[Zuka] 花組『A Fairy Tale -青い薔薇の精-』

花組のお稽古場情報で、高翔みず希組長とみりおさん(明日海りお)の会話。

組長「青い薔薇の精はカッコいいよね」
明日海「いや、カッコよくないです」

珍しくきっぱりばっさり否定する、みりおさん。
そして
バツが悪そうに、笑みで補足する。

明日海「だって青いもん」(笑)

テレビ前の私「だって青いもん」??

「だって青いもん」(エコー)
「だって青いもん」(エコー)

テレビ前の私「もん?もしもし、みりおさん?拗ねてる?かわ」

たしかに全身青かった青い薔薇の精。作中で派手なアクションはなく、罪の存在として空間を彷徨い、老いることもなく、人間の行動を導き、見守る。青みがかった髪、青みがたったお衣装を着こなした明日海りおの美しさだけが際立つ。

宝塚歌劇団の初の女性演出家として、独自の道を切り開いてきた植田景子が、本公演をもって退団する花組男役トップスター明日海りおのために書き下ろした新作『A Fairy Tale -青い薔薇の精-』。大人のための童話であった。

(左)花組『A Fairy Tale』と(右)月組『I AM FROM AUSTRIA』

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