[Zuka] 背負い羽根

大劇場の2階に【プチミュージアム】というのがあり、寄ってみた。入館料は400円です。

現在は、月組『ロミオとジュリエット』の展示がメインで、常設では歴代トップスターたちの手形などがある。2月8日以降は、花組『サン=テグジュペリ』、3月15日以降は宙組『銀河英雄伝説』の予告が掲示されていた。

月組『ロミオとジュリエット』で使用された衣装や小道具ともにに、スター達がフィナーレで背負う羽根も飾ってある。あれは、本物の【オーストリッチ(ダチョウ)の羽根】だという。1本60センチくらいのオーストリッチを針金に糸と接着剤で固定し、約60本使って扇のように組み、長さ2メートルのはねを8本ほど後ろに垂らす。雉羽根を使うこともあり、数百万円になるものもあるらしい。

Niagara

トップスター用の背負い羽根はの軽いもので10kg、重いもので20kgになる。トップの責任の重さは、羽根の重さとはよく聞くけれど、本気で重かろう。この背負 い羽根の後方に垂らしている羽根は、「ナイアガラ」と呼ばれていて(正式名称は知らない)、そのナイアガラを、お辞儀のときに、前にバッサーと流し落と し、頭を上げる時に後ろに戻すという連獅子のような見事な振りをするトップスターも多い。

下記サイトによれば、鳳蘭や汀夏子の時代に羽根を背負い始めたようだ。意外と最近だね。

「1970年代の終り頃から1980年代はじめにかけて、トップスターの背中に羽根が生えはじめているといってよいだろう。」
羽根が生えはじめたのは何時? VINTAGE TAKARAZUKA

背負い羽根
スターの背負い羽根
娘役の背負い羽根(バック)
娘役の背負い羽根(バック)