[Zuka] 2016年星組『LOVE&DREAM』(2)

早いもので、明日は梅田芸術劇場での星組『LOVE&DREAM』の初日です。関西は大寒波らしいですけれどね、宙組公演も星組公演も劇場内は寒さを吹き飛ばすくらいになっているのでしょう。

今回は雑感です。

『LOVE&DREAM』は、やはり、みっさま、北翔 海莉の類い稀なるトップスターとしての力を感じた公演です。東京公演では初日と2日目を観劇しましたが、キャストも観客も緊張している中で、みっさまには、組子をひっぱり舞台をまとめあげて、完遂するという強い意志の力がありました。トップスターであり、座長であるからには当たり前の事であるかもしれないけれども、未知なるものへの大いなる不安に対峙し、組子をまとめあげるというのは、並大抵の事ではないと思うのです。

初日には、風ちゃん(妃海 風)も緊張して不安定さを感じる場面もありましたが、みっさまには感じられなかった。でも2日目のみっさまを見て、昨日より全然良いじゃんと思い、初日の重みを考えたのでした。

16日にも観劇しましたが、みっさまには次郎吉で思ったのを同じことを思いました。個々に色の違う強いエネルギーを持つキャスト達を一つの方向にまとめ上げ、そのエネルギーを自らに受けて増幅していく。星組子を率いて、みっさまが歌ったシナーマン(1番は音咲いつき担当)は、みっさまが全身を楽器としてフルに使った、腹のそこからの地鳴りのような歌声で、魂を揺さぶるという熱唱でした。あの曲を聴けただけで、かなりお得な気がしましたね。

まさこさん(十輝いりす)とかいちゃん(七海ひろき)は、個人的にはお芝居の人だと思っているので、今回は挑戦だったのではないかと。

ご贔屓かいちゃんについてはね、ひとまず舞台を見ているだけで幸せ気分。梅芸を見たら、また書くことにします。