[Zuka] 休演と組替え(異動)

シャッフルが発表されました。数多の噂はあれど公式発表のみが正しい宝塚歌劇です。星組と花組の補強や体制固めが主目的ですね。私は組替えを基本的には栄転と思っているので、おめでとうございます、がんばろうね。と言っておきます。

  • 愛月ひかる(93期) 専科→星組:2019年11月1日付
  • 紫藤りゅう(96期) 星組→宙組:2019年12月23日付
  • 朝月 希和(96期) 雪組→花組:2019年11月11日付
  • 永久輝せあ(97期) 雪組→花組:2019年11月11日付
  • 綺城ひか理(97期) 花組→星組:2019年11月25日付

休演が続いている月組の月城かなとさんですが、宝塚舞踊会(2019年10月29日(火))の休演が発表されています。

(月組)月城 かなと
※怪我のため休演いたします。
※10月4日(金)からの月組 宝塚大劇場公演は予定通り出演いたします。

れいこちゃん(月城)はお願いだから怪我を万全に治しましょう。大劇場公演に出演できるなら、それでいいよね。

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[Zuka] 宙組・愛月ひかる組替え(異動)

2018/10/18 このたび、下記の通り、組替え(異動)が決定しましたのでお知らせいたします。

宙組

愛月 ひかる・・・2019年2月26日付で専科へ異動
※異動後に最初に出演する公演は未定です。

私は組替えを栄転だと思っているし、専科上等の人なので、これも栄転ですね。みちこさん(北翔海莉)も専科に決まった時、役付きは今までよりもいいはずと何かで話していましたし、なんてたって「専科さん」ですよ!。最年少専科さん!今までは最年少専科さんはカチャ(凪七瑠海)だったはずですが、何年かぶりに凪七さんと一緒の組になるのね、愛ちゃん!って感じです。

真面目な話をすると、私は宙組『エリザベート』で愛月ひかるがルキーニを演じた頃から、愛ちゃんはどうしたいのだろうと思って、彼女の舞台姿を見てきた。新人公演主演4回、バウ主演もこなした、スタイル抜群で容姿端麗の宙組の貴公子。熱きヅカオタ、生え抜きの宙組っこ。

『神々の土地』のラスプーチン、『不滅の棘』のエロール・マックスウェルを経て、愛月ひかるのスケールが、枠に収まり切れなくなってきているのは感じていて、『WEST SIDE STORY』の時に、愛ちゃんは長く居たい人なのかなと思っていたら、この報ですよ。『白鷺の城』の安倍保名を見て、愛ちゃんは芸の道を行く人なんだなと思ったので、専科でさらに磨き上げて行って欲しいです。

芹香斗亜さんは愛月ひかるさんを全組に輸出するために宙組に来てくれましたか的な感もあったりし。ここはキキちゃんが踏ん張るしかないのですね。

ただ宙組で上演することが決まっている『オーシャンズ11』で、愛ちゃんのベネディクトが見たかったのですがががが。紅ゆずる、望海風斗とはまた異なるベネディクト像が見れるかもと密かに期待していたりしたのですがががが。

それが無理でも何卒、愛月ひかるのスケールに見合う役回りをお願いしたいです。ディナーショーもあるんだろうね。

[Zuka] 宙組『WEST SIDE STORY』~彼らの居る場所

『天河』の続きを書いていないのですが、宙組『WEST SIDE STORY』@梅芸の感想です。

様々な形で上演されている『WEST SIDE STORY』を宝塚歌劇で上演する意味…、それはやはり、美しいからだと思います。

初日から10日ぶりに2階から観劇して、こんなにも厳しい世界を描いているのに、こんなにも美しく仕上げられるのは宝塚歌劇ならでは、と思いました。底辺の社会の厳しさを、生々しくリアルに描くことと、フェアリー達が演じる夢の世界とは相反するように思えるけれど、フェアリー達が懸命に演じるからこそ、作り手達が『WEST SIDE STORY』を通して伝えたい想いが純化されていたように思います。

ただ、WSS初演の際は激しいダンスに怪我人が何人も出たという逸話があるそうですが、シャークスのフェンス越え(体操選手の演技のように美しく決まっていたけれど)など、女性と男性では筋肉量が違うので、彼女たちにここまで演じさせることが必要なのかとも思ったのも事実です。

けれども千秋楽は、オリジナルを踏襲した激しいダンス(男役向けに改変話されているそうですが)による抗争の表現や闘争心をかき立てられ、冷静になれと一致団結するジェッツの群舞”Cool”など、表現芸術の高みを目指す、宙組子の奮闘ぶりにやや泣きそうになって観ていました。怪我や故障がなければいいのですが。

宝塚歌劇では4度目の再演で、宙組では1月の国際フォーラム以来の2度目の公演ですが、国際フォーラム版は観ていないので、梅芸版を観れたのは幸せでした。

大千秋楽(8/9)おめでとうございます。

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[Zuka] 宙組『不滅の棘』@DC

1月29日に日本青年館で好評の大千秋楽を迎えた『不滅の棘』ですが、ドラマシティ上演時点での感想を書いておきます。

遅まきながら、愛月ひかる様、東上付き公演初主演おめでとうございます。

2017年は金沢貫一(王妃の館)、ラスプーチン(神々の土地)と怪役が続き、演出家の皆様は、宙組生え抜きの貴公子をどこに連れて行こうとしているのであろうと一抹の不安を覚えつつも、まぁ様(朝夏まなと)の退団公演における愛ちゃん(愛月ひかる)のラスプーチンの演じっぷりにはただ感嘆するしかなかった。

そして年明けの愛月ひかる単独主演第2作目は、2003年におささん(春野寿美礼)が主演した『不滅の棘』の再演でした。本作で見事に宙組の白い貴公子にカムバック。「スターは必ず蘇る」を地で行った。

ロマンス『不滅の棘』
原作/カレル・チャペック
翻訳/田才 益夫(八月舎刊「マクロプロス事件」より)
脚本・演出/木村 信司

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