[diary］COVID-19パンデミック雑記（4）感染拡大スピードが早い

パンデミック雑記はまだ続いてます。主な用途は自分と家族向けまとめです。長いと言われたので2回に分けました。→COVID-19パンデミック雑記（5）常識はずれな感染症

がんばるしかないんだけれど、日本のゆるゆるの自粛でも、仕事や商売はどうなるんだろう経済の行く末は、と誰しも気になるところで、緊急事態宣言の一部解除も検討中ですね。

パンデミック対策という大きな観点=マクロ・レベルで見れば、超高齢化社会の日本が感染者数も死者数も抑えられている。個人というミクロ・レベルでいうと家族はおかげさまで感染を免れている。感謝しかないです。

医療機関と医療従事者の方たち、それからライフライン、インフラなど社会を支えてくれている人達がいるからまいにちの生活が成り立っていることを実感する日々です。

昨年12月に中国の武漢で集団発生していると報道された謎の肺炎、新型コロナウイルスによる感染症。最近は「コロナ」だけで通じるのかな。このブログで、疾病名は新型コロナウイルス感染症またはCOVID-19と記載しています。

2月11日に世界保健機関（WHO）が新型コロナウイルスによる感染症を「COVID-19」と命名しました。COVID-19の「CO」は「corona」、「VI」は「virus」、「D」は「disease」、「19」は「2019」。直訳ではコロナウイルス疾患2019です。そのまんまね。

SARS-CoV-2は、COVID-19を引き起こすウイルスの名称です。日本語では新型コロナウイルスと呼ばれているウイルスで、国際ウイルス分類委員会（International Committee on Taxonomy of Viruses）が命名したそうです。

新型コロナウイルス（SARS-CoV-2）と新型コロナウイルス感染症（COVID-19 ）についてまだ判明していることは少ないです。報道されている内容でも、「可能性が高い（多分事実）」、「可能性がある（もうちょっと研究報告が必要）」、「おそらく（まだまだ判ってない）」とかそんな感じです。

判っているのは感染拡大スピードが早いこと。日本時間5月13日午後3時の時点で感染者数は428万人、死者は29万人を超え、210か国に広がっている。

欧米では外出や経済規制などのロックダウン（都市封鎖）を段階的に解除する動きが出ています。日本でも緊急事態宣言を39県で解除する検討が明日（14日）なされるそうです。

まだ新型コロナウイルスについて不明なことが多いので、現状で判明しているウイルス動態の特徴や感染経路への対症療法の例を【専門家会議「新しい生活様式」の実践例】という形で示しています。緊急事態宣言解除後の個々の感染予防対策がピンポイントで例示されています。

新型コロナウイルスの感染スピードが早いのは、無症状の感染者が多く、対策が取りづらいというのが要因のひとつでしょう。

誰が感染しているのか、どこで感染するのかわからない。移らない注意だけではなく、移さない注意が必要。だから「Stay at Home」となるんですよね。

👉国立国際医療研究センターの忽那賢志先生のブログで関連記事が読めます。

これまでの感染症の常識からは考えにくいことですが、新型コロナは発症前から感染性があるようです。（症状がない人もマスクをつけるべきか？4/26(日) ）

無症状や軽症の感染者の中で、急激に悪化し重症化する患者が存在するというのもCOVID-19 の病態の特徴です。緊急事態宣言による自粛期間中に、その厄介さがどんどん明らかになってきました。

※情報は臨床医や看護師などの専門職か研究者のブログや記事、書籍、それからニュースサイトから入手しています。多忙な方々がSNSやブログで最新情報を流してくださるのをありがたく貴重に思ってます。テレビはNHKスペシャルかクローズアップ現代＋がおすすめです。

👉国立国際医療研究センターの忽那賢志先生のブログ

👉政府対策本部の専門家会議や厚労省クラスター対策班等の関係者で組織された専門家の有志の会の【Twitter】 / 【note】

👉Webナショジオ：【究室特別編：新型コロナ、本当のこと】/ 神戸大学大学院保健学研究科教授　中澤港先生。インタビュアーは川端裕人さん。