[Zuka] 風共ゆうみ茶

悠未 ひろ Tomo club Tea Party メモ】 会場は宝塚ホテル新館6階 宝寿の間。大劇場最後のお茶会なので参加者が増大し、宝塚ホテルで一番大きな宴会場になったそうです。スクール形式で定員600人。10月6日(日)19時半~21時半。

ともちんは、白のブラウスに黒燕尾を着こなし、衣装部さんが作ってくれたというコサージュを付けて登場。あまりの貴公子ぶりに割れんばかりの拍手と歓声が鳴り止まず、ともちんもちょっと驚いた様子でした。(口調や言葉遣いは雰囲気で書いているので、正確ではありません。)

ともちんが、壇上の席に落ち着いて、アイスティーで乾杯。司会者さんが、トークの態勢に入ります。

プロローグはいかがでしたか

  • せり上がり:最高です!最高!良い気分ですね。

【アシュレについて】

  • アシュレ役は難しい。最初は、魅力的に見えなかったんです。でも、役作りでアシュレのことを見てみると、リアル男性はこんな感じなんだろうなと思ってます。男性も今日、来てくれているのであれですけれど、スカーレットに思わずキスしちゃうところとか、どうですか、男性の皆さん!(会場内爆笑)
  • 南部が負けることを理解しているのは、アシュレとレット・バトラーだけで、本当は頭の良い人なんだろうとか考えています。久しぶりに二枚目の役で、メラニーにもスカーレットにも愛され、好き好き言ってもらえて嬉しいですね。
  • スチールの撮影の時、いままで悪役とか多かったので、強そうなアシュレになってしまった。目力を抑えるようにボーッとして撮影したのが、あれです。
  • ここのところ結婚している役が続いていたので、結婚指輪を買いに行くお店でも覚えられてしまって、買いに行くと、「ああ、宝塚の男役さんね」という感じになっています。今回のメラニー役のみりおんにも買って、自分でラッピングしてみたんです。メラニーのドレスの水色をイメージして、きれいな水色の包装紙でやってみたんですね。渡すときに「ラッピングも見てね」とアピールしたら、とても喜んでくれました。

【アシュレの苦労】

  • (スカーレットのお店でミード夫人の買い物にリボンをかける場面)以前の風と共にでは、リボンのシールだったんです。今回もお稽古はリボンだけれど、本番はシールだろうと思っていたんですね。そしたら、演出助手の先生から、「やっぱりリボンで」って言われたので、「判りました」って言っちゃったんですよ。まぁくん(朝夏まなと)も役替わりでやるので、「ごめんねー、出来るって言っちゃったー」って(笑)。プレゼントの箱をテーブルに置くところは印がついているんですが、花束を置く場所を気をつけなきゃいけなくて。そこに置くと、箱にもここで結ぶという印がついているです。うまく出来るようになりました。
  • 悪役ってキスシーンとかあまりないじゃないですか。今回はスカーレットとのキスシーンがあるんですが、まぁくん(朝夏まなと)との練習では上手くいかなくて。榛名先生からは、「そんなん昔は本当にしてたで。しちゃいな」とのお言葉を頂き、お稽古場で、周りで皆が盛り上がってしまったんですが、そんな見られている中で、できないじゃないですか!それでお稽古中は、劇団の廊下でまぁくんとすれ違いざまに、こうやって、キスシーンのポーズ(ポーズだけね)をするっていうことを、やってました。みんな舞台のためだと理解してくれていると思います(照れ笑い)。
  • 男役が女役をすると、娘役さんの気持ちがわかるそうです。ヴァレンチノの時、(ナターシャ役だった)かいちゃんも「格好いい!」と言っていて、今回もスカーレットのまぁくんが、わたしがメラニーとの結婚指輪をはめていると、「はめないで!」とか言ってくるんですよ。「意味わかんなーい」って言ってますけどね。

【ルネ役について】

  • ルネは9年前にもやらせて頂いて、本当は下級生にやらせてあげたいのですが、今回は9年前と同じではいけないなと思っています。
  • 「故郷は緑の里」の歌を何回も練習して、舞台ではしないんですけど、皆で手を繋いで、円になって歌ったんです。そしたら、巧く歌えたんですけど、涙涙になっちゃって、最後には全員、大号泣で、歌詞が何言っているか判らないんです。その一部始終をせーこ(純矢ちとせ)が録音しているんですよね(笑)。

【銀橋のソロ】

  • アシュレの銀橋ソロ:嬉しいです。でも、薪割りに行くところなので、チョッキなんですよー。アシュレは、今回、新調してもらって、ほかにも素敵な衣装を着ているのに、ソロのところはよりによってチョッキなんです!(笑)。薪割りに行くとき、足どりが軽くて楽しそうに見えるらしくて、先生に「楽しそうに行くな!」って言われたんです。薪割り好きに見えないよう気をつけます。

【フィナーレ】

  • セントルイス・ブルースは、喜多先生がつけた振り付けのままなんです。榛名先生は、振り付けやセリフを覚えていらして、惜しみなくなんでも教えてくれるのが、とても嬉しい。喜多先生を知っているのは、あたしたち83期くらいまでなんですよね。振りだけじゃなくて、喜多先生の心を伝えられるように踊らなきゃいけないと思っています。下級生にも伝えていきたい。下級生も頑張っているので嬉しい。
  • カンカン帽を投げるのは緊張します。
  • セリ下がりは、最高に気持ちいいです。セントルイス・ブルースでポーズを決めて、余韻に浸っていたいんですけど、次のスカーレットが下で待っているんですよ。なので、早く降りなきゃいけなくて、「浸らせてよー」と思うんですけど(笑)。それで下に降りたら、セリに交代でスカーレットが乗るので、さっさと降りなきゃ行けない(笑)。

 トークの後は、握手会→ゲーム→抽選会→思いで振り返り(映像)→ともちんプレゼンツでした。ともちんのプレゼントは、『君はマグノリアの花の如く』フルバージョン。朗々と響く素晴らしい歌声でした。

終わり間際の挨拶で、「わたしは本当に宝塚が好きで。男役が大好きなんです」、「宝塚以外何もできないのに」「退団したらこんなに集まってもらうこともない」とちょっぴり寂びそうになったともちん。続けて、振り払うように、「私これからどうすれば良いですか!?わかったら教えてくださいね!」と会場を和ませていました。

宝塚音楽学校を16~18歳で入って、そこで10数年過ごして、いざ卒業となると、私なら絶対に不安だろうなと、ふっと思いました。美人で有能で人気者でも、不安はあるよね。『My style』に”よく悩む”って書いていたし、ともちん。お芝居で幅広い役をこなしてきたっていうのは、絶対に財産になっていると思います。ありがとう、ともちん!またね!

作業中BGMは、宙組「Amour de 99!!」でした。

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