宙組『翼ある人びと』梅芸DC公演、千秋楽おめでとうございます。某所情報だと、DVD化もほぼ決定したそうで、めでたいことです。
公演の感想もあるんですが、トークショー(2/10)のレポを先に。
メンバーは、司会の鈴奈 沙也副組長(あゆみさん)、緒月 遠麻(キタさんこと先生)、朝夏 まなと(まーさま)、伶美 うらら(うらら嬢)、凛城 きら(りんきら)、松風 輝(まっぷー)の6人。
あゆみさんの「楽しいメンバーで、楽しいトークショーを始めたいと思います」とのお言葉に、なぜかメンバーから失笑がもれる。←これは客席からも。なんていうのか、「きっとぐだぐだなんだろうな~♡」という予感が漂っていました。
あゆみさんが、観劇に来ていた月組メンバーに「志を同じくする仲間が見てくれるのは嬉しい」と挨拶して、トークショーメンバーに自己紹介を促す。
まーさま「ヨハネス・ブラームス役の朝夏まなとです。3日目でちょっと地に足が着いてきた感じです。最初は緊張してやっと」とまーさまが話すと、なぜか隣のロベルト・シューマン役のキタさんがくすくす笑っていて、まーさま「なぜ笑うんですか、先生」とぷんすか。キタさんは、ブラームスの師匠役なのでトークショーの間中、「先生」と皆から呼ばれていました。くすくす笑うキタ・シューマン先生とぷんすかまーさまが、可愛いかったです。
あゆみさんに「ブラームスとの共通点があるか」と聞かれたまーさまに、隣のうららちゃんが、「「もじゃもじゃですよね」と話しかけた。もじゃもじゃ??と盛大なクエスチョンマークが、すべての人の顔に浮かぶ。
うらら嬢、まーさまの頭を指して、「髪の毛が…もじゃもじゃ…で」。まーさまは何か察して、「天然なんですよね(笑)。ちょっと通訳さん呼んでー」とチャチャを入れる。結局、「本当のブラームスはもじゃもじゃだけど、朝夏さんは素敵ですよね」という趣旨の発言だったことが判る。周囲が意図を察するまで、おっとりと構えているうらら嬢は、正真正銘の天然娘役かもしれないとせんりつをおぼえまふた。
まーさま「ピアノは子どもの頃から。ブラームスは難しいですね」ということで、今回も生演奏が聴けます。違うところは、「あたし自身、無口じゃないので~」。あゆみさん間髪入れずに、「存じております」。←爆笑
次に、ロベルト・シューマン役の緒月・キタさん。「まだ緊張しています。うーん」。
「先生は、ピアノは?」とあゆみさん。
キタさん「きゃっ☆」←きゃ?「すっごいですよ、あたしっ」←ジマン?と思った瞬間にキタコレ。
「音楽学校時代、ビリでした(ドヤッ」。←場内爆笑。さすがキタさんトーク☆
あゆみさん「さすが先生!極めていらっしゃる!良いんですよ、作曲家だから!」←ナイスフォローw
クララ・シューマン役のうらら嬢は、ゆるゆると舞台への抱負を話し、ピアノはやはり子どもの頃から習っていたそうで、演奏場面がたくさんあるので、なりきれるところがあるかな、、みたいな事をぽつぽつ、ゆるゆる呟いていました。まーさまに「関西弁がでませんね」と言われて、「え??」みたいな顔をするうらら嬢。←予想外のことを言われて反応できていなかった。「普段のお稽古で関西弁がでないね」と補足をされて、ああ、みたいに頷いていました。
続いて劇中のベートーヴェンのあの髪型っぽい鬘とお衣装姿のりんきらが挨拶。「ベートーヴェン?役の凛城 きらです」と言っただけで会場から笑い声が沸き上がって、嬉しいような困ったような顔をするりんきら。教科書によく載っているようなベートーヴェンの写真を見て、気合いを入れているので、検索してくださいとのこと。
あと2幕のカヌーの場面で、「すみません、みんな真剣な場面で、カヌーを漕いでいて」と遠慮がちに言い出す。←座って漕いでいるときは普通の釣り人なんですが、その後は…まぁ(笑)。りんきらのベートーヴェン?の鬘は乱れ髪(ぼさぼさ)っぽいんですよね。ヨハネスとの会話も、妙に可笑しくて、シリアスなんだけど、ちょっとコミカルな感じもするベートーヴェン?さんでした。りんきらの演技と演出の上田氏のセンスがマッチした、面白い人物(本当はヨハネスの妄想)です。
まっぷーは、「オットー・ヴェーゼンドンク(ジュネーブの銀行家)ほか、たくさんやらせて頂いています」と言ってました。うんうん。はじめの酒場の場面でヨハネスに絡む酔っ払いや謝肉祭で「じゃまだぜ、おっさん!」という通行人役でもいた(笑)。最後はルイーゼ(すみれ乃 麗)の旦那様だから美味しいかも。ルイーゼの夫役の時はメガネをかけたのだけど、最初に選んだメガネは上田先生に「冷たく見える」と却下され、「真面目で純朴なイメージ」と言われて、丸めがねにしたそうです。あゆみさんは、「メガネ一つで印象が変わるわね」とコメント。
最後に、あゆみさんが「翼があったらどこに行きたいか」という質問を 出しました。
うらら嬢「寒いので、南国でぬくぬくしたいです」。
まっぷー「ウユニ塩湖に行きたいです。ボリビアにあるんですよ」。←ちーさまと一緒だ。
りんきら「海の上を飛びたい。落ちたらカヌーで」。←いや、「あの」カヌーは、浸水するってw
まーさま「いけるとこまで行ってみたい!宇宙まで」。
キタさん「 「高いと怖いと思うんです。みんなの目線ぐらいの所を飛びたい。梅田辺りを」。←まーさま「緒月さんの長さが!目線の辺りを!みなさん見かけても話しかけないでくださいね」←場内爆笑☆。
その後、100周年の抱負を一言ずつ言ってましたが、まずキタさんが「皆さんと盛り上がるぞ」、まーさま「100周年の年が始まったな。最初がこの作品で幸せ」、りんきら「運動会に出られるという喜びが」、まっぷー「舞台を盛り上げられるような存在になりたい」、うらら「このメンバーで出させて頂けて幸せです」というような、意外と真面目なトークショーでした。
(うらら嬢が天然娘で、ギャップ萌えしました)。
■主演・・・朝夏 まなと
『翼ある人びと―ブラームスとクララ・シューマン―』
作・演出/上田 久美子