[Zuka] 2019年2月4日は立春(1)星組千秋楽

2019年2月4日は立春で、星組公演千秋楽@宝塚大劇場でした。星組の皆様、スタッフの皆様、千秋楽おめでとうございます。素敵な公演をありがとうございました。

七海ひろき様、瀬稀ゆりと様、華鳥礼良様、天翔さくら様、宝塚大劇場ご卒業おめでとうございます。幸せと楽しさをありがとう。

東京公演まで、ほんとにわずかな休養期間ですが、体と心のメンテナンスをしてください。

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今回の星組公演は新人公演を入れて25回観たらしいです(チケット半券調べ)。10月からフリーランスになり退団公演時期にちょうど時間ができて良かったねと言われ、良いのか悪いのかビンボー暇なし。

それはともかく、大劇場にすっかり馴染んで劇場案内係の人にも顔を覚えられている疑惑ですが、いつも親切に案内していただいてます。あと落とし物をしてインフォメーションセンターにお世話になったり、当然キャトルやレビューショップにも足繁く通う。ありがとうございます。

★★これは千秋楽当日の覚書兼レポです。観劇はしていません。★★

さて本拠地での千秋楽はチケットをお願いしてあったのですが、またオバケが出るトラブルがあったらしくて懲りない人達ですね。何回繰り返すんだろうまんじゅうこわいバケラッタ。

当日券並びは先週にやったので、それなら入出のギャラリーだけでもするかと思ったら、こっちにもオバケが出ましてやれやれと呆れ、その後、楽屋口に差し入れに行ったら行き違いか伝達ミスがあり、初めて1日に3回も楽屋口に足を運んだのです。何か枠からはみ出た特別な日感がありました。さすが贔屓の退団公演千秋楽です。

ギャラリーというのは歌劇団に出退勤(入出)するタカラジェンヌを見に行く見物のことで、デジカメや一眼レフで写真を撮る方も多いのですが、iPad miniやスマホで撮れる写真なんてしれているので、私は写真は撮らずに見守る派です。

ギャラリーが撮影した写真については楽屋口近くの壁面に注意喚起が掲示してあります。

劇場からのお願い

ギャラリーが陣取る場所は2箇所あり、1箇所目は楽屋口の前に設置された柵前です。柵から手前の屋根があるスペースはファン広場と呼ばれていて、番手付き等の出待ちに使われています。

1:楽屋口前、2:ウッドデッキ側、3:休演日のため人が少ない楽屋口前

2箇所目は、劇場の向かい側、道路を挟んだウッドデッキ仕様の休憩所です。ウッドデッキは花のみちから続く歩道で、木のベンチと時計塔が設置された市の公道です。

花のみち案内板

タカラヅカにハマる前の一般市民だった頃、この前を通るのは勇気がいったんですよね。今もですけれど、うっかり歩いているとタカラジェンヌを先頭にした集団にかち合ってドギマギする羽目になる。入出をやってタイミングと道順を見計らうという特殊技能を身につけた気がします。

さて本題です。星組公演千秋楽の朝8時前に退団者の入のギャラリーをするため、宝塚駅から花のみちに向かいました。たくさん白い服の人々がウロウロしていて、白いコートを着てこなきゃ良かったチッって思いつつ、花のみちを大劇場に向かって歩いていくと、全身白の”7SEAS”の代表とスタッフにすれ違い、全員が私の顔を凝視してきたので(入出のヘビーユーザーだったので顔見知りです)、声に出しちゃいましたね。さいていさいあく。

ウッドデッキに行ってみると、楽屋口前は3列くらいの列ができていました。聞くところによると早い人は朝4時から場所取りしていたそうです。当日券の列も朝4時くらいからすでに長蛇の列だったらしく、おつかれさまですと思いつつ、ウッドデッキ上でスタンバイしようと思ったけれど、白いコートが気になってロッカーに待機させておいたブルーのコートに着替えるため駅に戻ろうとすると、代表がずっと目で追ってきたけれど知るかテメーって感じで取りに戻り、青のニット、青とグレーのバイカラーのスカート、青のコート、白のパンプスでウッドデッキにスタンバイ。

各会で一番人数が多い、”7SEAS”会員を整列させるために協議していたようですが、スタッフが楽屋口前にやってきて、ギャラリー全員を追い立てるように排除し始めました。ギャラリーがいなくなったファン広場を7SEAS”の臨時スタッフが場所取りを始めましたが、異様な雰囲気になりました。そこにどこかの会で気分が悪くなった人が出たらしく救急車がサイレンを鳴らして到着。楽屋口前がまた騒然としました。お大事に。

追い出されたギャラリーの人達はウッドデッキのほうに来ましたが、東京からの遠征の人達やギャラリーベテランもいて、私が聞いた人はギャラリー全員がFC会に楽屋口前から追い出されるようなことは、トップスターの退団公演でも経験したことがないそうです。

あいつら楽屋口は自分達(FC会)だけのものだと思っているな、というのが私の感想でした。ギャラリーでも長い人達には仁義とルールというのが存在していて、楽屋口前は警備員さんや劇団関係者も通るので、かなり気を使って写真撮影をしています。組や贔屓等による派閥はあるみたいですが、写真好きのギャラリーとスターの様子を知りたいファンは共存している。

撮影した写真の売買問題や肖像権問題があるのは知っています。道路にはみ出して撮影している人がいるのは危ないし、パパラッチ的な撮影には反発もあるでしょう。それでもそれを整理するのは歌劇団なんですよ。そういう事を全く考えていないオバケ。

私はムッとしていたのですが、ウッドデッキのほうも人が増えてベンチに立ったり、割り込んだりする人が出て、これは整理したほうがいいんじゃと思ってました。ウッドデッキは公道だから市民からクレームが出る。←市民

この日はお稽古最終日の花組や月組の入りもあって、何人かは楽屋口から入りましたが、騒然としていたためか、明日海りおさんと美弥るりかさんは楽屋口から入るのを避けられたそうです。

9時半くらいに白装束の退団者たちが下級生から入っていきました。天翔さくら(101期)、華鳥礼良(97期)、瀬稀ゆりと(92期)、七海ひろき(89期)。

男役の皆さんは白一色でしたが、ほっしー(華鳥)だけポケットに黒のリボンがついた白のコートで、首元と袖から黒いニットをのぞかせ、黒ストッキングに白のパンプス。おしゃれで、退団者の中でたった一人の娘役の面目躍如でした。

ひろきさんはファーの付いたフード付きコートを翻し、白のざっくりとしたニットと白いパンツでさっそう現れ、会のコールを受けて拍手をし、挨拶をして入っていきました。笑顔が見れたので満足です。

ギャラリーの中に顔見知りが数人いたのですが、七海会だったはずの私がウッドデッキにいるのを驚きもしなかったので、ああと思いました。退団公演の千秋楽に自分がウッドデッキにいて、フェアウェルにも参加できないとは半年前には想像もしていなかったです。