[diary]COVID-19パンデミック雑記(9)大波の収束

人との身体的距離、対面や会話時のマスク、手洗い、うがいをお忘れなく!


大波の収束

5月25日に首都圏(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)の緊急事態宣言が解除されましたね。

日々の感染者報告とともにお亡くなりになった方の人数も報告されていましたが、5月26日現在で846名。パンデミック(世界的大流行)渦中のため欧米やアジア諸国との比較*がなされていますが、日本人の感覚で考えると決して少なくはない人数です。(*世界トータルの死者は35万人弱。トップはアメリカの約10万人です)。

急増する患者に、検査体制と医療体制、フォローアップ体制が追いつかず、検査や加療が届かなかった方々もいらしたと報道されていました。関わる全ての人が悔しい思いをしているだろうと思いつつ、ニュースを聞いていました。

それでもハンセン病や薬害エイズのときの対処を考えると、隔離して加療という流れが明確なだけ、まだ人道的に物事が進んでいるような気はしています。基準が低いですかそうですか。

しかし大量にPCR検査をして、大量の検査陽性者(=感染者)を見つけ出して隔離せよ、という言説には全く頷くことはできなかったです。感染者を社会生活から切り離して、安心したいだけという恐怖が透けて見えた気がしました。

お亡くなりになったすべての皆様のご冥福をお祈りします。

※濃厚接触者やその疑いのある方、医師が必要と判断した方など、必要性が高い方達が検査を受けられないという状況は改善が必要だと思いますので、検査体制の拡充は必要でしょう。

大きな波は収束しましたが、次の波への警戒も怠りなく。

職務に奔走されている皆様、自宅待機の皆様、みんなみんな、お疲れさまでした。ひとまず。日々感謝です!!がんばろうね!※職種をあげていくときりがないのでまとめました。


延期・中止した公演への支援策ヽ(=´▽`=)ノ

5月25日は社会経済活動レベルの引き上げについて発表がいろいろありましたが、嬉しかったのは、延期・中止した公演への支援策が打ち出されたことです。

西村経済再生担当相「延期・中止したコンサート、演劇、歌舞伎、あらためて開催する場合に、その費用2分の1を、上限5,000万円で支援をしていきたいと考えている」

新型コロナウイルスを受け、2月1日以降に延期・中止を決めたものが対象となる。収録映像を活用した動画を制作したり、海外配信したりする場合の費用も支援する。

✨初日が延びて舞台稽古もしたのに全公演中止が決まったとか、そんなニュースばっかりだったのですが、この先に、あれとかあれとかが観れるのかもしれないと思うと、気持ちが上向きます。


それと5月26日に東京都「新型コロナウイルス感染症を乗り越えるためのロードマップ」が一部改訂されて、イベントは屋内/屋外、規模別に明確化されました。

  • 6月19日以降、下記の規模等のイベントについて開催可能
    (屋内)1000人以下、かつ収容定員の半分以下
    (屋外)1000人以下
  • 7月10日以降
    (屋内)5000人以下、かつ収容定員の半分以下
    (屋外)5000人以下

感染状況を見つつ、8/1以降を目途、(屋内)収容定員の半分以下

東京宝塚劇場の収容定員は2,069席。半分は1000席。「(屋内)収容定員の半分以下」が解除になるのは夏以降ですね。



移動には気をつけよう

今後、懸念されるのは、国内の移動で感染が拡大すること。国内旅行は6月18日まで自粛要請だそうです。

それと出入国制限が緩和されていくとどうなるか

緊急事態宣言中は、ほぼ出入国の動きのない鎖国状態でした。

外務省によると、5月26日の時点で、日本は111か国・地域を入国拒否対象地域に指定。

また日本からの渡航者や日本人に対して入国制限措置をとっている国・地域は182か国/地域、日本からの渡航者や日本人に対して入国後に行動制限措置をとっている国・地域は73か国/地域にのぼります。

その結果、4月の訪日外国人客(推計値)は、前年同月比99.9%減の2900人
4月の日本人出国者数(推計値)は、前年比99.8%減の3900人

感染症研究所の調査だと3月中旬以降の感染拡大は海外からの入国者・帰国者がきっかけになったものだったそうです。

鎖国して緊急事態宣言によって外出自粛や行動制限がかかっての感染者数の減少です。

ウイルスは自分で移動しないです。人間が運ぶんですよ。

緊急事態宣言が解除になり、この鎖国状態が緩和されるとどうなるのか。次の波は各地に残存するウイルス由来なのか、海外渡航者経由なのか、いずれにせよ、まだまだ気が抜けないです。