本気でビックリした。何を言えば良いのか判らない、うっかり言及できないくらいのショック。
8月2日(火)、花組トップ娘役・花乃まりあが、宝塚舞踊詩『雪華抄(せっかしょう)』、トラジェディ・アラベスク『金色(こんじき)の砂漠』(宝塚大劇場:2016年11月11日~12月13日、東京宝塚劇場:2017年1月2日~2月5日)をもって退団する事を発表し、記者会見を行いました。
花組トップ娘役・花乃 まりあ 退団記者会見 | ニュース | 宝塚歌劇公式ホームページ
トップ娘役に就任したのが、2015年1月。2015年7~8月台湾公演の後にもう退団を考え始めていたとのこと。。トップ娘役に就任して以後、めきめきと美しくなって、舞台での演技も進化する一方だった。『ME AND MY GIRL』では明日海りおとのコンビも息が合った所を見せて安心していたた矢先の退団発表である。
花乃まりあのサリーは、愛らしく、お茶目で、闊達で、たくましくて、いじらしかった。下町ランベスを誇りに思い、ビル(明日海りお)を愛し、気遣い、生き抜こうとする心のたくましさを持っていた。
サリー・スミスは、花乃まりあの念願の役だったからか、『ME AND MY GIRL』初見の時にはキャストの中で彼女が、一番、役を掴んで生きていたように見えた。シャンパングラスを指でつまんで、口をとがらせてきゅーっと飲み干す姿がなぜか印象に残っている。
印象に残っている役に、『the WILD Meets the WILD』のバウンティハンターのエマを上げてくれて、ありがとう。酔っ払い姿がとても素敵で、ジェシカ(瀬音リサ)とのアドリブが生き生きしていた。
ああ、退団後も舞台に立ってくれるだろうか。それが気になる。花乃ちゃんが、あと半年の宝塚人生を充実して過ごせますように。全国ツアー『仮面のロマネスク』『Melodia-熱く美しき旋律-』では、花乃ちゃんの舞台姿を楽しみにしている。