[movie] 『ALWAYS 3丁目の夕日』

2/4に『ALWAYS 3丁目の夕日』を観てきました。とても良い映画でした。映画館を出るとき、明日に希望を持って生きて行けそうな明るい暖かいいい気持ちでした。
原作は、西岸良平の漫画『三丁目の夕日』。昭和30年代の夕日町3丁目に住む人々と様々な出来事をほのぼのと描いた1話完結型オムニバス形式で、ビッグコミックオリジナルに長期連載中。
映画は、夕日町3丁目という舞台と登場人物たちをとても上手に絞って、原作にある独特のほのぼの感と人情味を出しながら、新しい世界を創り出しています。三丁目に住んでいる人たちは、いわゆる「庶民」で、辛いことも上手くいかないこともあるけど、でも毎日、一生懸命働いて、生きていて、明日を信じて、希望を持って夕日を見あげています。
戦後から13年。ようやく町が元気になってきた昭和30年代初期を感じました。

監督・脚本も秀逸。

東京の夕日町3丁目にある鈴木オートに青森から、集団就職で星野六子(堀北真希)がやってきました。鈴木オートは、鈴木一家が営む自動車修理工場です。工場長のお父さん(鈴木則文:堤真一)、お母さん(鈴木トモエ:薬師丸ひろ子)、一人息子の一平くん(小清水一輝)が住む工場に六子も住み込んで働くのです。

 東京タワー建設中の昭和33年春、六子は、夕日町3丁目で、鈴木一家と小説家志望の茶川竜之介(吉岡秀隆)やタバコ屋の元気なハイカラばあちゃん太田キン(もたいまさこ)、医師の宅間先生(三浦友和)などさまざまな人々に囲まれて新しい暮らしに踏み出しました。
 一方、鈴木オートのお向かいに住む駄菓子屋の茶川竜之介(吉岡秀隆)は売れない小説家。様々な文学賞を目指しては落ち、駄菓子屋と子ども雑誌に原稿を書いて暮らしています。そんな茶川竜之介に、居酒屋のおかみ石崎ヒロミ(小雪)は身よりのない子ども(古行淳之介:浦賀健太)を預かってくれと頼みます。

  • 監督・脚本・VFX 山崎貴
  • 原作 西岸良平
  • 主題歌 D-51「ALWAYS」