[diary] COVID-19パンデミック雑記(29)感染リスクが高い行動とは

病床使用率が100%を越えている都道府県は黒です。東京都154%、神奈川県110%、千葉県106%、埼玉県121%、愛知県113%、大阪府105%

画像をクリックすると「新型コロナウイルス対策ダッシュボード」のページが開きます。


緊急事態宣言の発出の要請

昨日、病床使用率が100%を越えている首都圏1都3県(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県)の知事が、新型コロナウイルス対策の特別措置法に基づく緊急事態宣言の発出を速やかに検討するよう政府(西村新型コロナ対策担当大臣兼経済再生担当大臣)に要請したとのニュースがありました。

この要請に関して本日、協議が行われ、明日4日の菅首相の年頭記者会見で説明が行われるとのこと。

昨日の西村大臣のTweetでは、直ちに行うべき措置として、

  • 飲食店の時短営業を20時まで(酒類提供は19時まで)
  • 都民・県民に20時以降の不要不急の外出自粛要請を行うこと
  • 事業者の皆様には協力金を拡充し支援

感染ハイリスクは、マスクを外して食べて喋って歌う

フードサービスがやり玉に挙げられるのが管理栄養士の有資格者としては、ほんとにキツイところですが、飲食店が感染ハイリスクというのは、国内外で検証がなされつつあります。

11月10日、米スタンフォード大学の研究チームは、英科学誌「ネイチャー」のオンライン版に、セルフサービスではなく、店員が注文を取ったり料理を運んだりといったサービスを提供するレストランが最も感染リスクが高い、とする論文を発表した

感染リスク高い場所は断トツ「レストラン」 会食リスク 9800万人のデータで判明 (4/4)  2020.12.2|AERA dot. (アエラドット)

 

飲食店では、
(1)食べるためにマスクを外す
(2)連れがいると食べながら会話をする
(3)飲酒を伴う飲み会やパーティは、大人数になりやすい+長時間化しやすい+注意力が散漫になりやすい+顔を密接させて話して飛沫を飛ばしたり+大きな声で飛沫を飛ばしたり、しやすい。

以下のような例があります。お店側は、「体温チェックや手の消毒、何度も換気してテーブルやマイクの消毒も行った」と話しているそうですが、マスクを外して食べて喋ること、カラオケなどで歌うことが感染ハイリスクなのです。

(略)飲食店で、新たに20人の感染が判明し、計23人のクラスター(感染者集団)が発生した。飲食店には市内外から約40人が集まり、クリスマスパーティーを開いていた。
関係者によると、パーティーは(略)音楽愛好家らが集まり開かれた。個人やグループ9組が約2時間半、楽器を演奏したり歌ったりした。

登米・飲食店クラスター パーティーに40人参加 | 2020年12月12日 河北新報オンラインニュース

 

マスクを外して食べて喋ること、カラオケなどで歌うことが感染ハイリスクのため、飲食店以外のキャンプやバーベキュー、ホームパーティーでもクラスターは起きています。

先月中旬に、会食に参加した37人のうち17人の感染が確認され、クラスターが発生したとしています。(略)パーティーは、さまざまな銘柄のワインを楽しむ「ワイン会」と称して開かれ(略)、参加者によりますと料理は大皿で提供され、それぞれが取り分けていたということです。

新型コロナ17人集団感染は医師開催のホームパーティーで 茨城 |2020年12月16日  NHKニュース 


マスク会食とは

マスク会食という新語が話題になりましたが、厚生労働省のこのポスターのように飲み会でマスクをして乾杯って現実的に出来ますか?幹事が呼びかければやるのだろうか。

会食の際は「静かなマスク会食」をお願いします。

苦肉の策なのは判る。でも至難の業じゃないのか (^_^;)。すぐにこうなりそう。

感染リスクが高まる「5つの場面」大人数や長時間におよぶ飲食

昨年12月にクリスマスディナーショーに行った身としては、会食や連れがいる場合は、料理に手を付ける直前までマスクをし、食事中の会話はハンカチで口元を抑え、食べ終えたらマスクする。食べるときだけマスクを外し、会話の時はマスク着用というのが最大限の努力ですね。

私が感染こわいなと思った瞬間は、11月に東京に行った際、夜8時半ごろビストロで食事をしていたら、隣のテーブルに顔を赤らめたスーツ姿の4人組が座り、座るなりマスクを取って、大声で店員さんを呼んで注文し始めたときです。こういうのも知識と訓練がいると思った瞬間でもあります。

飲み会や食事会をするなら、家族や状況をよく知っているいつものメンバーで少人数・短時間体調に異常を感じた場合は自宅で休む。感染者が増えると外食自体が感染リスクになります。感染対策は地道なことからコツコツと!


→(補足)帝国ホテル大阪のディナーショーでしたが、ホテル側の真摯な努力を体験いたしました。通常のディナーショーの定員の半分以下。食事会場は2箇所あり、テーブルの人数は4人程度。テーブルとテーブルの間は2メートルほど離してありました。ホテル側はすべてマスク着用。食事会場とショー会場は分けてあり、それぞれの会場での滞在時間は最大1時間半です。換気も最大限、行われていると察します。
→(蛇足)ディナーショーでは、贔屓の所属事務所から相変わらず、しつこい嫌がらせを受け、12月いっぱい、落ち込んでふててました。※ご本人は籠の鳥です。