[Zuka] 花組次期トップコンビと『はいからさんが通る』

7月11日に花組次期トップスターは現2番手の柚香光さんに決定しました。花組トップ娘役は華優希ちゃんの続投となりますね。順当で良かった。おめでとうございます!!

私は組替えあり派ですが、組替え1年未満の落下傘はあまり好まないというか、落下傘だと就任する側にも迎え入れる側にも負荷が大きいんじゃないかと思うので(トップ娘役は落下傘も多いですね)、星組も花組も現2番手が次期トップスターに決定してよかったです。

お披露目公演は花組東京国際フォーラム公演『DANCE OLYMPIA』。そして先日、大劇場お披露目公演は、『はいからさんが通る』の再演が発表されたのですが、『はいからさんが通る』の再演は賛否両論あり、SNSでも意見が噴出していました。

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えー、そうなんだ。私は『はいからさんが通る』の再演に異議はないですよ。大賛成というわけでもないけれど、柚香光さんの伊集院中尉と華優希ちゃんの紅緒はハマっていたし、脚本も原作のあらすじ的ではあるけれど、うまくまとめてあった。

光ちゃんと華ちゃんは初演の自分の演技を超えてくれるだろうし、小柳先生は大劇場一本物デビューで、初演をブラッシュアップしてくると思うので、再演されるのなら見たいですね。

(小柳奈穂子先生、大劇場一本物デビュー決定おめでとうございます)

再演反対意見をピックアップ

  1. 過去に本人が主演した作品が再演でトップお披露目作品というのは前例がない。(事実検証はしていません。そうなの?)
  2. 『はいからさんが通る』はスカステで放送済、Blu-rayも出ている。
  3. 当て書きや新作など別の作品が見たかった。
  4. 初演の『はいからさんが通る』に出演していた多くの花組子が退団や組み替えしていて、初演キャストが揃わない。
  5. 柚香光さんと花組が2.5次元作品専用にならないでほしい。
  6. 大劇場お披露目作品にしては軽い気がする。

違和感を感じる向きが多いのはわかりました。「前例がない」のなら、これで前例が出来ました(終)になっちゃいますね。

宝塚歌劇は基本的には新作主義なので、柚香・華コンビ用に当て書きをした新作を上演する機会は、必ずあるんじゃないでしょうか。

キャストが変わるのは確かに大きなポイント!ちなっちゃん(鳳月杏)の青江冬星さんとたそ(天真みちる)の牛五郎さん、しろきみちゃん(城妃美伶)の環さんはぴったりでした。吉次のべーちゃん(桜咲彩花)も艶やかだったなぁ。新キャストにもプレッシャーでしょう。がんばれ(無情)。

光ちゃんの代表作といえば、主演した『はいからさんが通る』と『花より男子』。そして明日海りお主演の『ポーの一族』のアラン。ただ主演作は光ちゃんの希望も取り入れた演目だったそうなので、今回の大劇場お披露目公演での再演もご本人が承知しているんじゃないでしょうか。キャストが変わるので難しいところもありますが、伊集院中尉と紅緒さんがいるから、私は楽しみです。

それから宝塚歌劇の代表作のひとつの『ベルサイユのばら』は、2.5次元ミュージカルの先駆けです。演出に古めかしさもありますが、『ベルサイユのばらの精神性は今もなお時代の最先端を行く。漫画やアニメを宝塚化する際は再演に耐えうる質の高いものにして頂きたいとは思っています。

明日海りおを待っていたと小池先生に言わしめた『ポーの一族』は、再演は難しそうです。(それならみりおさん本人が。退団後に。それは『るろうに剣心』パターン)。
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花組 次期トップスター

この度、花組 次期トップスターに柚香光が決定しましたのでお知らせいたします。
なお、柚香光の新トップスターとしてのお披露目公演は、2020年1月7日に初日を迎える花組東京国際フォーラム公演『DANCE OLYMPIA』となります。

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2020年 公演ラインアップ【宝塚大劇場/東京宝塚劇場公演】<2020年3月~6月・花組『はいからさんが通る』>
2019/07/29

2020年宝塚歌劇公演ラインアップにつきまして、【宝塚大劇場/東京宝塚劇場公演】の上演作品が決定しましたのでお知らせいたします。

花組公演
■主演・・・柚香 光、華 優希

◆宝塚大劇場:2020年3月13日(金)~4月20日(月)
一般前売:2020年2月22日(土)
◆東京宝塚劇場:2020年5月8日(金)~6月14日(日)
一般前売:2020年3月29日(日)

ミュージカル浪漫
『はいからさんが通る』
原作/大和 和紀「はいからさんが通る」(講談社KCDXデザート)
(c)大和 和紀/講談社
脚本・演出/小柳 奈穂子