[dairy] すみれ・ミュージアム

宝塚市立文化創造館に設置されている【すみれ・ミュージアム】に行ってきました。宝塚市立文化創造館は、宝塚音楽学校旧校舎を宝塚市が譲り受けて、公益財団法人宝塚市文化財団が運営しているものです。すみれ・ミュージアムは2階にあり、入場料は300円。

常設展示は、61期~98期までの集合卒業写真と今まで上演された公演ポスター約800点である。現在の企画展は、「宝塚歌劇ができるまで~テクニカル編~」というもので、2011年宙組「NICE GUY!!」のお稽古の流れをおった30分ほどのドキュメンタリー番組の上映がメイン。言葉は大意で、正確ではありません。

始まりは、凰稀かなめが、「NICE GUY!!」第4場で歌うソロのレッスンを、歌唱指導の矢部玲司から受けているシーン。歌唱指導は、生徒の必要に応じて声の出し方から、役のイメージにあった歌い方をふくらませるなど幅広い役割を担っており、矢部氏自身は、ボイス・デザイナーと呼んでいるらしい。

作・演出はショーを担当することが多い藤井大介。公演初日の約40日前にキャスト集合(お稽古初日)なので、その2か月くらい前にスタッフを集める。「クラシコ・イタリアーノ」と「NICE GUY!!」集合日は、2011年8月25日だったもよう。ショーは台本があるわけではなく、形のないものをイメージをふくらませて作っていく。各組の個性に合わせた作品を心がけ、あとトップスターのファンになるのがコツ。

9月3日。キャストごとの振り付け。蒼羽りく(YAMATO)と伶美うらら(NADESHIKO)の指導をする若央りさ。

9月13日。振り付けの御織ゆみ乃。第14場ジャズのメドレーで総踊りの場面。大勢の振り付けするのが好きで、80人分の名前を書くだけでも、大変だけど、この人がこう動いてって考えて実際に動いてみたときが楽しい。

ここまでで、大空祐飛に野々すみ花、凰稀かなめ、北翔海莉、悠未ひろ、十輝いりす、蓮水ゆうや、鳳翔大などのレッスン風景が次々出て来て、「NICE GUY!!」はDVDでしょっちゅう見ているので、一緒にリズムをとってしまった。他の人もいたので声は出しませんでしたが。

10月2日。通し稽古が終わって、組長の寿つかさ。ここまで出来たところで、出来ていないところが見え始める。ここから初日までに、出来ていないところをどうやって埋めるかをみんなで相談していく。この時は、10月7日(金)が初日。

再度、藤井大介。衣装をつけて舞台稽古をしてみないと判らないところがある。何回も見てくれると嬉しい。

というような感じで30分。良い舞台を作るって大変なことだとしみじみ思いました。大劇場から徒歩10分弱なので、興味のある方は観劇の際に立ち寄ってみてはいかがでしょう。4月16日まで。昨年は「デザイン編ー大道具・小道具・舞台機構・照明」もあったようです。

宝塚歌劇ができるまで~テクニカル編~
2012年10月18日(木) ~2013年4月16日(火)
「宝塚のツボ 舞台ができるまで」~稽古場編~
【上映スケジュール】●10:30~●12:30~●14:30~
宝塚歌劇のできるまで