【兵庫県立美術館】は、阪神淡路大震災で被災したため、平成14年4月に現在の場所【地図】に新設移転しています。その位置づけは、『震災からの「文化の復興」のシンボル』。基本理念は、『芸術を通じて”人間の心の豊かさを」を取り戻そう』です。
兵庫県立美術館から王子動物園までの道は、「ミュージアムロード」【地図(PDF)】という愛称です。JR灘駅の高架下には、カエルの絵がペインティングされています。反対側は、【王子動物園】が中国からレンタルしているパンダのタンタン。
カエルはなんでしょう。
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【兵庫県立美術館】に近づくと、屋根の上に紅白のトンガリ帽子をかぶった、黄色と緑の縞模様カエルが鎮座しているのを発見!愛嬌のある笑顔で目立ちまくっているカエル。その名は、巨大カエル・オブジェ“美かえる” 【PDF】。天使ミカエルと、阪神大震災からの復興、持ち帰る、振り返るなどの意味が込められているそうです。
制作は、巨大アヒル(ラバー・ダック)を作ったオランダ人アーティストのフロレンティン・ホフマン氏。【兵庫県立美術館】の蓑館長が美術館のシンボルとして、制作を依頼したとか。
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お目当ては、「奇跡のクラーク・コレクション-ルノワールとフランス絵画の傑作」展と「マリー・アントワネット物語」展です。
「奇跡のクラーク・コレクション-ルノワールとフランス絵画の傑作」展は、クラーク美術館(Sterling and Francine Clark Art Institute)から、ルノワール、モネ、ドガ、ピサロなどの19世紀フランス絵画印象派の有名どころ73点が展示されています。【→奇跡のクラーク・コレクション みどころ】
印象派は、色使いが豊かで、明るいところが好き。ルノワールは、全体の構造の中での配色や色を置き方、光のあて方が、鮮やかで涼やかで、素晴らしく巧い。こういう名画展を開催できる日本という国というのは、(なんだかんだ言って)豊かなところですよね。
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