)ではなく、屋外ならいいのかというと、バーベキューやキャンプでのクラスター事例もあり、マスクを外して遠慮なしに喋って飛沫を飛ばしている、トングや箸の共有などで感染が広がると推察されます。

明日、新型コロナウイルス感染症対策分科会が、感染状況を①減少②高止まり③拡大継続の地域に分け、②と③の地域では、観光支援策「GoToトラベル」の一時停止を検討するよう提言を出すとの報道です。

感染状況を段階(ステージ)に分け、度合いを変えて対策を打っていくのは妥当なことです。個人的には、GoToトラベルに加えて、GoToイートのプレミアム付き食事券の発売や使用も一時停止が望ましいと考えます。

自殺者も増加しているので社会経済を動かす必要性は感じますが、感染ハイリスクのシチュエーション形成を促進するキャンペーンの時期ではない(まわりくどい)。

海外ではワクチンが承認され接種が始まったとのニュースが流れていますが、日本国内は、この冬を乗り切らねばならないのです。


具体的事例としては飲酒を伴う懇親会等、大人数や長時間におよぶ飲食、カラオケ、喫煙室、更衣室。家庭内感染や寮などの共同生活での感染も増大しています。

  • 会話のときはマスクをする
  • マスク無しの会話のときは1m程度、顔を離す
  • マスクは不織布マスクまたは多層の布マスク推奨
  • 肌アレルギーなどがある方は医療機関で相談してみましょう
【場面1】飲酒を伴う懇親会等 ●飲酒で注意力が散漫になり、大声になったり、顔を密接させて話し、飛沫を飛ばしたりする。
【場面2】大人数や長時間におよぶ飲食 ●大人数、例えば5人以上の飲食では、大声になり飛沫が飛びやすくなるため、感染リスクが高まる。
【場面3】マスクなしでの会話 ●昼カラオケなどの事例
【場面4】狭い空間での共同生活 ●寮の部屋やトイレなどの共用部分での感染が疑われる事例
【場面5】居場所の切り替わり ●休憩室、喫煙所、更衣室での感染が疑われる事例

The show must go on

舞台人や芸能人は、舞台などの仕事でマスクをせずに歌ったり喋ったりしています。ノーマスクでの会話や歌は感染ハイリスクであるということもわかっていますが、それでも舞台人は厳しいガイドラインの遵守に努めて、舞台に立っています。ので可能な限りは見に行きたいです。