[Zuka] 星組『ロマンス!!』(2)+前楽

風ちゃんのミュージック・サロンが明日から始まりますね。

2016年10月6日(木)
ディナー 18:30~19:45/ショー 19:45~20:45
2016年10月7日(金)
ランチ 12:30~13:45/ショー 13:45~14:45
ディナー 18:30~19:45/ショー 19:45~20:45

<タイトル>『Princesa!!』
<構成・演出> 藤井大介
<出演者>
(星組)妃海 風
礼 真琴、ひろ香 祐、紫 りら、瀬央 ゆりあ

(休みなしだけれど、がんばれ!)

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さて、星組公演の前楽が当日抽選であたりまして、1階両サイドにある補助席(S席)を初体験してきました。一度、座ってみたかった。900名くらい並んだらしいですが、前楽と千秋楽の当日券は8時半までに並んだ人数からの抽選なので、当たるも八卦、当たらぬも八卦の運次第ということになります。前楽は、当日券は座席券60枚、立見席が140枚。千秋楽はバウ中継500枚があるので、当たる確率は高くなるそうです。

私は入りに行ってから並んだので8時15分くらいに大劇場に滑り込み、整理券番号が737。当選番号は28番。当選は773ひろきのご利益ということにしました(笑)。当日券に並ぶのは初めてだったのですが、意外に前方席が残っている(1階10列●番ですね、13列●●番ですね、とカウンターのお姉さんが読み上げていた)のに驚き。毎回かどうか判りませんが、補助席は当日券用に残してありそうな気配で、諦めずに並ぶのが吉なのでしょう。

1階補助席での観劇は、舞台はやや見切れますが、一段高い位置にあるので観やすかったし、なによりロックンロールエイジの場面で、紅さん、カイちゃん、琴ちゃん達がキメキメではけて行くのを、真向かいで見れました。ラッキー!!

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前楽はサヨナラショーが付く。サヨナラショーは『ロマンス!!(Romance)』を補完する役割を担うものでロマンスと対で観劇して、完成という気がた。現段階ではサヨナラショーを見る事が出来なかった人のほうが多いが、東宝楽は中継で(期待して)、多くの人に観ていただきたい。サヨナラショーは、岡田先生の心憎さが際立っていた。

『ロマンス!!(Romance)』では、当初は『友情』の場面が好きだったけれど、回を重ねるにつれ嵌ったのが、『初恋』の場面。この場面は、北翔海莉というトップスターの清楚さと気品、男役としての香気を引き出すことに成功している。そして妃海風からは、娘役として彼女が持つ愛らしさとひたむきさが溢れて出ていた。

『初恋』では、北翔海莉のストイックな一面を見ることが出来て、私的に見たかったのはこれだという気持ちになった。明るくて賑やかで周囲を笑いに渦に巻き込むのもお得意のみっさまですが、正統派の白い王子も出来る人なのである。そして寄り添う風ちゃんの儚げな姿にキュンとする。結末は悲恋だけれど、みっさまと風ちゃんの美しさにハッとさせられる。

ショー(レビュー)は本人が持つ感性や性格が直球で出るから、トップスターの退団公演に、ショーがあって嬉しい。

そして『友情』の場面。

3つの並んだ扉。北翔海莉に手を握られて飛び出してくる、紅ゆずる礼真琴七海ひろき。新しい時代、未来への喜び、明日へのエネルギー、仲間への信頼、そんなものを顔に、全身にみなぎらせて踊る。ああ、ロマンチック・レビューだ。未来にある何かわからないものを、喜びと慈しみをもって讃える。

黒をバックに、天井から降りてきたシンプルで幾何学的なセットが色とりどりに光る。舞台に置かれた扉をくぐりぬけて全力で飛び跳ねる星組子たち。

北翔海莉の深みのある暖かな声が響く。組子が唱和する。歓びの歌。明日への賛歌。

幸せのとき。

先のエントリで、紅・カイ・琴の3人セットに言及したが、この3人が出ずっぱりなのは、次期の紅・綺咲体制を支えるのは、礼真琴、七海ひろきなのだという明示なのだろう。しかし星組には、壱城 あずさもいるし、如月蓮天寿光希もいるし、十碧れいや麻央 侑希もいる。瀬央ゆりあ紫藤 りゅうも育って来ているので、見せ場を作ってあげて欲しかったという小さな願いを叶えてくれるのが、『友情』と続く『イル・モンド』の場面なのだ。

それでも、個人的には、七海ひろきが、前列で激しく踊っているのを観てしまう。さっきの超然とした美貌の男爵夫人はどこへやら。何度観ても、潔い踊りっぷりに戦慄を覚えながら見惚れる。今更ながら星組に組替え大成功おめでとう。

それから、男役の中に一人娘役で混じっている妃海風が、隣で踊っている礼真琴に負けず劣らず、イケイケで踊っている姿を観てしまう。ここの風ちゃんがあまりにも素敵で。頬を上気させながら、みちこさんみちこさんとさえずる風ちゃん。みっさまの相手役になってくれて、ありがとう本当にありがとう風ちゃん。←立ち位置みちこがわ

この場面のみっさまも常に全力で歌い踊っているので、終わってセンターに立ったときに過呼吸っぽく、よろけているんですが。また舞台裏で酸素ボンベかな・・・。