宝塚市長選挙の公示が4月4日に行われました。3期・12年間務めた中川智子市長が任期満了で引退を表明。立候補者は新人4人とのこと。投票日は4月11日です。
- 宝塚市長選挙告示 4人が立候補|NHK 兵庫県のニュース
- 宝塚市長選挙 立候補者情報について|宝塚市公式ホームページ
中川智子様、12年間、お疲れ様でございました。ありがとうございました。
初めてお名前を聞いたのは、社会民主党の衆院議員でいらした時の国会質疑が何かです。社会民主党・市民連合の議員として薬害エイズや薬害ヤコブなどの薬害問題を担当され、厚生労働委員会などで積極的に関わられていた。
それが私が関東から地元の宝塚市に帰ってきた2010年には中川さんは宝塚市長に就かれていて、驚きました。それまでの宝塚市長が二代続けて収賄で逮捕され、失職したあとを受けての市長就任でした。
「土井チルドレン」とも呼ばれた中川さん。宝塚市は故・土井たか子さんの地盤のひとつでした。中川さんは無所属で出馬され、多くの市民の支持を得てこられた。
中川市政では、学校給食の自校調理場方式をとって充実を図ったり、同性パートナー認定制度を作ったり、土俵上の女人禁制について見直しの議論を呼びかけられたり、市民ボランティアや市民活動の啓発も活発でした。人権や福祉、男女平等を意識した政策が多いところを支持していました。
宝塚歌劇団100周年の2014年には議員提案による「歌劇のまち宝塚条例」が交付・施行され、宝塚歌劇市民貸切公演が始まるなど宝塚歌劇団との関係も深まりました。
宝塚ガーデンフィールズ跡地の一部に、宝塚市文化芸術センターを開設する政策も、宝塚歌劇や手塚治虫記念館、公設民営映画館「シネ・ピピア」のある宝塚市を宝塚市を文化芸術の街として特徴づけるもので、目指す方向がはっきりしていました。
パンデミック・コロナ渦の状況でも情報を正確に提供することに務められていた。
次の市政も中川市政で作り上げられた宝塚市の特色を尊重し、引き継いでもらえるものでありますように。
女性市長、孤独だったけど 主婦時代から「わきまえず」:2021年2月25日:朝日新聞デジタル https://www.asahi.com/articles/ASP2S4V1XP2JPIHB012.html
中川智子・宝塚市長:時事ドットコム
https://www.jiji.com/sp/v2?id=20150603top_interview34_65
同性パートナー認定制度、宝塚市が開始 全国で4例目:朝日新聞デジタル https://www.asahi.com/articles/ASJ504FQMJ50PIHB012.html
【関西の議論】汚職、放火、高級住宅街「宝塚市」がブランド維持に頼る「歌劇」「手塚治虫」「市制」トリプル周年 – 2014.4.27:産経WEST https://www.sankei.com/west/news/140427/wst1404270061-n1.html