[Zuka] 2014年花組『ラスト・タイクーン』『TAKARAZUKA ∞ 夢眩』

2階B席で初見。オーケストラピットがよく見えました。いつもあの薄暗い中で素晴らしい演奏をしてくださっているオーケストラの皆様に感謝です。

生田先生、宝塚大劇場デビューおめでとうございます。デビューは一度しか体験できないもので、すごく貴重なことだと思います。80人近いメンバーを入れ込んだ作品を作る意気込みとその難しさと、を感じる公演でした。しかし『the WILD Meets the WILD』は、突き抜けていたんですが、今回は悩んじゃいましたね。蘭寿さん(蘭寿とむ)と花組のエンターテイメント性が活かされていましたが、その分、脚本の七転八倒ぶりも出ていたような気がしました。ひとまずお疲れ様でした。

メガステージ『TAKARAZUKA ∞ 夢眩』は、幕が見えた途端に笑いがこみ上げてきて、オケピからみりお(明日海りお)が銀橋に上がってきて、「吠えろぉサンダー♪ 怒りのイナズマ落ちる時♪」と歌い出して、いやー面白かった(爆笑)。蘭寿さんは黒燕尾が良く似合って素敵でしたが、みりおのショースターぶりも堪能できました。蘭はなちゃん(蘭乃はな)とだいもん(望海 風斗)が「Preserved Roses」(水樹奈々×T.M.Revolution)を歌っていたのが格好良かった。蘭はなちゃんが意外とアニメ声だったことを発見し、デュエットがあまりにはまっているので、この人達はきっとカラオケで……(イカリャク)。みつる(華形ひかる)は、マーメイドをつり上げる旅人が可愛すぎる。なんですか、あれ(笑)。随所で、みつると一花様(桜一花)がやたらと可愛くて萌えました。

齋藤先生はタカラヅカ・レビューのお作法を押さえた上で、自分の趣味を乗せてきたのがさすがでした(笑)。詳細な感想はまた~。

『TAKARAZUKA ∞ 夢眩』幕
『TAKARAZUKA ∞ 夢眩』幕
 
宝塚大劇場公演 公演期間:2月7日(金)~3月17日(月)

■主演・・・蘭寿 とむ、蘭乃 はな
ミュージカル『ラスト・タイクーン ―ハリウッドの帝王、不滅の愛― 』
~F・スコット・フィッツジェラルド作「ラスト・タイクーン」より~
脚本・演出/生田 大和

メガステージ『TAKARAZUKA ∞ 夢眩』
作・演出/齋藤 吉正

[Zuka] 2014年雪組『Shall we ダンス?』『CONGRATULATIONS 宝塚!!』千秋楽

東京宝塚劇場で、雪組『Shall we ダンス?』『CONGRATULATIONS 宝塚!!』が本日、千秋楽です。雪組の皆様、スタッフの皆様、おめでとうございます。お疲れ様でした。

ゆかこさん(香音 有希)、あせいくん(亜聖 樹)、ららちゃん(芽華 らら)、あみちゃん(夢華 あみ)、みのくん(凰 いぶき)、ご卒業おめでとうございます。これからの人生に幸多きこと、お祈りいたします。幸せと楽しさをありがとう。

東京公演では、未涼 亜希が復帰し、代役達は自分の配役に戻っていた。舞台上で、競技ダンス界のトップダンサー・アルバート役の未涼 亜希は、プラチナブロンドの髪をなびかせて、クールな表情で踊っていた。その佇まいは、やはりまっつ(未涼)独特のものでとてもホッとしたのであった。

目の前でリアルタイムに繰り広げられる舞台は、一期一会のものである。同一人物が、脚本に書かれた同じ台詞を毎日、同じ場面で同じ相手に繰り返しているように見えて、その声音や表情、仕草は日々異なり、観客が受ける印象もその都度、違ってくる。それを毎日同じように同じ事を繰り返すのがプロとする人もいるだろうし、人間がやっているものだから日々変わっても構わないという人もいるだろう。私は観劇歴が浅くて比較対象があまりないので、「ライブはそのとき出てきたものが全て」と思ってかなりミーハーに見ている。

彩凪 翔のアルバートも帆風 成海のポールも大好きだったよ。見ることが出来て良かった。この二人と彩風 咲奈、大澄 れいの92、93期あたりがぐんぐん伸びてきていて、雪組も安泰な気がする。雪組の次の公演は、全国ツアーの『ベルサイユのばら-オスカルとアンドレ編-』『心中・恋の大和路』か。チケットは確保済みである。←GJ!