『私立探偵ケイレブ・ハント』『Greatest HITS!』東宝公演、12月25日クリスマスの千秋楽おめでとうございます。雪組の皆様、スタッフの皆様、おめでとうございました。お疲れ様でした。
『私立探偵ケイレブ・ハント』は、宝塚大劇場での初見時と見違えるように変わっていた。セリフも所作も同じように見えるのに、ちょっとした表情や間合いで印象が変わる。特に、早霧せいなのケイレブと咲妃みゆのイヴォンヌの間柄は新鮮だった。サスペンス風味の王道ラブストーリーになっていて、びっくりした。
イヴォンヌと話すマクシミリアン(月城 かなと)に対するつっけんどんな態度のケイレブさんやケイレブの身を案じて取り乱すイヴォンヌをなだめながら焦るケイレブさんを見ているのが、楽しかったです。ありがとう、ちぎみゆ。
『Greatest HITS!』は、稲葉大地氏の「もしもこの広い世界を結びつけることの出来るものがあるとするならば、それは言語や思想ではなく「歌」なのではないだろうか。他者との違いを認めながらも、同じメロディを歌うことが出来る、そこに世界はつながるのではないだろうか」という根底に流れる思想がすてきなショー。
大げさな話ではあるけれど、もしも、もしも、可能性があるとしたら・・・。そう可能性を考えることのできる夢。夢の世界ではあるけれど、夢の世界を武器に現実を変えようとする人たちに感謝とエールを送りたい。
舞咲りん、ヒメの歌唱に魅了された『Greatest HITS!』でございました。ちぎサンタ(早霧 せいな)とトナカイず(鳳翔 大・月城 かなと)も楽しかったけれど、ヒメの復活を祝う!
2016年、ありがとうございました!
本公演での朝風 れいや同期の香綾しずるを見ていると、要所を締める役ができる人たちの貴重さを痛切に感じる。パイセンこと、朝風れい、『パルムの僧院』のジレッティ、『アル・カポネ』のビッグ・ジムなどの癖のある役から、本作での』レストランのマネージャーのように立ち姿でスタイリッシと温かさを感じさせる役どころが出来る人だった。
朝風 れい様、和城 るな様、水沙 瑠流様、真條 まから様、瀬南海 はや様(以上12月25日付)、碧月 れん様(8月22日付)、ご卒業おめでとうございました。幸せと楽しさをありがとう。これからの人生にも幸多きことを、お祈り申し上げます。