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【答え】
(1)宙組『パーシャルタイムトラベル 時空の果てに』(主演:桜木みなと)
正塚作品で「ファンタジック・ラブコメディ」が解説文に入っていた作品は、『パーシャルタイムトラベル』と『カナリア』(くらい?)。
タイムトラベルの理論は全くとんでもですが、正塚先生のSFマインドが香る作品でした。主演のずんちゃん(桜木みなと)がノリノリでシリアスな顔で笑いを取り、ヒロインの星風まどかちゃんの2役の演じ分け(現代のテス/侍女テス)、シャーロット王女役の遥羽ららちゃんのかっ飛んだ演技が話題でした。
最後列で見ていたら、その後ろに折りたたみ椅子に座った正塚先生がいらして挨拶したのを覚えています。
シンガーソングライターを目指すジャンは、ある少女に導かれるまま訪れた古物商の店で謎めいた金属の塊を目にする。不思議な魅力に取り憑かれ、その金属の塊を購入したジャンは、小さな作動音と共にめまいのような感覚に襲われてしまう。次の瞬間、ジャンの目の前には、かつて歴史の授業で学んだような中世ヨーロッパの景色が広がっていた……。
(2)花組『スターダム』 (主演:鳳月杏)
MESSIAHで退団した新菜 かほちゃんが8役くらい貰ったと話していた作品ですね。ちなっちゃん(鳳月杏)主演で、マイティ(水美舞斗)2番手で、たそ(天真みちる)がしぶカッコいい役で、すごく楽しかったのを覚えています。べーちゃん(桜咲 彩花)がニコニコですごくかわいかった。
優勝者には歌手デビューの権利が与えられるオーディション番組。かつて絶大な人気を誇ったものの、いつしか飽きられ打ち切りの噂すら出始めていた。視聴率の低下からスタッフ達の意気も下がる中、一次選考の会場に類稀な資質と可能性を秘めた青年リアムが現れる。彼の登場に沸き立つスタッフ達は起死回生の番組作りに立ち上がり、様々な葛藤を抱えながらも歌手となることを夢見るリアムは最終選考での優勝を目指し、ライバル達と共に厳しいレッスンに励む……。
(3)月組『THE KINGDOM』 (主演:凪七瑠海・美弥るりか)
青年館+ドラマシティで上演された作品です。若かりしドナルド・ドースン(凪七瑠海)とパーシバル・ヘアフォール(美弥るりか)の友情と皇帝ニコライ2世の亡命に絡む陰謀を巡る物語。わかばちゃん(早乙女わかば)と海ちゃん(海乃美月)が主要な役どころで出ていましたが、恋愛要素はなかった。そういえば情報部の報・連・相ソングを歌う情報部部長は組替前のちなっちゃん(鳳月 杏)だったわ。
2013年に月組宝塚大劇場公演として上演した『ルパン -ARSÈNE LUPIN-』(原作:モーリス・ルブラン作「ルパン、最後の恋」)に登場したドナルド・ドースンとヘアフォール伯爵の若かりし頃を描いたオリジナルミュージカルで、宝塚歌劇では珍しいスピンオフ作品です。
(4)星組『デビュタント』(主演:瀬央ゆりあ)