兵庫県神戸市にある有馬温泉に行きました。有馬温泉は日本三古湯のひとつだそうですが、下調べはあまりせず、温泉のみがお目当てです。宝塚大劇場との位置関係はこんな感じ→【観光案内】via.【有馬温泉観光協会公式サイト】
よく道が判らないまま、有馬温泉街の太閤通から湯本坂を歩いてみました。「太閤通」でキーワード検索してみたら、名古屋にも太閤通があるのですね。有馬温泉の太閤通は、豊臣秀吉が有馬温泉を愛好し、千利休らを伴って頻繁に訪れ、温泉や町並みを整備したというエピソードに基づいて名付けられているそうです。
湯本坂は、クラシカルな建物が並ぶ通りですが、この通りだけではなく温泉街一帯で、建築デザインに統一感が出るようにしているのか、全体的に和風の建物が並んでいました。てくてく歩くのには、良い風情です。連続の猛暑日で、暑かったけれど後で温泉に入ると思えば我慢できました。
有馬籠は、有馬の伝統工芸品で、その茶籠を、豊臣秀吉や千利休が茶会で愛用したという資料も残っているそうです。現在有馬温泉では、竹芸有馬籠くつわが、唯一製造販売を行っている店とか。お店に入ると、職人さんが竹を編んでいました。手の込んだ竹細工はややお値段が張るので眺めるだけにして、お土産用に耳かきやマグネットを購入。【お店のサイト→有馬籠くつわ】(兵庫県伝統工芸品指定)
有馬籠で購入した「魔がサル」のお守り。鈴がついているので落としたときに判るように、【ほぼ日のいい扇子】につけてみました。扇ぐときは、鈴がチリンチリン鳴らないように、魔がサルを手で握りしめています。 |
有馬人形筆は外から眺めただけですが、「穂先を下にすると、人形が飛び出し、置くと軸の中に人形が隠れる、からくり筆」です。ここも、やはり有馬温泉で唯一のお店です。”約450年続く伝統の逸品”(兵庫県伝統工芸品指定)で、【兵庫県物産協会】でも販売されています。
その(2)に続く。