[Zuka] ベルばら七海茶

七海ひろき Tea Party メモ

宙組公演中の『ベルサイユのばら』関係を中心にお茶会レポを書きました。口調や言葉遣いは雰囲気で書いているので、正確ではありません。会場は宝塚ホテル西館1階 すみれの間。5月24日(土)。七海ひろきさん-かいちゃんは、19時40分くらいに登場し、21時過ぎに終わりました。

かいちゃんは、両肩に金ボタンがアクセントになった肩飾りのある黒に近い紺?のジャケット、パンツにニーハイブーツで登場。(スカイステージでお稽古場情報を見た人には判る、あれですあれ)。また綺麗になっておりました。ほっそりとして、お化粧も上手になって、表情がどんどん変わって洗練されていくので、中堅スター生成過程だなぁと思って、目が離せません。

左列はモンテ・クリスト伯のルイジ・ヴァンパ、左から二番目がWMWのフィナーレ、左から三番目が風と共に去りぬのスカーレットの「明日になれば」の場面、一番右がベルサイユのばらのフィナーレ。

かいちゃん☆舞台写真
かいちゃん☆舞台写真
宙組バウ公演『the WILD Meets the WILD』 -W.M.W.-
2013年7月25日~8月5日 蓮水ゆうや&七海ひろき主演『the WILD Meets the WILD』

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アイスティーで乾杯の後、参加者からの質問に答えるコーナー

【ジェローデルの鬘は暑くないですか】

かいちゃん:正直なところ、暑いですね。わたしは今まで髪を伸ばしたことがないんで、ロングの人って暑いんだろうなぁと。もう髪を伸ばすことはないと思います。ジェローデルはあまり動かないことが多いのですが、アンドレが撃たれて、オスカル様を引き留める場面がいちばん動いて、鬘が乱れますね。パレードの時は暑いです。

【鬘のお手入れについて】

かいちゃん:鬘のお手入れは大変で(笑)、いつも合間にお化粧前の隣の花音舞ちゃんがお手入れしてくれてるんです。大休憩でも時間が無いので、終演後は自分で、やるんですけれど。。

【パンフレットで、「身を引くという選択はしない」と言ってますが…】

かいちゃん:ジェローデルを演じているときは、「自分は身を引かない」と思うときはありますね。自分はそんなに心が広くなくて、人間がそんなに出来ていないので。大人じゃないと思う。ジェローデルさんは、自分の美学を持っている人だと思います。

【七海さんが男役として、相手役にプロポーズしてみてください】

かいちゃん:いまは他の誰かを好きかもしれないけれど、10年後、20年後に後悔させない。私と老後を過ごすのは楽しいと思うよ。長いスパンで考えた場合は良いと思う。だから結婚しよう。(笑)

どよめく参加者。七海さん、初っぱなから飛ばす飛ばす。


【役替わり公演ですが、いかがですか】

かいちゃん:『風と共に去りぬ』でも役替わりだったんですが、男役と女役は全く違うんですよね。今回は男役が二役で、それぞれ演じ分けなきゃいけないので難しいなと。ジェローデルは、何を考えているのか良くわからなくて、大人の男性ですね。自分の中で納得するのが難しかった。生まれながらの貴族はやったことがなくて、東京公演で、でも演じるので、攻めていきたいです。

アランは、平民の入る衛兵隊にいて荒くれているんだけれど、貴族でもあり、演っていて、いったいどっちなんだ、と思うときがあります。

オスカル様は「わたしは年下の男に興味がない」と言っていて。だからアランのイメージは、運動会とかで張り切って、つっかかるのがいるじゃないですか。ガキ大将でぐるぐるして、やるぞーってやっているの。アランは妹や家族のこともあるし、貴族に対して恨みめいたものもあるので、そういうのも考えてやっています。

ひたすら原作を読んでますね。外伝も、最近出たマーガレット載っているのも読んでます。出番の前に原作のコミックスのページをめくって、「今ここの場面」と思って出ます。

かいちゃん:ジェローデルは、身を引くのも美学なので、ジェローデルの場面は4場面あるのですが、彼の美学を大切にしたいですね。原作の番外編(新作 ベルサイユのばら エピソード2)で、ジェローデルとオスカル隊長の出会いの場面があるのですが、子ども頃、オスカルに出会って「チビだな」って言われて、近衛隊に入って「あなたより大きくなりました」と言うんです。ジェローデルにとってオスカル様は幼い頃からの憧れなんだなと。

アランは竹を割ったような性格なんですけれど、ひねくれていて、突っ走る。オスカル隊長を尊敬して、この人について行こうと思っている。番外編でアラン編があって、アランはオスカルが死んだ後、「あの方」と呼んでいて、美化されているんでしょうね。

テレビアニメの『ベルサイユのばら』では、アランが最後に農夫となっていて、作者の池田理代子先生がそれを見て、アランには軍人として生きて欲しいと、『エロイカ-栄光のナポレオン』で軍人として生きたアランを描いたそうなんですね。そういう作者の思いを大切にしたいと思って演じています。

司会:アランとジェローデルは七海さんに似ていますか。

かいちゃん:どちらもないと言えばないですね。毎日、違う感情が生まれます。どっちもどっちかなぁ。

三部会の場面では、ジェローデルは良いところ取りというか、収めて颯爽と去って行く。去って行くときにオスカル隊長のことを思いながら去ろうと。アランが2幕で歌う「PaleRose(蒼きバラ)」は、オスカル隊長へのアランの失恋ソングと思ってます。「見守る愛」ですね。


【フィナーレ】純名ちとせ(せーこ)さんとのデュエットですが。

かいちゃん:せーこちゃんとは同期で、空気が似ているんですね。フィナーレのデュエットの練習でも振り覚えが遅くて、「遅取りチーム」と呼ばれていました(笑)。せーこちゃんは可愛いですよね

司会さん:軍服がお似合いですが…

かいちゃん:軍服は似合ってないんですよね(苦笑)。日々がんばらないといけない。立ち方に気をつけたり、ですね。気持ちが先行すると変な立ち方になっていたりする。着こなしは気合いです。

司会さん:今回はジェローデルとアランの両方にソロがありますが、銀橋で歌う気分はいかがですか。

かいちゃん:(うーん。ちょっと考えていた)緊張と違って、役として歩きながら歌うのがこんなに難しいとは思わなかった。ショーとはまた違っていて。お客様に喜んで頂けるように日々大事に歌いたいです。どちらも素敵な歌なので。

【百周年記念祭典について】

かいちゃん:タカラヅカファン時代は天海さん一途だったので。百周年記念祭典では舞台稽古を見ました。皆さん、個性が強くて凄く自由だなぁと思った。自由にやって良いんだなぁと。見ていて飽きなかったです。

式典の時に、同期会をやっていて写真を見たら、奥さんになってたり、完全に女性に戻っていて、なんだか時が止まってるみたいに感じました。フェアリーですから(笑)。89期の同期も少なくなって、残り12人くらいで、最後まで残るのはちょっとなぁと(笑)。


合間に握手会、抽選会があり、21時過ぎに七海さん退場

【退場】参加者からのプレゼントは、いつも通り同期の妃乃あんじさんの南三陸町支援活動のためのプレゼント用貯金に。

この日は、登場時の乾杯の音頭の時から、男役の低い声になったなぁと思っていたら、バスティーユの場面で叫びすぎて、喉を少し痛めたそう。終わり間際には更に低いハスキーヴォイスになって、その声で締めくくりの挨拶をしたので、♡♥♡かっこいいと♡♥♡色めき立つ参加者たち。

家に帰ってから、ファンからのお手紙を読んで泣いてしまう事があるという、かいちゃん。「皆さんが喜んでくれるから、舞台に立っていられるようなものです」と笑顔になる。「自分も舞台を楽しもうと思ってますけれど」と言いつつファンへの感謝を繰り返して「これからも男役を追求していきたいと思います」と締め、「愛してるぜ、みんな」と投げキッスして退場(場内は阿鼻叫喚の渦に)。


【こぼれ話】某所でのレポを読んでいると、「みんな、よく見てるなー」としみじみ思う。

  • アイスティーのグラスを、飲み口のところを手で覆ってわしづかみ♥♡
  • ストローを口に持っていくのではなく、口をきゅっとしてストローに寄せる。←口笛吹くような口をして、顎をやや上方に突き出すのは、かいちゃんのクセですね、きっと。
  • 歌劇一月号に掲載された初のお正月ポート。「袴姿がとても素敵ですよね」と司会の方に言われ、「いやいや」と苦笑しながら即座に首を振る。←さりげなかったけれど、自分では合格ラインに達してません、という顔つきだった。
  • 司会さんに「マドモアゼルゲーム」をしますと言われ、「マドモアゼル…マドモアゼル…??」と、なんだそれ的に、♥♡低音ハスキーヴォイス♥♡で呟くかいちゃんを見つめる参加者達。
  • 私物プレゼントのアロマキャンドル。ボソッと「たまるいっぽうで…」。
  • 先週のオフは買い物に行った。誰かのためにプレゼントを買うのが好き。

七海ひろきさんは、心根が美しい人だなぁといつも思います。自分なりに解釈した役作りで勝負してもらえればファンとしては嬉しい。歌も真情がこもっていて、うまい下手と言うより、「心に響く」歌い方で、私は大好きですね。

七海ひろきお茶会
七海ひろきお茶会